世界中の放送を聞く「BCL:Broadcast Listening )という趣味があるが、昨今の様に世界中がキナ臭い状況にあると、テレビの報道よりも現地からの国際放送を直接聞くのが早い。内容が正しいかどうかはともかく、公に放送しているのだから、聞く価値はあるというもの。
これらのうちの日本語放送については、各放送局から日本標準時(JST:Japan Standard Time)での放送時間が公表されているが、それ以外の放送は基本的に世界標準時(UTC:)での公表だ。
従って、自分が聴きたい放送の開始時間や、現在聴こえている放送の放送局を検索するには、その時点での世界標準時を知る必要がある。世界標準時は日本標準時より9時間前の時刻なのだが、いちいち日本標準時から9時間引く計算するのは面倒。
なので、世界標準時を示す時計を手元に置きたいのだが、出来れば標準電波を受信して正確な時間を示してほしいところ。
標準電波は、日本国内の場合、東日本では福島県にある「おおたかどや山標準電波送信所」から送信される40kHz、西日本では佐賀県と福岡県の県境にある「はがね山標準電波送信所」から送信される60kHzの標準電波を受信して時刻合わせをするのだが、世界標準時を受信する電波時計というのは販売されておらず、受信するためにはGPS対応でタイムゾーンの設定が出来る時計が必要となるのだが、高価だ。
そこで、安価に世界標準時を表示させる方法として、電波時計を改造することにした。といっても、デジタル表示の電波時計はマイコン制御となっているので手が出せないため、アナログ針式のものを改造。
蓋を開けて針を外して付け替えようとしたのだが、針を弄ると簡単に示す位置が変えられることから、短針の位置を世界標準時の位置へと「無理やり」動かしてみると、そのまま世界標準時表示となる。
暫く様子を見ると、まったく問題なく世界標準時表示の電波時計を示してくれる。
日本標準時表示の電波時計(ノーマルの時計)と、短針を弄った世界標準時表示の電波時計を並べるとこんな感じになった。左が日本標準時、右が世界標準時。
これは便利だ。改造は短針を弄っただけ。改造時間は数秒。これで手軽に世界標準時が分かるようになった。

