● 牛乳の代わりに豆乳? 豆腐、大豆ミート…。大豆製品はほんとうにヘルシー?
こんにちは!!
『山梨県』いやさかクッキング
末木 弥栄子(すえきやえこ)です。
豆乳はカラダにいい、大豆製品はヘルシー、
といったイメージが強いんですが、ほんとうはどうなの?
というあたりを書いてみたいと思います。
例えば、豆乳。
日本人の場合、牛乳がカラダに合わない人が多いというのは、今は割合知られていますが、
それならばと、毎日豆乳を飲んでいます! という方がたまにいらっしゃいます。
教室では、大豆に関しては、このようにお伝えしています。
・大豆は発酵させずに食べるのは良くない。
・発酵させた大豆製品は、良いものである。
発酵させていない大豆製品は、例えば、豆腐、豆乳、煮豆、大豆ミートです。
これらは カラダを冷やし、
消化が悪く、
未消化のタンパク質が血液を汚す。
・・・このことから、
豆乳については、習慣として飲むことは、何かしら不調の原因となると考えます。
一方、発酵させた大豆製品は、例えば、味噌、醤油、納豆、テンペです。
昔の人は、大豆そのままと食べるのは良くないと知っていて、
時間をかけて発酵させることで、消化吸収しやすいもの、カラダに良いものに変える工夫をしました。
↓このような話があります。
紀元前1000年頃の中国で、ある賢明な人が、ある菌を大豆で繁殖させると、大豆に存在する毒素が破壊され、大豆の中の栄養分が身体に摂取可能な状態になることを発見した。
この加工が「発酵」として知られるようになり、今でも人気のあるテンペ、味噌、納豆の発明をもたらした。
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・大豆のタンパク質はプロテアーゼ(酵素)によってアミノ酸に変換され、人のカラダに合うタンパク質として栄養となる、
それには、大豆製品は発酵したものを選ぶことが大事である。
・・・ という風に、わたしは理解しています。
とくに豆乳に関しては、
豆乳がある時ブームになり、以来カラダに良いヘルシーな食品という風に定着していますね。
昔は流通していなかったのが、今では何種類も店頭に並ぶほど。
それだけ消費も多いのだと思います。
さらにお砂糖や添加物まで入れて様々に商品化がされていますが、
食品の陰陽度で言えば、大豆はかなり陰性度の高い食品です。
ただでさえカラダを冷やす豆乳に、カラダを冷やすお砂糖や甘味料を添加!
飲んだときはおいしい、ヘルシーと思っても、
こうした製品を頻繁に飲んでいれば、体温低下、代謝しずらいことから、病気につながります。
戦後から長らく、牛乳を飲むことを良いこととされて来たのですが、
乳的なものを飲まないといけない、飲まないと健康でいられない、というのは一種の洗脳状態なので、
そこをまず払拭して、
日本人は、過去において 牛乳を常飲してはいなかったという事実。
そこに目を向け、意識を洗い直す必要があります。
それでも、ミルクっぽい飲み物がやっぱり飲みたいわ♪ ということは当然あると思います。
その場合は、アーモンドミルクやライスドリンクといった製品があり、
豆乳よりも安全で、お味もおいしいので、たまのお楽しみ、嗜好品として摂るというのが良いです。
ヴィーガンの間で人気の大豆ミート。
唐揚げにしたり、お肉料理風が作れることから、使っている方も多いと思われます。
大豆ミートの場合は、発酵させていないため、消化が悪いことと、
製品によっては添加物や安全性の不確かな油や植物性タンパクが使われているので、
やはり、たまのお楽しみとして頂くのが賢明です。
それから、豆腐。
陰性度の高い未発酵の大豆製品の仲間です。
まず始めに豆乳を作り、それをにがりで固めたのが豆腐です。
ついでに、油揚げや厚揚げは、豆腐を油で揚げたものですね。
カラダを冷やし過ぎないためには、食べ方や食べ合わせに工夫が必要です。
↓ 具体例として・・・
・冷奴、湯豆腐も、醤油、味噌、自然塩、ネギ、シソ、梅干しといった薬味を添える。
これらが、豆腐の消化を促し、カラダを温め、解毒作用もあります。
・冷蔵庫から出してすぐの冷たいお豆腐は避け、常温に置いてから頂くようにする。
・温かいお味噌汁やスープを、一緒に頂く。
・豆腐クリームのスイーツには、三年番茶、玄米コーヒー、たんぽぽコーヒーのような、陽性度が高くカラダを温める飲み物を併せると良い。
まとめますと、大豆製品は・・・、
・味噌、醤油、納豆、テンペなど、発酵したものは安心して頂ける。
・豆腐、豆乳、煮豆、煎り豆など、発酵していないものは常食は避け、食べ方にも工夫が必要。
とくにヴィーガンの方は、大豆製品を多く摂りがちなので、氣を付けたいですね!!
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