/●/再び 仁王像に・・・ [真福寺=石戸厄除両大師]  534 | 70代からのウィズブログ! 

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何を書くかは、その日見つけた好奇心&やる気次第。

Slowになった体力・知力・想像力を少しでも長くキープできればな~、が思いです。

はてさて、どこまで・・・どこまで・・・ 続けられるやら。

 

 

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 [石戸厄除両大師 真福寺]

埼玉県北本市本町7-126

 

[山号] 醫王山      [院号] 光明院

[宗派] 天台宗   [創建年代] 不詳

 

 

丸レッド

 

 

【真福寺所蔵の文化財】は 2点

 

           ●[真福寺仁王像]           ●[慈恵大師画像]

 

 

北本の文化財| 北本デジタルアーカイブズ (kdas.jp)より

 

 

 

 

 

 

「だるま市」開催寺院の 情報を探索中

 

辿り着いた [真福寺の仁王像] この像は

 

北本市の 指定文化財(彫刻)であった

 

 

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● 真福寺仁王像 (北本市教育委員会・境内掲示より)

阿吽一対の仁王像である。

 

口をあける阿形は、斜めに顔を向け右腕を腰下に振り、金剛杵を握る左腕を肩上に振り上げる。

 

口を結ぶ吽形は右腕を屈臂して五本指を伸ばし、左手は掌を強く握り腰をひねる。

 

ともに激しい憤怒相を現し、筋肉隆々とした上半身には天衣がまとわれる。

 

像は寄木造り、彫眼からなり、腰に巻かれる裳には彩色が施され、

 

宝輪、七宝、蓬莱唐草などが配されている。

 

 

 

 

制作年代は、像が安置される仁王門の礎石に 安永3年(1774)の陰刻銘があること

 

から、仁王像についても  同時期の作と推定される。彫刻として総体に崩れのない

 

仕上がりを示し、市内では唯一ここだけに残されている。

 

 

 

さくらんぼ さくらんぼ  さくらんぼ さくらんぼ

 

 

 

前置きはさておき いざ 真福寺仁王門へ

 

 

安永3年(1774) 建立

 

 

 

 

 

 

 

仁王門の左右に 嬉しい発見があった

 

見事な イチョウの大木が 3本聳える

 

晩秋の 黄葉社寺巡り & 黄葉フォトが 楽しみだ

 

 

 

 

 

 

 

 

仁王門内に 扁額あり

 

「両大師」   &   「醫王山」

 

 

 

 

 

 

仁王門を抜けると 一直線の広い参道

 

その先 幽かに 朱塗りの本堂が

 

 

 

 

参道右手には 巨木クスノキの麓に

 

宝篋印塔 & 手水舎

 

 

 

 

 

参道左手にも 巨木クスノキ

 

宝篋印塔

 

 

 

 

 

この大クスの くねった枝ぶりには

 

驚き & 歴史を感じる

 

 

 

 

 

クスノキの大木を楽しみながら

 

参道を 奥正面に

 

本尊・不動明王を祀る [本堂]が間近に

 

お願い

 

 

 

 

 

 

 

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コーヒー

 

 

さて 本堂の参拝を終えると

 

参詣主目的である 再びの [仁王門]へ

 

(仁王門前掲示の ガイド板)

 

 

コーヒー

 

 

当寺での 仁王像の拝観は

 

境内ガイド板を 参考にしたとはいえ

 

なんとなくの 落ち着かない感じ方であった

 

おじいちゃん

 

というのも 文化財保護上 仁王像は細かい金網で 安置されていた為

 

フォト撮影に注力 & 苦心せざるを得なかったせいかもと・・・

 

  

像高 吽形223.3cm       像高 阿形223.5cm

 

 

従って 後刻 フォトを整理しながらの

 

やむなき 仁王像鑑賞となった

 

 

花

 

 

阿形・吽形共 像高2m超の大きさは やはり見応えがあった

 

50年前の 昭和49年(1974)に 表面の彩色&一部修理されたという

 

  

 

 

祭

 

阿形は 右腕を脇に振り 左手に金剛杵(こんごうしょ)を持ち

 

天衣&裳 左に腰を捻った スタンダードタイプ

 

 

 

 

 

吽形は 右腕を屈臂(くっぴ)し 五指を伸ばし

 

左腕を前に構え 掌(たなごころ)を握る

 

 

 

 

 

両像共に 忿怒の相を 現わしている

ポーズは スタンダードな仁王モデルだ

 

コイン

 

拝観時に スグに気になっていたが

 

 腹部の出っ張り・・・  割れ腹筋ではない・・・

 

ちょうちょ

 

でも 余り気にしないでね

 

 この容姿は 江戸時代の相撲力士がモチーフかも と勝手解釈

 

庶民に近しい 仁王様だった と思いたいですね

 

 

 

 

 

そういえば

 

憤怒の相も いまひとつ怖さを感じない

 

阿形の口の開け方 & 吽形の口の結び方

 

共にどこか 遠慮深く 優しそう

 

 

 

 

 

 

境内ガイド板には

 

腰に巻かれる裳(も)には 彩色が施され

 

宝輪・七宝・蓬莱唐草などが 配されている とのことだが

 

  

 

やはり 修復後 50年の経過は 色落ち等があり 判じ難い面も・・・

 

 

 

[※]七宝とは ・・・仏教用語(無量寿経)で

 

「金、銀、水晶、瑠璃、瑪瑙(めのう)、珊瑚、しゃこ(貝)」の七つの宝を指す

 

 

 

 

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 ● [慈恵大師画像]

 

 

 

ハートのバルーン

 

真福寺には、慈恵大師良源(天台宗中興の祖、元三大師、生年912~985年)の画像(絹本着色、北本市指定文化財)が寺に残されている。

 

この 画像は、寛保2年(1742)に輪王寺宮一品法親王が当寺に寄贈したものと伝えられている。

 

 

 

● ご存知 「両大師」・・・

天台宗で良源と天海を並べて尊崇する呼称。

 

ともに、平安なかばと、戦国時代末に荒廃した比叡山と天台宗を復興し、

 

良源は第18世天台座主となり、慈恵(じえ)大師と諡(おくりな)し、

 

天海は上野東叡山寛永寺を開山、慈眼(じげん)大師と諡する。

 

両大師の験力は民間の信仰を集め上野の両大師など、特に関東一円に盛んである。

 

東叡山・両大師堂(開山堂) 2013/3撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

静かな雰囲気が漂う 真福寺境内  ≪心が穏やかになった≫

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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