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Who’s キチェナー

なんのことはない、とりとめのない、私の日記。

ずっと未来に見返す時のための、私が生きていたという証。

        見に来てくれた人、ありがとうございます。 コメント書いていただければもっと嬉しいです。

10月11日(月)

その日は乳腺外科の先生から手術説明があるので家族の方と一緒にきて下さいと言われていましたが、旦那は8時にリモート会議が入ってしまい、私だけ一足先に出かけました。

予約時間は9時45分で、いつもは時間より遅れるのに、この日はピッタリの時間に呼ばれてしまい、旦那が間に合ってませんでしたガーン

そのことを先生に伝えたら、確認したいことがあるのでご本人だけで大丈夫です、とのこと。


形成外科の先生から乳房再建はしません、という話は伝わっていましたが、全摘にするのか部分切除にするのか、どのようにしたいのか聞かせて欲しいとのこと。


私は、乳頭乳輪を残して全摘を希望しました。

元々おっぱい小さいし乳房にあんまり未練はなく、乳房を残すと再発の可能性があるので放射線治療のために5週間平日毎日通院する必要があるため面倒なので、全摘希望。でも温泉入りたいので、健康な乳頭乳輪は残したいからという理由です。


ですが、乳頭乳輪を残して中をくり抜くと皮膚が余ってしまい、シワシワになるので見た目が悪いと言われてしまいました

理想は男の人の胸なんだけど、確かに私も、どこをどう切ったらあんな感じになるのかなぁと考えていたので、答えが欲しかったのですが、先生も答えを持っていませんでしたガーン

どこかを一直線に切って余った皮膚を切り取るのでは左右の乳頭の位置が大きくズレてしまいます。解決するにはドーナツ状に皮膚を切り取るか放射線状に傘みたいに何ヵ所も切り取る必要がありそうで、かなり難しい気がします。そのために血液循環が悪くて乳頭乳輪が壊死してしまっては元も子もありません。


という訳で、紆余曲折しましたが、結局、乳頭乳輪を残すために乳房を部分切除することになりました。乳房温存手術、ということで、面倒な放射線治療が5週もついてきてしまいますショボーン

まぁ選択肢があるだけ贅沢な話ですけどねウインク


手術方法が決まった時点で、先生からお願いがありますと言われました。

全摘を見越して手術時間が長時間になるため手術日を11月11日に変更したけど、部分切除になったから、元の10月25日に戻して欲しい、とのこと。

想定内だったので承諾し、急いで職場と母に連絡しました。


その10分後に旦那が到着、説明を聞きました。

入院は10月23日、前日にPCR検査をして陰性確認。25日午後から手術。約2時間。途中にリンパ節に転移がないか確認。

見立て通りなら1週間で退院。

術中の迅速診断で、切り取った境目の細胞に癌が残っていないか調べて、全部取り切ったと判断が出てから閉じて縫うことになります。思ったよりも範囲が広ければ全摘になる可能性もあり。また、迅速に診断しているため、しっかりホルマリン漬けして調べたらまだ癌があった、なんて結果になることが稀にあるそう。


そのしっかりした診断=病理診断が出るのが、手術の1ヶ月後になるので、結果を見て、放射線治療になるのか、抗がん剤、ホルモン治療になるのか…はっきりした治療方針が出るそうです。

特に何もなければ、今の見立てではそこから放射線治療になるため、12月末まで通院することになるそう。


仕事復帰はいつからできますか?って聞いたら、

人それぞれです、と言われました。

年明けてから仕事しても良いし、会社が認めてくれれば放射線治療と同時に仕事される方もいらっしゃいます、とのことでした。


腕さえ動かせるようになれば、仕事してはいけません、とは言いません、とのことでした。


私はとりあえず11月末まで有給休暇出しました。今まで有給休暇取ったことないから40日丸々あるので、楽勝チョキ




2021年10月5日(火)

形成外科を受診しました。

コンサル枠なので、予約した人が優先でした。

11時までにお越しください、となっていましたが、受診できたのは12時半でした。

ここまでのこの病院通院の経験上、このくらいの待ち時間は想定内。

問診票を書いてお渡ししたら、看護師さんが、乳房再建ナビ冊子を持ってきてくれました。

 

