Maker Faire - LCDレベルメーターでわかったこと | プロムナード

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Maker Faireという展示会が、お台場で開催された。この展示会についてはWeb等で色々と紹介されているので、ここでは割愛するが、とにかく個人企業の如何を問わず、作ったもの(作ってみたもの)を持ち寄って意見交換を行うという、損得勘定抜きのヲタクの祭典として、まことに興味深い展示会だ。

今回、この展示会でLCDレベルメーターなるものを見つけた。このメーター、左右のステレオ信号を小さなLCDパネル上にオシロ風の波形やVUメーター風、或いはバーグラフ表示、更には電圧レベルなどを表示するというスグレモノで、モジュール単体価格が2000円であり、悩む値段でもないためにソッコーで調達した。

このモジュール、電源電圧として+5Vを供給、3.5φのステレオミニプラグを挿せばパネルに表示されるものなのだが、電源スイッチは付いていないので、ケースに入れてスイッチを付ければ簡易式のレベルメーターとして使用可能となる。

入力レベルはラインレベルかヘッドフォンレベルかをジャンパで選択。また、ケースに入れる場合などは電源供給端子を別に設けることになるのだが、その場合にモジュールに搭載されたジャックからの電源供給とかち合わないようにジャンパで切り分ける様に設計されている。細かいところまで配慮された逸品だ。

さて、これに電源を投入してみたのだが、大きな問題が発生した。

それは、波形が二重に描画されてしまうという現象だ。それがこの写真。左がPCからの正弦波信号入力、右が観測波形。

       


見た目、オシロで観測する際にグランドが浮いている時の様な波形となっている。展示会のデモでは綺麗な波形が出ていたから、これは何か理由があるはず、とはいえモジュール化されていてファームウェアなどブラックボックス状態だから手の出しようもない。となれば、やることと言えばハンダ不良の確認ぐらいなのだが、どこも問題はなさそう。ということで、しばらくは放心状態だったのだが、ふと試しに電源をACアダプタではなく、定電圧電源で駆動してみたところ、なんと期待するきれいな波形が描画されたのだ。

なるほど。。。電源、侮るなかれ。

+5V出ていればいいというデジタル的な世界ではなく、電源にのるハムノイズがもろに影響されていたということなのだ。そこで、別のACアダプタに変更してみた。今度はうまくいった。つまり、最初に使った+5VのACアダプタだけがダメ品だったということになる。

その後は順調に動いており、拙宅のステレオアンプの上に置き、AC電源を連動させた上でプリアンプ出力を接続し、VUメータとして稼働させている。このモジュールの赤いLEDがかなり輝度が高いので、アンプ電源の切り忘れ防止としても重宝している。

小生は、写真の様に透明なアクリルケースに入れてみたところ、なかなかカワイイ出来となった。


通常、ACアダプタで気を付ける点と言えば電圧と許容電流、センタープラスかマイナスか、だけしか考えていなかったのだが、測定器などの電源として用いる場合には平滑された直流電圧にリップルが乗っているかどうかも、実は大きな選択肢となるということが分かった。

これは盲点だった。いい勉強になった。