高倉健さんの訃報を聞いたのは、
18日、大学病院での待合室で、トレジャーの検査結果を待っているときだった
いつかは、こんな日か来るのはわかっていたのに
嘘ぉ~~って思った
任侠映画時代の健さんはあまり知らないけど・・・・・
それ以降の映画は、結構見ているなぁ~
それも、ちゃんと映画館で
18日の発表以来、あちこち、テレビをつければ健さんニュース
父と同い年かと思うと・・・・おじいちゃんだけど
カッコよかったなぁ~
父とはかなり違う
どのエピソードを聞いても、素敵すぎ
そんな健さんの映画の中で、今日放映されるのは『南極物語』
思い出の映画
もちろん映画館でも見たけど、その後、何度見た頃だろう
DVDもあるのに、またテレビ見てる
私が毎年、稚内に通っているのは、この映画のおかげ
20代前半だったなぁ~
友人と二人で、北海道旅行
あのとき、『稚内』は、礼文、利尻へ行くための中継地点
今はもう無くなってしまったけど、市役所横の『かんの旅館』に泊まった
夕食が、早い時間で、外はまだ明るかった
時間を持て余した、私たちは、稚内公園まで散歩に行くことにして出かけた
稚内公園は丘の上
普通、観光客は車道を登っていくらしいが、私たちは
クネクネと、細い道を登っていく
その中腹の広場で、お花も咲いていないのに『花見』という名目で
宴会をしていた大きなグルーブがあった
その人達から見る私たちは、薄暗くなりつつある公園を女性二人(その時は若かったからね)
何しに行くんだろう と思ったらしい
声を掛けられた
二人は、酔っ払いに絡まれたと思って、無視して、坂道を登る
公園の上にバイクで先回りしていたのが関根井さん
また声を掛けられた
もちろん、無視
が、次の瞬間
『南極物語の、タロ、ジロに会いたくないかい』
振り返っちゃったんだな~
その時、映画に出演していた犬たちは、
映画出演後、南極犬愛好会の人たちの家庭に貰われた
リキだけは、長野県更埴市のWさんのところに行ったが
それ以外は、みんな稚内市内
タロと、ジロだけは、稚内市が管理し、
昼間は稚内公園にいたのだが
私たちが訪れた時間は、もう時間外で、大きな倉庫に入れられていた
もちろん、大スター犬だから、鍵付きね
でも、私たちに声をかけてくれたのは
この公園を管理している稚内市役所都市計画課の人たち
閉まっている倉庫の鍵を開け、タロ、ジロに会わせてくれた
倉庫の中は暗いから・・・・と外に出してくれて、写真も撮らせてもらった
このあと、二次会に誘われて
やっぱりこれももうなくなってしまった『スターダスト』というスナックに行くことになる
友達と二人
写真まで撮らせてもらって、断れないし
市役所の人だから・・・・って
旅館の門限理由に、帰ればいいや
が
かんの旅館の息子さんと関根井さんが同級生 知り合いで
門限なんて大丈夫ってことになっちゃった
この時、ドッグトレーナー 宮忠臣さんにも出会った
この日は、これでおしまい
次の日の早朝、私たちはフェリーで島に渡った
礼文と利尻で1泊づつして、稚内に戻ったとき
フェリー乗り場に、関根井さんと、その時の上司、大谷さんが出迎えてくれた
私たしは、宗谷本線で稚内から南へ下る予定だったけど
列車の時間までには間がある
4人でおしゃべりしている間に
大谷さんが、少年野球の監督をしていて
夏の大会で、北海道で準優勝すると、愛知県へ行くんだ・・・・と聞かされる
確か、優勝すると志賀高原だったかな
愛知に来るときは連絡してくださいね
(このときは、社交辞令だった気がする)
とても勝てそうなチームではなかったのに、勝っちゃった
ホントに、愛知県に来ることになっちゃった
会場は、長久手青少年公園
(愛地球博の会場になって、今は違う公園になっちゃったね)
社交辞令だったとは言え、約束は約束
私は横浜から駆けつけた
その時、37度(稚内は15~6度で、ストーブ炊いていたらしい)
そんな中で、当たった相手チームは沖縄
北と南
応援に来ている父兄も、子供たちも、試合の力量の前に暑さにやられていたわ
でも、この大会は、親睦を深めるためのものだから
負けても帰れない
全試合が終わるまで、滞在しなければならないのだ
子供たちは、だんだん暑さにも慣れ、元気になるのに
父兄はなかなか、暑さに馴染めない
そこで、友達と私が、子供たちの遊び相手
男の子ばかりだから、『蝉』に興味があるけど捕まえたことがない
お姉ちゃん、捕まえてぇ~~
えぇ~~ 私だって捕まえたことないよ でもガンパッたよ
プール遊び
稚内のプールは室内
青空を眺めながら入るプールは初めての彼ら
『空と、プールと飛び込む僕を写真に撮って』
今なら、デジカメだから、その場で確認して撮り直しもできるけど
30年も前、イチかバチかで、シャッターを押す
確か、記憶に間違いがなければ、なんとか写っていたはず
そんなこんなで、稚内と繋がった私
あの頃は、タロ&ジロが、あちこちのデパートの屋上にやってきていた
タロの本名はベア、ジロの本名がデイビー
本名で呼んであげると、反応する二人が可愛くて、可愛くて
あちこち、追っかけしていたなぁ~~
そして、冬
流氷を見たくて、今度は一人で稚内を訪れた
『流氷を見る船』に乗って、その時の写真が
パンフレットの表紙になったっけ
1年目の冬は、『犬ぞり大会』が終わったあとだった
次回は、絶対『犬ぞり』が見たい
これから、稚内通いが始まったのだった
あれ 健さん関係なくなっている
稚内に関係なく、健さんは大好きだったんだけど
南極物語に出演していた健さんは、もっと好きって話
南極に行ったのは、江利チエミさんが亡くなってすぐだったんだよね