あるのにないといういやなかんじ | 群衆コラム

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耳目を惹きつけて止まない話題の数々。
僭越ながらお届けいたします。

あまり期待せず作った

蜂蜜と黒酢の飲み物が

すっかり気に入ってしまった。

朝に飲み、夜に飲みするので、

お茶とコーヒーの出番がめっきり少なくなった。

いいもの見つけたなあと思っていたのもつかの間、

蜜月は長くは続かなかった。



まず、朝に飲むとなんだか、

胃のあたりがへんな感じがするということに、

数日経ってから気がついた。

これが午前中いっぱい続いて、

あまりお昼を食べる気にならない。

朝っぱらから酢などと、

刺激が強すぎたのかもしれない。

おとなしく朝に飲むのはやめた。



しかし、夜のほうはどうということもなかったので、

毎日のみ続けた。

なにも起こっていなかったはずだったが、

じつは起こっていたのである。

ただそれに気がついていなかっただけだった。



わたしは、こんな話で申し訳ないが、

快便のほうである。

便秘はない、といっても過言ではない。

日に何回も出ることもある。

本当にこんな話で申し訳ない。



そのわたしの便通が、

ぱったりと止まったのである。

しかし、便意はある。

いそいでトイレに駆け込むのだが、出ない。

さすがにこれはおかしいと気づく。

おしりには

たしかに出たいと言われたのに、

いざどうぞと準備をすると

返事がなくなる。



コーヒーを飲んだり、

水を多めに飲んだりしたが、

ぜんぜん手応えがない。

こんなに出なくなったのは、

いままでの人生においてなかったことだ。



ふと、今年の春に

母があまりにもお腹が痛いというので

医者に行ったら、

便秘ですねと言われたのを思い出した。

親子揃って、

便秘で医者に行くことになるのか。

さすがにいやだと思った。