今年突如として降って湧いてきた「新型コロナウイルス」によって、2月におっかなびっくり敢行されたナゴヤドームでのバースディライブ以外、乃木坂46のすべてのリアルライブは中止となった。小生はその2月ライブに参戦することが出来たが、今思えばある種「賭け」の様な感じはあった気がする。幸いにして参戦者からの発病は報道されていない様だ。
その後Webによるライブなどは行われているが、リアルの方の再開はいまだ見通しは立たず、長い時間のライブロスによるストレスが蓄積している。
このリアルな観戦というのは、健康面に対しても様々なメリットがあるそうだ。
すなわち、観戦による感動や幸福感が健康効果に結びついてストレス発散になるというものだ。また、会場にいるファン同士で体験共有をすることによってコミュニティができ、観戦による効果が持続するようになることもあるという。実際、サイリウムを振りながらコールを打つ時などの抑揚感はリアルでないと得られないことは確かだ。更に、ライブ終了後のオフ会では何とも言えない心地よい美酒に酔うことができる。
ライブ参戦で身体に対するメリットが得られる場面:
・ ライブ観戦場面
自分の好きなアーティストを生で見ることが出来たとき
・ パフォーマンス場面
アーティストの優れたパフォーマンスやグループ連携を見たとき
・ 共鳴・一体感場面
アーティストに対する他の観客の応援を見て共感したとき
・ ヒューマニティ場面
アーティストの人間としての豊かな情緒を感じさせたとき
・ 付加的要素場面
美しく壮大なスタジアムを見たとき
観戦による感動や幸福感が健康効果にむすびつくのは、ストレス発散であるとともに、何等かのコミュニティが出来て、観戦による効果が持続することであって、Life Satisfaction(生活満足感)、QOL(生活質)、Health(健康)につながるとしている。
まだ先の見えない新型コロナだが、世界規模での蔓延に伴い、突如として人類の行動様式が変わった。ありえないことであるが仮にSARS-CoV-2が地上から消滅したとしても、公衆衛生を意識して行動するということが、他の疾病の予防にもなることが分かった以上、新たに形成されつつある現在の行動様式が完全に元に戻るとは思えない。それはよいことだと思うべきだろう。
とはいえ、リアルのライブは再開して欲しいし、たとえ再開したとしてもコール禁止と云った様な残念なライブは如何なものかという気はする。