昨日友達に情報をもらったときに、情報サイトを教えてもらったので、なんとなく目は通したのですが、

20Pに及ぶこの冊子を隅々まで読んだら情報がさらに増えて、どうしようかかなり迷いました。

具体的な金額や、入院回数や体の負担も参考になりました。

ただ、悩む時間もたっぷりあったので、人工物、自家組織、両方考えてみました。

でも結局、自分がどうしたいのかが大事だなと思いました。

 

先生にお会いして、

「これまでに何か情報を得ましたか?」

と聞かれたので、

・全摘した友達と話したこと

・結局私は温泉に入りたくて、乳房にはそれほど固執していなくて、乳頭乳輪があればいいと思っている、

と話しました。

「じゃあ、もう再建の話はしなくてもいいですか?」

と言われましたが、

いえ、話を聞きたいです、と言いました。

 

先生は、嫌な顔せず、待ってましたとばかりに、ノートPCを開けて、

パワーポイントで説明してくれました。

 

まず、乳ガンで全摘した後の皮膚の話。

乳腺組織を切除するのですが、そうなると乳頭乳輪皮膚組織は、今まで内側からの血管で栄養をもらっていたのに、表面の血管からしか栄養をもらえなくなるため、壊疽する可能性が高まる。

よって、大胸筋と皮膚をくっつけて内側からの血管に繋げる必要がある。

なるほど、だから、人工物は大胸筋の上側ではなく、下側に入れる必要があると納得できました。

 

それから人工物(シリコン)の話。

実際に人工物を入れた人の写真を見せてくれました。

人工物なので、年齢による下垂は表現できず、経年で乳頭が上がってしまうようです。

どうしても左右差があったり、上下差があったり、パッと見て違和感を感じました。

これならわざわざ再建しなくてもいいなぁと思いました。

しかも最近2019年に分かったことですが、2千人に1人の割合で、リンパ腫が発覚しているそうです。

定期的に検査して発覚したら入れ替えれば大丈夫とのこと。

バックの素材によるそうですが、私はあまり良い印象は持ちませんでした。

今のバックはかなり品質が良くなっていて半永久的に使える人もいると思うけど、

保険適用になったのが2013年でまだ10年経過していないので、

実際に何年使えるか、というのはまだ経験値が乏しい、ということでした。

 

次に自家組織を移植する方法。

①背中

脇のリンパ節と背中が繋がっているので、背中の筋肉を切り取って脇を繋げたまま胸に移植。

腕を後ろに持って行く筋肉だけど、他の筋肉でもその動きは代用できるので、それほど問題はないらしい。なんといっても、写真でパッと見が違和感が少なかったです。筋肉が萎縮していくので、胸の小さい人用。やるんだったら私はこれかな。ただし100%背中に水がたまるので抜く必要がある。入院日数は長い。

②お腹

お腹の筋肉も胸と繋がっているので、それを血管と脂肪ごと持ってくるそう。脂肪がたくさん持ってこれるので大きい胸の人には良いみたい。私には必要なさそう。お腹の筋肉は他では代用できない筋肉なので、腹圧が弱くなり排便の時に困ったりするみたい。術後は固定するまでコルセットとか必要で大変そう。

他に高度技術で穿通皮弁法という、お腹の脂肪だけを血管をつけた状態で移植する方法もあるけど手術時間は長くなるし体形によるし難しそう。

 

自家組織を移植するなら体に傷が残る。

他の部分を犠牲にしてまで乳房を作りたいのか、

と自問自答したら、NOだなぁ。

 

説明終了後、どの方法にするのか決断するのはご自身です、と言われました。

手術日が決まっているので、来週には返事ください、と言われました。

 

とても丁寧に写真付きで説明してもらえました。

ちなみにだけど、兵庫医科大学病院は12時と13時にチャイムが鳴ります。

たぶん、昼休みのチャイム。

説明は40分くらいしてくれて、13時過ぎているのに、

これからオペなのに全然急いでいる様子もみせず、

詳しく説明してくれて、とても良く分かりました。

 

