まりもの本棚 -6ページ目

まりもの本棚

読んだ本のことを書いています。

 泣く大人 江国香織 世界文化社

泣かない子供だった江国さんは泣く大人になりました。

大人というのは本質的に「泣く」生き物だと思います。

「泣くことができる」と言った方が正確かもしれません。

それはたぶん、心から安心してしまえる場所を持つこと、です。(あとがきより)

「雨が世界を冷やす夜」「男友達の部屋」「ほしいもののこと」「日ざしの匂いの、仄暗い場所」と4章に分け、日々の生活と旅、男性誌連載だった「男友達の部屋」や「CREY」に連載された「ほしいもののこと」と本にまつわるエッセイが収められています。

江国さんって変ってる。

果物が主食だったり、バターを食べたり、毎日お風呂に2時間も入っていたり、その日何を食べるか自分の身体が必要としているものに、まじめに耳を傾けてみたり、台風が好きだったり、付きあった恋人と一人を除いて今でも友達でいたり・・・ 

それでいて結婚している。

安心してしまえる居場所を見つけたのだ。

江国さんを掴めば形を変えてしまうスライムのような人だ私はと思う。

彼女の不思議な魅力は磁石のように人を引きつけるのだと思う。

間違いなく私もそのうちの一人だ。



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 女たちのジハード 篠田節子 集英社

篠田さんの直木賞受賞作品です。

保険会社に勤めるOLたちの失意を重ねながら、奮闘し努力して、人生を切り開いていくというお話です。

バブル期に入社し30歳を過ぎた人の良いお局OLの康子、バブルがはじけてから入社した一流大学卒の上昇志向があるが愛想のない紗織、紗織と同い歳でエリートとの結婚願望が強く気がきくリサ、入社3年目の取り得のない後輩OLの紀子、康子と同期入社で社内結婚して働くリーダーシップのあるみどり、康子のまわりにいるOLたちのことが書かれています。

「ナイーヴ」「アダムの背中1」「シャトレーヌ」「アダムの背中2」「コースアウト」「扉を開けて」「ファーストクラスの客」「上昇気流」「それぞれの春」「二百五十個のトマトの夜」「離陸」「タッチ アンド ゴー」「三十四歳のせみしぐれ」の13章で構成されています。

それぞれが奮闘するのですが、家事もろくにできないのに男に依存する紀子の生きかたは好きになれないです。

家事ができないのに専業主婦するな!って腹が立ちました。

紗織も何でまた、ヘリコプターの操縦士に?って感じ、小さい時から空が好きだったとかなら分かるんですが、ヘリコプターに一目惚れってちょっと理解できないです。

直木賞受賞作品、いろいろと読みましたが、ごめんなさい、これが直木賞?って感じでした。

悪くはないんですよ、引き込まれて先が知りたくてぐんぐん読み進むんですから、ばたばたして終わっちゃったって感じただけです。




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 都の子 江国香織 集英社

初めてのそして”30歳記念”のエッセイ集なんだそうです。

昨日、2番目のエッセイ集「泣かない子」を読み終わったばかりなのですが、それとだいぶかぶっています。

っていうか、これ+父のこと、妹のこと、読書のことが書かれたのが「泣かない子」です。

”これ”は何かっていうと、今まで出会った人たちのこと、訪れた場所のこと、印象に残った思い出、幼い日に感じたことです。

「ミセス」に三年間掲載したエッセイなんだそうです。

全部で36篇。

「書くというより思い出を小分けにして少しずつ冷凍した」ってあとがきで言っています。

ほんとに、色褪せない思い出がいっぱい詰まった素敵な本です。

同じ時を生きてきた私と共感できることも多々あったので「ちょっと同じじゃん」なんて親しみも感じました。(「薔薇」「空港効果」と「感情の温度」あたり)

「都の子」というタイトルは江国さんが大好きなアルフレッド・テニスンの「都の子」から使わせてもらったそうです。

そうそう、余談ですが、江国さんは小さい時なき虫で、ある時から全然泣かない子になったそうです。

2番目のエッセイはそんな泣かない子だった自分のことをタイトルにしたみたいです。

面白いことに、「泣く大人」っというエッセイもあるようです。

江国さんのエッセイは好きです。




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 泣かない子供 江国香織  角川書店

「都の子」に続く2冊目のエッセイ集のようです。

少女時代のこととか、父の小言とか、しっかり者の妹のこと、アメリカでのこと、読んだ本のこと、仕事のこと、時を飛び越えて留まる遠近の記憶などなど江国さんってこんな人なんだと見えてきます。

2,3ページのエッセイがほとんどです、中には数行のものもあります。

なかでもインパクトが強かったのは「ラルフへ」です。

不倫について友人に説明するのですが、江国さんは、奥さんにも恋人にもどちらにも存在価値があり「ごはんとお菓子」のようだと言っています。

なるほどなぁって思いました。

あとは「日々の言葉」の中で、小学生がバスの中で使った「いまどき」の言葉でおかしな言葉「超知らねー」をご主人に使ってみるところが冷静に試していておもしろいなと思いました。

読めばますます江国さんに魅了される一冊です。



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 地上八階の海 角田光代 新潮社

「真昼の花」と「地上八階の海」の二つの短編が綴られています。

どちらも孤独と空虚な心の闇が描かれた作品です。

「真昼の花」は母を亡くし独りとなった私は、現実から逃避して、兄を追い東南アジアへバックパッカーの旅へ出ます。

立ち寄った先でお金を騙し取られ、それでも私は帰りません。

オオバに電話を掛け、郵便局留めでお金を小包で送ってくれと頼みます。

家にも電話を掛け、鳴り続ける電話機、誰も出るはずのない電話機を思い浮かべ、家の中の様子を思い出します。

オオバと誰も電話にでない自宅が唯一の現実との架けはしです。

売れるものは売り、空腹で、落としてもらう金を待って佇み、いったい何がしたいのか、どうしてここにいるのか私は分からなくなります。

小包が届き、お金の心配がなくなると、意味もなく街をふらつきます。

安宿の部屋をシェアしていたアキオが島へ旅立つと、その後をゆっくりと追いました。

私は時々自宅へ電話を掛けます、兄が出るんじゃないかと期待して。

アキオは島へ渡る船の出る村で病気で床についていました。

アキオはやせ細り死にそうに弱り、その姿に私は、旅から帰らぬ兄の姿を重ねたのでした。

私には帰る場所がなく孤独なんだと・・・


「地上八階の海」ははってきり言ってよくわからないです。

多分こうなのかな?

よそよそしいぎくしゃくした母子関係しか築けなかったため、何にでも淡白な私は他の人と濃密な関係を築けない。

仕事も一人なら、興味をそそられるのも廃墟となった団地であったり。

家族がいても心は孤独。

普通であるようでいかれてる、自分が人とまっとうに向き合える人間ではないことに気付いたって事なんじゃないのかな?

なんだか、モヤモヤする作品。

後味悪いです。



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