100均の太陽電池付LEDキーホルダ。店頭販売もされているが、展示会のノベルティなどでも配布されている。
この商品、白色LED三灯が装備されていて結構明るいし、可搬性は抜群。また、常時明るいところに置いておけば太陽電池で充電されるために、常に充電状態としてのLEDランプとなる優れモノである。
しかし、実際には、どうも故障が多い様な気がするのだ。ちなみに拙宅には全部で6個ほどの本製品が窓際に置いてあるのだが、動くものはその半分。残りはいつのまにか点灯しなくなっている。
一方、鞄に着けた2個、つまり太陽光や照明に晒していない2個については今でも健在なのだ。つまり、どうやら充電に問題がありそうだと考え、不具合をきたした子を分解してみた。
これが同商品の回路図だ。ご覧の様に極めてシンプルな構成となっている。ここで特記すべきは、究極のコストダウンのためにLEDに対する電流制御用抵抗を用いていないこと、また充電池から太陽電池へ逆バイアスがかからない様にショットキーダイオードが挿入されていることなどがあるが、充電池としてリチウムイオン充電池を用いていることが最大のポイントだ。
回路図に落とす段階で太陽電池の性能をチェック。太陽電池としてはアモフファス型の薄膜シリコン太陽電池なので、太陽光でも蛍光灯化でも発電するデバイス。取り外して測定していないためVocは未計測だが、回路の中でVopとしては、約3V程度が出力されていた。
充電池は、LIR2032というリチウムイオンのボタン電池。通常よく使われているCR2032と同じ形状(直径2.0㎝、厚み3.2mm)のボタン型の充電池だ。ただし、この充電池は国内で殆ど流通されていないのが難点。
ところで、ここで一つの杞憂が起きた。リチウムイオン電池じゃないですか、この充電池。。。
リチウムイオンって結構扱いがシビアであり、過充電になると破裂したりすることがある充電池としても知られているよね??
小生、この商品を炎天下の車のダッシュボード上へ置きっぱなしにしておいたこともしばしば。
考えてみれば、かなり危険なことをしていたようだ。
とはいえ、この程度のリチウムイオン電池であれば、あまり気にする必要がないのかもしれないが、リチウムイオンである以上、潜在的に危険因子を胚胎しているわけだから、リスクに対しては先んじて対応しておいた方がよさそうだ。
この手の商品、格安中の格安なので、過充電防止回路はもとより、そもそも保護回路などは入っていないから、過充電については十分に気を配っておく必要がありそうだ。特にこの製品の場合、充電ソースが太陽電池なので可視光線が入光する限り、相手が過充電状態かどうかに関係なく、音も立てずひたすら静かに充電し続ける。
ということで、太陽電池搭載で充電可能な機器を使用するに当たっては、過充電に対して十分な注意が必要。それは取扱説明書に書かれているとは思うが、本品のようなノベルティで配られる場合など、取説なんかないのがアタリマエだから、
取扱いに当たっては、十分な配慮が必要だと思われる。


