こちらの投稿で「大好きな明日香の、とりわけ好きな場所です」と書いたのは、里中満智子さんの『天上の虹』が大好きだからでした。
2019年の7〜9月に「奈良県立万万葉文化館」で開催されていた「持統天皇誕生の物語展」では里中満智子さんの講演会にも参加しました。
持統天皇は悪女と言われることもありますが、彼女の苦悩に焦点を当てた『天上の虹』を読んでから見方が変わりました。
講演会で頂いた直筆のサインです。
講演会で仰った「みんなそれぞれの立場で一生懸命に生きただけなんだ、誰のことも悪く書きたくない」との言葉が印象的でした。
愛あふれる眼差しに感激しました。
それからは逆の立場を考えるようになりました。
「天上の虹」の文庫版です。
11巻まであります。
文庫版の6巻には、天武天皇が崩御されてからのことが描かれています。
野口王墓の様子も描かれています。
この巻は大津皇子の自害のくだりや、草壁皇子の死も描かれていて、胸が苦しくなります。
こちらの投稿で、大津皇子が謀反の罪を着せられ、死を賜る前に辞世の句を詠んだとされる『磐余の池(いわれのいけ)』のことを書いています。
合わせて読んで下さると嬉しいです。
こちらは万葉文化館にある里中満智子さん揮毫の歌碑です。
読んで下さってありがとうございます。