結局私は、「再建手術はしません」、とその場で答えました。

実際に患者さんの写真をたくさん見せてもらって、

私がしたいことの確信を持つことができました。

 

親切丁寧に説明してくれたのに、結局お断りすることになって申し訳ないなぁとちょっと思いました。

 

もし2年後とか再建手術したくなったらできますよね、と聞いたら

「まずは乳ガン治療を優先してください。」

再建したくなったら、今回のことがあるので、私を指名するようにしてください、とのこと。

最後に「がんばってください。」って言われました。

 

なんでだか、急に涙があふれてきてしまいましたえーん

なぜだか自分でもわかりません。

看護師さんが泣き止むまで、そばに付いていてくれました。

休み返上して説明してくれた先生に対しての感謝と、

やっと決断できたホッとした感覚と

おっぱい無くなっちゃうんだなぁという現実と、病気になってしまった悔しさと

色々、ごちゃごちゃした感情だと思います。

 

 

ちなみに、会計に行ったら、220円でした。

休み返上で40分も説明してくれたのに、220円!!

全然わりにあわないよなぁ~。

マンモトーム生検は2万4千円、骨シンチ1万3千円なのに……

なんだか、先生、すみませんあせる

 

 

 

 

病院から帰ってきて、友達に連絡してみました。

薬科大学の同級生で乳ガン手術した友達がいるんです。

久々にLINEしてみました。

コロナ禍になった当初、リモートで同窓会をしたので、1年ぶりくらいかな。

このLINEが届いたら返信ください、と連絡したら、メールではなく、電話がかかってきました。

「電話した方が話が早いと思ったので」とのこと。

 

彼女が乳ガンになったのは10年前。

しこりを自分で感じて受信したら乳ガンと発覚。

ステージⅡで、リンパ節にも転移していたそう。

全摘した後に通院で抗がん剤治療、その後に飲み薬を8年続けて今は検診に行くくらいとのこと。

再建手術はしていないそうです。

 

「全摘して不便なこととかないの?」

「なんの問題もないよ~」ってあっけらかんとしてました。

もともと胸が大きくないからブラジャーに詰め物したら服の上からはわからないし、

ざっくり肩出す服を着るわけじゃないし、仕事に支障ない、とのこと。

あまりにもサバサバしていて、経験者の言葉なので、なんだか安心しました。

 

彼女は乳ガン家系らしく、妹さんも、お母さんも乳ガンになったそう。

妹さんは部分切除で放射線治療に毎日通っていたとか。

お母さんは最近全摘して4~5日で帰ってきたそう。

全摘した方が煩わしさがなさそうだなぁと感じました。

 

あと、温泉に入りたいんだよねぇという話に至りました。

山登りの後に必ず温泉に浸かって汗を流して楽しんでいたので、

温泉に入れない、恥ずかしいとか気が引けるとか思うのは嫌だなぁと思いました。

 

一度、温泉で、乳房も乳首もない人を見たことがあり、

乳ガンで全摘されたんだなぁと思ったものです。

おっぱいが小さい人はたくさんいるので、乳房はなくてもそんなに恥ずかしくないけど

乳首と乳輪はほしいなぁと思いました。

 

彼女と話しているうちに、だんだん、自分がどうしたいのか整理がついてきました。

 

その後、母と、旦那に連絡がついて、

全摘に変更することと、

手術日が11月になったことを伝えました。

 

 

 

 

2021年10月4日(月)

造影MRIの結果を受けて、先生のお話がありました。

思っていたよりも切除範囲が広いので、部分切除でも上部が陥没するとのこと。

ガンの部分と分かっている部分よりも多めに摘出して、境目の細胞を術中に検査にかけてにガンがあったらまた範囲を広げて摘出する、とのこと。もしガンが広がっていたら全摘に切り替える可能性もある。

部分切除だとそのあと放射線治療を平日5日間毎日5週間通うことになるとのことでした。

 

