【今回観た映画】

キングダム 運命の炎(2013日)

ブラック アンド ブルー(2019米)

キャラクター(2021日)

チケット・トゥ・パラダイス(2022米)

がんばっていきまっしょい(1998日)


愛がこわれるとき(1991米)

フレンチ・ラン(2016仏・米・英・盧)

リクルート(2003米)

宇宙怪獣ガメラ(1980日)

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017米)




キングダム 運命の炎 ★★★★☆

2023日。130分。佐藤信介監督。原泰久原作・脚本(共同)。山﨑賢人。吉沢亮。橋本環奈。清野菜名。満島真之介。岡山天音。真壁刀義。三浦貴大。杏。山田裕貴。吉川晃司。髙嶋政宏。要潤。加藤雅也。高橋光臣。片岡愛之助。山本耕史。長澤まさみ。玉木宏。佐藤浩市。小栗旬。大沢たかお。


春秋戦国時代の中国。


秦の若き国王・えい政(えいせい)の元、天下の大将軍を志す少年・信(しん)は100人隊を率いることになり、王騎(おうき)将軍から「飛信隊」の部隊名を授けられる。



シリーズ第3作。本作も面白かった。大作だけど短く感じた。


出演者も豪華。特に大沢たかおと杏が印象に残った。


次回作も楽しみ。


吉川晃司は、またこういう役なんだと思いつつ、やっぱり格好良い。





ブラック アンド ブルー ★★★★☆

2019米。178分。デオン・テイラー監督。ナオミ・ハリス。タイリース・ギブソン。フランク・グリロ。マイク・コルター。


故郷のルイジアナ州ニューオーリンズで、新人警察官として働き始めた退役軍人のアリシア・ウエスト。


しかし、黒人というだけで理不尽な扱いを受けたり、不当な差別を受けたりする日々が続いていた。


ある時彼女は警察官がが麻薬の売人を殺害する場面を目撃してしまい、口封じのために同僚の警察官から追われる身となってしまう。



流れが自然で引き込まれる。


設定はありがちながら、その分突飛ではないので、アメリカなら有りうるかも?と思わせるリアリティがある。


細かい突っ込み所は無くはないんだけど、(“マウス”が捕まる辺りや、警察署に侵入出来てしまう所など)映画だしこれくらいなら許容範囲。


アリシアはピンチの連続で、最初から最後までハラハラし通しだった。


追い詰められてから、最後の大逆転は見事。


あまり有名な映画ではないようだけど、これは良かった。傑作。





キャラクター ★★★★☆

2021日。125分。永井聡監督。菅田将暉。Fukase(SEKAI NO OWARI)。高畑充希。中村獅童。小栗旬。


漫画家を夢見て努力を続けるが、アシスタント生活から抜け出せない山城圭吾。


彼の欠点は“キャラクターが作れないこと。”


ある日、一家殺人事件とその犯人を目撃してしまった山城は、警察には「犯人を見ていない」と嘘をつき、自分だけが知っている犯人をモデルにしたマンガ「34」を描いて大ヒットさせる。


しかし、「34」を模倣した殺人事件が発生する。



最近の映画にしては殺人シーンが激しめ。


気味悪い部分もあるんだけど、話が面白くて引き付けられた。


山城圭吾が警察から離れて一人になったところを刺されたり、突っ込みどころはある。


(普通、警察はすぐ追いかけるだろう!と)


でもそれほど多くはないし、本作の現実離れしたストーリーを考えたら許容範囲かと。


引き付けられたのは、役者も良かったせいだと思う。


菅田将暉や小栗旬、中村獅童、高畑充希といった主要キャラはみんな良かった。


Fukaseはさすがにうまくはなかったけど、悪くなかった。





チケット・トゥ・パラダイス ★★★☆☆

2022米。104分。オル・パーカー監督・脚本。ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニーち主演・製作(共同)。ケイトリン・デヴァー。ビリー・ラード。


