先日、叔母の家のどこかに潜むブランドバッグを探すため、Jさんに手伝いに来ていただいた。
午後一時のスタート。
私が事前に積み上げたおいたバッグの山から一つ一つブランド物かどうかチェックし、捨てる、売るかも?、取っておく・・・の三つに分類することになった。
バッグの山は、標高は50センチだが、山脈としては2メートルつづく。この中で、ブランド品と言えそうなものはヴィトンとコーチだけ。「コーチ」と書いてあるバッグが3つあったが、一つのショルダーバッグは明らかに偽物(偽物というほど、似てさえもいない代物)なので捨てる方に。
分類しているうちに、わからなくなって、売るんだっけ?捨てるんだっけ???えーい、もう捨てちゃえ!・・・・となる
「きれいなものはリサイクル屋に持ち込むと100円くらいになるかなあ?、どうする?」
「リサイクル業者に持ち込むのも大量にあるし車でもないと運べないよ」
「来てもらうっていう手もあるよ」
「でも、買取できないって言われたら結局ゴミに出すんだよね」
手間を考えると、心は痛むが、なんだって捨てるのが早い。
捨てると決めたものも、今日はごみは出せないので、10個以上の袋と段ボールにつめ、物置部屋に運び込む。元・居室、現・物置部屋は実質「ゴミ置き場」である。
「叔母ちゃんに捨てていいか聞く?」と言ったところ、「おばちゃん、絶対捨てるっていわないよー」とのこと。Jさんの話だと、捨てると言って物置に入れたものも次に来た時にはもとにもどしてあるのだそうだ。
ただ、何があるかは覚えてないから、こっそり捨てるのがいいということになった。もうハンドバッグなんて使わないし、ショッピングバッグもショッピングに行かないのだからいらない。施設で屋外に出る時に持ってゆくようにリュックや軽い素材のショルダーがあればいいのだろう。そしてそれらはすでに施設に持ち込んでいるし、やはり捨てる!捨てる!!捨てる!!!
捨てるものが積みあがったところで、おやつタイム。
お茶を飲みながら「結局、プラダ、あった?」
「ないよねー」
それにしてもプラダはどこに行ったのだろう。せっかく来てもらったのに、当初の目的が果たされていないのは気持ちが悪い。不完全燃焼だ。