マジすか学園の越野日枝神社 ー 大島優子推しの聖地 | プロムナード

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京王線堀之内駅から徒歩30分のところにある越野日枝神社、10年前から行きたかったところであったが、ついに行くことができた。

 

ここは大島優子推しにとっては「聖地」である。

 

神社は小高い丘の上にある小さな神社で、社務所などない静かな神社だ。今回参拝したときも、誰にも逢わなかった。

 

越野日枝神社


さてこの神社であるが、かつて深夜に放映されていた「マジすか学園」、当時のAKB48のアイドル達がヤンキー高校生になって喧嘩に明け暮れるという現実離れしすぎる設定のドラマで使われたロケ地の一つだった。全編の中で、ここが使われたのは2回程度であったのだが、どれも物語の進行のキーとなる場面で使われていた。

 

このドラマについては2013年に投稿した。

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-11535632517.html

物語の展開としては「腕力でてっぺんを取ろうとするヤンキー同士のつばぜり合い」という、ありきたりのヤンキーものとしての導入から始まり、その深層にある友情や絆、そして登場人物のそれぞれが抱えている過去やそれによるトラウマなどと、生きていくうえでどの様に対峙していくのかといった展開をさせていくドラマで、物語の進行に従って、当初の乱闘シーンからは想像を絶する「青春もの」へと話がシフトし、70年代のスポーツ根性ドラマを彷彿とさせる展開となっている。

 

というより、70年台のドラマの方が、わざとらしい設定が奏功しているせいか、今見ると、かなり喜劇に見えることに対し、マジすか学園は、おそらく何年経っても、陳腐化しないまま存続する気がする。

当神社は、大島優子(優子)と篠田麻里子(サド)がタイマン勝負し、勝った優子が負けた麻里子に手を差し伸べ、そこでサドが優子に忠誠を誓ったところなのだ。

 


写真は、そのカットで、タイマンで勝った優子が倒れた麻里子に手を差し伸べているところ。

 

 

下の写真は、同じ地点から見た現在の様子。、先ほどのタイマン写真と同じ定点で撮影するとこうなる。季節が異なるので木々の姿は違うが、街路灯や樹そのものはほぼ同じだ。冬の期間であれば、ほぼ同じカットとなりそうである。

 


 

またこの神社は、入院中の優子が、入院先の病院でバイトしながら転校してきた、実はめっちゃ喧嘩に強い前田敦子を連れ、病院を抜け出して参拝に来たところでもあった。

堀之内駅からの道程は次の通り。これは歩きながら自動で記録出来るスマホGPSアプリのGeograhicaでトレースしたもの。若干のインターバルを以ってタイムスタンプされるので、若干道を逸れたトレースとなっている部分もあるが、大まかにはこのようなラインとなる。

 

京王線京王堀之内駅からのルート

 

越野日枝神社境内入口

 

 

境内への入り口はこの様な極めて地味な参道となっている。今回の参拝は夏だったので境内からの眺望は木々が邪魔してあまりよくはなかったが、冬であれば、八王子界隈の方まで見渡せるような眺望になっているかもしれない。

 

この神社、地元の人以外は、わざわざ行く人は少ない気もするが、大島優子推しの人は、ぜひ訪れて欲しいところだ。今回参拝したときは誰にも逢わなかったが、逆に境内にあるベンチに座り、数々の名場面を思い起こしながら喧噪のない静寂な時間を過ごせる、まさに聖地である。

 

そういえば、先日大島優子の婚約発表があった。極秘裏に交際を行いまさに電撃的な発表であったが、ファンをやきもきさせることを尊しとしないエンターテイメント性は、さすがというところだ。

ファンを大切にするという精神は、旧国立競技場での卒コンが、雷雨のために延期となった当日の振る舞いが、そのすべてを物語っている。あれ以来、大島優子は小生の「殿堂入り推し」となった。