イギリス留学中、日本語のフリーペーパーで「県人会」メンバー募集という広告を見つけました
ロンドンで同郷の人に会えるなんて面白そう!と思った私は早速幹事さんに連絡を取り、
次回の食事会に参加させてもらうことになりました
その頃学生をしていた私には、同じく学生をしている友人しかいなかったので・・・
その県人会のメンバーも学生さんが多いのかな?
と勝手に予測し・・・
会の当日を迎えました
そして、いざ会の開かれるジャパニーズレストランに到着してみると・・・
そこで出逢った方たち(約10名の方々)は・・・
見事に皆さんイギリスでの立派な社会人!
しかも、女性はイギリス人と結婚してイギリス在住の方が多く、
男性は日系企業の駐在員や、既にイギリスに永住している方たちばかりでした
予想に反して、参加者の中で学生は私一人・・・
その当時私は30歳だったため、年齢的には近い人もおられたのですが・・・
なんせ社会人と学生では感覚が違います
同年代のはずなのに、なかなか話しについていくことが出来ません。
自分も少し前まで日本では社会人だったのに、なぜかその時・・・
イギリスでまた一から学生をしている自分がとても場違いな感じがしました。
そして、ある企業の駐在員の男性に言われた一言、
「その年でなんでまた学生やっているのか分からないよ!また学生に戻るなんて、僕には考えられないな」
確かに、日本で私は社会人を7年経験しました。
でも、働いているうちに当時関わっていたインテリアの仕事の奥深さがもっと知りたくなったり。。。
将来ショップ経営をするためにビジネスの勉強がしたくなったり。。。
どうせ勉強するなら前から実現したかった長期留学をして、イギリスで勉強したい!と思うようになり留学するに至ったのです。
22歳(大学生)の時までは、勉強は“やらなければいけないからするもの”でした。
でも、大学を卒業して社会で働くようになって、仕事をするうちに・・・
私にはもっともっと学んでみたいことが増えてきたのです。
他の誰かに言われたからではなく、自分の意思で勉強したい!
社会経験を積めば積むほど、私の「何かを学びたい!」という欲求は強くなり、学ぶことに対して貪欲になっていきました
イギリスに留学し、イギリスには大人になってから、社会に出た人たちが再び何かを学ぶためのカレッジ、コース、Adult Education Collegeなどがたくさんあることを知った私。
自分たちの「学びたい」という欲求を我慢せず、大人だからだと言って、一から何かを学ぶことを恥ずかしいことだとは思わずに素直に学ぶ国民性。
そんな日本人の感覚とは異なるイギリス人の本質の中に・・・
自然体で生きている人たちの中にいると・・・
私は日本社会にいた時よりも肩の力が抜け、自分が楽でいられるような気がしました。
学びたいから大学に行く、カレッジに行く、Adult Educationに行く
学びたいと思うときが学ぶ時!
私はそう思います