決断したら | Who’s キチェナー

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なんのことはない、とりとめのない、私の日記。

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2021年10月5日(火)

形成外科を受診しました。

コンサル枠なので、予約した人が優先でした。

11時までにお越しください、となっていましたが、受診できたのは12時半でした。

ここまでのこの病院通院の経験上、このくらいの待ち時間は想定内。

問診票を書いてお渡ししたら、看護師さんが、乳房再建ナビ冊子を持ってきてくれました。

 

昨日友達に情報をもらったときに、情報サイトを教えてもらったので、なんとなく目は通したのですが、

20Pに及ぶこの冊子を隅々まで読んだら情報がさらに増えて、どうしようかかなり迷いました。

具体的な金額や、入院回数や体の負担も参考になりました。

ただ、悩む時間もたっぷりあったので、人工物、自家組織、両方考えてみました。

でも結局、自分がどうしたいのかが大事だなと思いました。

 

先生にお会いして、

「これまでに何か情報を得ましたか?」

と聞かれたので、

・全摘した友達と話したこと

・結局私は温泉に入りたくて、乳房にはそれほど固執していなくて、乳頭乳輪があればいいと思っている、

と話しました。

「じゃあ、もう再建の話はしなくてもいいですか?」

と言われましたが、

いえ、話を聞きたいです、と言いました。

 

先生は、嫌な顔せず、待ってましたとばかりに、ノートPCを開けて、

パワーポイントで説明してくれました。

 

まず、乳ガンで全摘した後の皮膚の話。

乳腺組織を切除するのですが、そうなると乳頭乳輪皮膚組織は、今まで内側からの血管で栄養をもらっていたのに、表面の血管からしか栄養をもらえなくなるため、壊疽する可能性が高まる。

よって、大胸筋と皮膚をくっつけて内側からの血管に繋げる必要がある。

なるほど、だから、人工物は大胸筋の上側ではなく、下側に入れる必要があると納得できました。

 

それから人工物(シリコン)の話。

実際に人工物を入れた人の写真を見せてくれました。

人工物なので、年齢による下垂は表現できず、経年で乳頭が上がってしまうようです。

どうしても左右差があったり、上下差があったり、パッと見て違和感を感じました。

これならわざわざ再建しなくてもいいなぁと思いました。

しかも最近2019年に分かったことですが、2千人に1人の割合で、リンパ腫が発覚しているそうです。

定期的に検査して発覚したら入れ替えれば大丈夫とのこと。

バックの素材によるそうですが、私はあまり良い印象は持ちませんでした。

今のバックはかなり品質が良くなっていて半永久的に使える人もいると思うけど、

保険適用になったのが2013年でまだ10年経過していないので、

実際に何年使えるか、というのはまだ経験値が乏しい、ということでした。

 

次に自家組織を移植する方法。

①背中

脇のリンパ節と背中が繋がっているので、背中の筋肉を切り取って脇を繋げたまま胸に移植。

腕を後ろに持って行く筋肉だけど、他の筋肉でもその動きは代用できるので、それほど問題はないらしい。なんといっても、写真でパッと見が違和感が少なかったです。筋肉が萎縮していくので、胸の小さい人用。やるんだったら私はこれかな。ただし100%背中に水がたまるので抜く必要がある。入院日数は長い。

②お腹

お腹の筋肉も胸と繋がっているので、それを血管と脂肪ごと持ってくるそう。脂肪がたくさん持ってこれるので大きい胸の人には良いみたい。私には必要なさそう。お腹の筋肉は他では代用できない筋肉なので、腹圧が弱くなり排便の時に困ったりするみたい。術後は固定するまでコルセットとか必要で大変そう。

他に高度技術で穿通皮弁法という、お腹の脂肪だけを血管をつけた状態で移植する方法もあるけど手術時間は長くなるし体形によるし難しそう。

 

自家組織を移植するなら体に傷が残る。

他の部分を犠牲にしてまで乳房を作りたいのか、

と自問自答したら、NOだなぁ。

 

説明終了後、どの方法にするのか決断するのはご自身です、と言われました。

手術日が決まっているので、来週には返事ください、と言われました。

 

とても丁寧に写真付きで説明してもらえました。

ちなみにだけど、兵庫医科大学病院は12時と13時にチャイムが鳴ります。

たぶん、昼休みのチャイム。

説明は40分くらいしてくれて、13時過ぎているのに、

これからオペなのに全然急いでいる様子もみせず、

詳しく説明してくれて、とても良く分かりました。

 

結局私は、「再建手術はしません」、とその場で答えました。

実際に患者さんの写真をたくさん見せてもらって、

私がしたいことの確信を持つことができました。

 

親切丁寧に説明してくれたのに、結局お断りすることになって申し訳ないなぁとちょっと思いました。

 

もし2年後とか再建手術したくなったらできますよね、と聞いたら

「まずは乳ガン治療を優先してください。」

再建したくなったら、今回のことがあるので、私を指名するようにしてください、とのこと。

最後に「がんばってください。」って言われました。

 

なんでだか、急に涙があふれてきてしまいましたえーん

なぜだか自分でもわかりません。

看護師さんが泣き止むまで、そばに付いていてくれました。

休み返上して説明してくれた先生に対しての感謝と、

やっと決断できたホッとした感覚と

おっぱい無くなっちゃうんだなぁという現実と、病気になってしまった悔しさと

色々、ごちゃごちゃした感情だと思います。

 

 

ちなみに、会計に行ったら、220円でした。

休み返上で40分も説明してくれたのに、220円!!

全然わりにあわないよなぁ~。

マンモトーム生検は2万4千円、骨シンチ1万3千円なのに……

なんだか、先生、すみませんあせる