雪の上での試運転後、しばらく放っておいたヤマハTY175。
トライアルを乗り易くするため、ワイドステップへ改造するお話。
先月、行われたトライアルマスターズ四国大会へ北海道からベータの師匠が参戦した。
大会当日は天候が悪く、予想外の成績に悔しい思いを残し帰ってきた師匠。
「もう忘れたい過去だ」と言い、ショックを隠せないご様子。
数日後に師匠から連絡があり、「今年はトライアルのビンテージ大会を3回計画したい」と、やる気満々。
元気を取り戻したようなので安心した。
そうなると、ビンテージ(旧車)大会にはこのTYを走らせてみたい。
でも、このTYを数回乗って感じたことは、最新のトライアル車に慣れているせいか、ステップの位置が少々高くて乗り難い。
せっかくなので、気持ち良く乗れるよう、ステップの位置を見直してみる。併せて踏み代が広いワイドステップへ。
計画方針として、できる範囲は自力で施工して出費を抑えたい。
そこで用意したのは、
① ステップ。
ヤフオクにて、オフロード用のワイドステップを新品購入。
1,300円の価格に少々不安は残るが多分、使えると思う・・・
② ステップのコの字金具。
ステップの取付金具を探した結果、ミタニ神戸店さんに使えそうな汎用品を見つけた。
価格は3,850円。部品と考えると高くはないか。
③ ステップブラケット。
後々標準に戻す可能性を考え、加工して使うために中古ブラケットを購入。
ヤフオクにて、何と価格は912円と安く手に入った。
このステップ付きのブラケットは、錆びてボロボロの状態。
錆取り防錆剤(花咲G)にしばらく漬けておいた。
1週間放置した結果、
錆と汚れは取れたようだ。
ステップの位置は、下へ1cm、後ろへ3cmくらい移動させたい。
TY175のステップ改造について、ネットを調べても良い情報を得られなかった。
問題は、ステップのコの字金具をどのように取り付けるか。
イメージは、ブラケットと鉄片、鉄片とコの字金具をそれぞれ溶接する。(赤い線:隅肉溶接)
施工は、溶接作業のみ地元の鉄工所へお願いし、鉄片の加工やステップの位置決めは自分でやってみるか。
早速、作業開始。
不要なステップの取付金物を金のこを使って切断する。
意外に5分で切断できた。
ブラケット側に残った出っ張りを平らに仕上げるには、ディスクグラインダーを使って削る必要がある。
後は、鉄片を用意しなければ。
ホームセンターへ行って、4.5tの帯鋼を買ってこよう。
あっ、グライダーも持っていなかった。
ワイドステップ化には、まだまだ時間がかかりそうな予感がする。つづく