20年前に離婚した、元夫婦のデヴィッドとジョージア。


娘のリリーから、卒業旅行先のバリ島で出会ったばかりの地元の青年と恋に落ちてスピード結婚すると連絡が入る。


自分たちと同じ過ちを犯してほしくないと、離婚後もいがみ合っていた2人は娘の結婚阻止に向けて協力する。



コメディ。


仲が悪い設定なんだけど、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが素敵な夫婦に見える。


2人とも素晴らしい。特に、ジョージ・クルーニーは良い歳の取り方をしていて憧れる。


買い物で、お店の女の子から値切らされる(笑)シーンは面白かった。





がんばっていきまっしょい ★★★☆☆

1998日。120分。磯村一路監督・脚本。敷村良子原作。周防正行製作(共同)。田中麗奈。清水真実。葵若菜。真野きりな。久積絵夢。中嶋朋子。


タイトルの「がんばっていきまっしょい」は、原作者敷村良子の母校である愛媛県立松山東高等学校で1966年から使われている「気合入れ」の掛け声。


四国・松山の高校でボート部の活動に打ち込む女子高校生と顧問の先生の話。



映画は田中麗奈のデビュー作だそうだ。タイトルだけ知っていた。小説、ドラマは今回調べて知った。


田中麗奈は一時期すごく人気があった。


映画を見たのは初めてだけど、昔のアイドル映画らしい爽やかな青春もので、田中麗奈や中嶋朋子が若くて懐かしい感じがした。





愛がこわれるとき ★★★☆☆

1991米。98分。ジョセフ・ルーベン監督。


ジュリア・ロバーツ。パトリック・バーギン。ケヴィン・アンダーソン。


ローラはヨットの事故に乗じてDV夫のマーティンから逃れ、アイオワ州でサラと名前を変えてひっそりと暮らしていた。


しかし、ローラに執着するマーティンは執拗にローラを探し続けていた。



サスペンス・スリラー。


地味な映画で、さほど期待してなかったけど面白かった。


気持ち悪い怖さ。


最後にローラが反撃に出るのも良い。


「ジョジョ」の漫画家、荒木飛呂彦のおすすめ映画なんだそうだ。





フレンチ・ラン ★★★☆☆

2016仏・米・英・ルクセンブルク。92分。ジェームズ・ワトキンス監督・脚本(共同)。


イドリス・エルバ。リチャード・マッデン。シャルロット・ルボン。ケリー・ライリー。


革命記念日(7/14)前夜のパリ市街で爆弾テロが発生した。 


CIAきってのアウトロー捜査官、ショーン・ブライアーは、濡れ衣を着せられた天才的なスリのマイケル・メイソンと共に真犯人を探してパリの街を駆けめぐる。



いかにも映画らしい話。92分とコンパクトなのも良かった。





リクルート ★★★★☆

2003米。115分。ロジャー・ドナルドソン監督。アル・パチーノ。コリン・ファレル。ブリジット・モイナハン。ガブリエル・マクト。


マサチューセッツ工科大学を首席で卒業見込みのジェイムズ・クレイトンは、CIAの採用担当者ウォルターにスカウトされて、特別訓練基地ファームへ。


そこでは、訓練生が個別に訓練用ミッションを受託き、お互いを欺き合う心理戦を繰り広げる。


ジェイムズは次第に疑いを持つようになる。


これは訓練なのか、現実なのか。誰が本当の味方なのか?



見ているこちらも、周りを疑うようになる。


この相手は信じて良いのか?本当は別な任務を受けた敵なのか?


話が凝っていて、面白かった。





宇宙怪獣ガメラ ★★★☆☆

1980日。91分。湯浅憲明監督。マッハ文朱。小島八重子。小松蓉子。工藤啓子。前田晃一。


宇宙海賊ザノン号が地球を襲う。


平和星M88から派遣され、地球人の中に身を隠していたスーパーウーマン・キララ、ミータン、マーシャは友人の圭一少年からガメラのことを聞き、念力を送って地球へ呼び寄せる。


ガメラと怪獣軍団の激闘が始まった。



本作は、過去作を編集で繋いで子供向けに仕立て上げた映画だそうだ。


そのせいか、とても安っぽい。話も雰囲気も緩くてお気楽。


「少年ジャンプ」、「ゴジラ」など所々にパロディが入っていてなごむ。


宇宙船は「スターウォーズ」の影響だそうだ。


この緩さは取っつきやすくて、子供の頃なら楽しく見たかも。





スター・ウォーズ/最後のジェダイ ★★★☆☆

2017米。152分。ライアン・ジョンソン監督・脚本。ジョージ・ルーカス原作。デイジー・リドリー。ジョン・ボイエガ。オスカー・アイザック。アダム・ドライバー。マーク・ハミル。キャリー・フィッシャー。


ハン・ソロとレイア・オーガナの息子で祖父ダース・ベイダーからダークサイドの力を受け継いだカイロ・レン率いる帝国軍残党ファースト・オーダーと、レイア将軍の下に集ったレジスタンスとの激しい戦いが続き、レジスタンスは次第に追い詰められていく。


その頃、レイは伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーのもとでフォースを覚醒させ、修行を積んでいた。



ようやく、結末が見えてきたシリーズ第8作(エピソード8)。ストーリーに引き込まれる。


ふと、本作で初めて触れた人にとって、シリーズの入口になるだろうかと思った。


第1作であるエピソード4のような衝撃や、“引き”はさすがに感じなかった。


比べては酷だけど、あの時の衝撃がすごかっただけに今でも思い出してしまう。



ディズニーは今後も続編やスピンオフを作るんだろうか。


ふと、「スタートレック」シリーズを思い出した。


あんな感じで続けるのはありかも。