部分切除してもガンが再発する可能性はあります。

それを考えると全摘出でも良いかもしれないと言われました。

全摘と言っても、私の場合は乳頭、乳輪、皮膚はガンになっていないので、

中をくりぬく感じでいけるとのこと。

全摘の場合は放射線治療はしなくて良いと確認しました。

 

さすがの私でも全摘、と聞くとやっぱりショックでしたガーン

そのためすぐには判断できずにいました。

 

最近は先生がこうしましょう、ああしましょう、とは決めてくれなくて、

考えられる治療方法を提案してくれて、決断するのは患者さん本人です。

そんなことは医療関係者なんだからよくわかっていますが、即決はできませんでしたショボーン

 

でも今後の煩わしさを考えると、全摘の方がいいかな、と思いました。

若いわけでも独身でもないし毎年水着を着るわけでもないし、

おっぱいが大きいわけでもないから、おっぱいにそんなにこだわってないけど、

温泉には入りたいなぁと思いました。

 

全摘で、再建手術を同時にすることができる、と話が続きました。

その場合は人工物を入れる方法と、自分の組織を持ってくる方法の2つがある、とのこと。

自分の組織はお腹から持ってくる方法と背中から持ってくる方法があるそう。

手術時間がかかるので当初予定していた10月25日では時間的に無理なので

11月11日にしましょう、となりました。

私の場合それほど進行の早いガンではないので、手術日を伸ばしても影響ありません、とのことでした。

全摘で再建した場合、入院は2週間くらいになるだろうと言われました。

 

再建手術は形成外科になるので、一度受診して話を聞いて来てください。となり

次の日、10月5日(火)の予約が取れました。

 

 

さあ大変。

予定していた日程がガラッと変わります。

まず、明日の仕事を休んで代務を立ててもらわないといけません。

職場に連絡を入れ、明日のお休みと、手術日の延期を連絡しました。

 

旦那と母に連絡しましたが、相変わらず反応なし。想定内だからいいけど。

 

とりあえず、その日は骨シンチの検査を終えて帰ってきました。

 

 

 

私が入院している間、キララの面倒を誰がみるのか議論になりました。


1週間くらいなんだから、旦那の単身赴任先に連れて行ったら?

という私に対して、

「いや、キララが落ち着かなくて可哀想」

と言う旦那。赴任先のアパートはペット不可だから、見つかったら大変だけど。前にも行ったことあるし大丈夫だと思うんだけどなぁ。


じゃあ、旦那の両親に預けるのはどう❓

と、提案したけど即座に却下。

先日お彼岸の時にキララを連れて行ったけど、緊張してたみたいで全然シーシーしてくれなかったから、心配しているみたい。


旦那は、高速代払って毎日帰ってくる、と言いました。高速使ったら1時間20分ほどなので、無理では無いけど大変だあ。

キララのことを娘のように思っているので、苦にならないみたいです。

じゃあそれで、と一段落しました。


その後、私の母に電話で私の病気と入院手術を伝えると、キララの面倒は私がみる、と言い出しました。


母は富山に住んでいて、母の実の姉が認知症になったので、引き取って同居して面倒をみています。いわゆる老老介護というやつです。お姉さんには2人の子供がいるのですが、お兄ちゃんはベトナム赴任中、妹は離婚して2人の子供を抱えているため働かなくてはならず、新潟にいます。母は文句を言いながらも仕方ないと面倒をみています。


そんな状態の母が、まさか宝塚まで出てくれるとは夢にも思っていなかったのですが、お姉さんを施設に預けることができる、とのこと。


実は、母は今年2月、頸椎狭窄症で手術して、リハビリも合わせて1ヶ月間入院していました。その時も、コロナで私が富山に行ってもお見舞いすらできないので来ないでくれと言われ、お姉さんを施設に預けて解決したそうです。


「私をのけ者にしないで」

と張り切って、遠路はるばる出てきてくれることになりました。

以前、私と旦那がGWに台湾に行った時も、しまなみ海道サイクリングに行った時も、母がキララの面倒をみてくれたので、母もキララが大好きなんです。


80歳の母に苦労かけて申し訳ないです🙇🏻‍♀️