前に仕込んだ麦味噌が2年と3ヶ月ほど経ったので、甕(カメ) を開けてみた。
重い蓋を取るとラップがしてあって、それを剥がした。その次は味噌の表面にさらしが貼ってあるので、それも剥がした。
水が上がってきているのでもなく、きれいな水平の面のまま。
この乱れのない状態で、麹菌と麦と大豆、そして塩がそれぞれの役割を果たしながら、ただただ発酵を続けて来た。春夏秋冬とそれぞれの季節を通り過ぎた結果が今ここにあるのだ。
仕込み後一年を満たない頃から食べることが出来ると聞いていたが、この甕は二年ものを味わいたくて、初めからそのつもりでしまい込んでおいた。
長いほど色が黒くなって、塩味がまろやかになると教わって、ずっと楽しみにしていた。
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昨日行った公園で撮った息子の写真です。(右の人物)
ちょっとした息抜きになれば幸いです。