時は遡ること3ヶ月半前・・・
2024年1月30日(火)午前に、博士論文の最終審査会が大学で開催されました。
論文審査会は、英語ではdefenseと言い、文字通り自分の主張を弁護します。
審査員は4名。自分の大学の指導教員、副査2名、そして外部の大学から私の研究分野を専門にされている教授1名。
審査会は一般公開されますが、平日だったため私は特に誰にも声をかけなかったので、会場には審査員の先生方と私だけでした。
私の緊張をほぐすため、指導教員の先生がわざわざお茶を買ってくださいました。優しさに感激。
私の発表に与えられた時間は30分。
用意していたパワーポイントのスライドを使い発表します。
その後、審査員の先生方からの質問に答弁すること1時間。先生方と熱くディスカッション出来たと思います。そう、途中から答弁というよりどうしたら日本の英語教育を良くしていけるか、それについてのディスカッションのようになりました。
それが終わると、先生方は別室に移動し審査に移られました。
待っている時間、会場となった教室に取り残され、、1人で待っているととても長い時間に感じます。
途中、職員さんがスクリーンやプロジェクターなどを片づけに来られるほど。。
おそらく30分近く待っていたでしょうか。
喉でも潤そうかと、お茶を飲みかけた瞬間、ドアが開き、指導教授が入ってくるや否や、、、
“Congratulations, Dr. Ueda!”
と笑顔で言ってくださいました!
ほっとしたのと、まだ実感が沸かない気持ちが入り混じります。
他の先生方も教室に戻って来られ、最終版の提出に向けてのアドバイスや、学会発表の話(どの学会が良いかなど)をしていただき、パソコンはすでに片付けてしまっていたので必須にメモメモ。
その後は先生方と写真撮影しました。
さらに、なんと、指導教授がお祝いのランチをご馳走様してくださるとの事で、三ノ宮に移動し、見晴らしの良いレストランでお祝いしていただきました!
指導教授にとって、私はご退職前最後の博士の指導学生。私は教授を教授としても、女性としても、とても尊敬しています。その恩師から、これまでの研究を諦めずに続けてきたことの労を労っていただき本当に感激しました。
博士課程入学と同時に妊娠した私。この日を迎えるまで色々なことがありました。
印象的な出来事をまたこれから少しずつ書いて行きたいと思います。