● 場所を修飾するときはwhereを使う?使いません。
こんにちは、高橋 美湖です。
先日いろいろなブログを見ていましたら、「場所を修飾するときは、whereを使う」という内容を見つけました。
実は、これは、間違われやすい文法事項の1つなんです。
では、
これは、私が、好きなレストランです。 を英訳しているのはどちらでしょうか?
① This is the restaurant which I like.
② This is the restaurant where I like.
↓
正解は、 ① です。
restaurant(場所)を修飾するからといってwhereを使うということは、ありません。
文の構造を見る必要があるんです。
①の文は、2つの文が1つになったものですので,2つに分けてみましょう。
This is the restaurant.
I like the restaurant.
この2つの文で共通している単語は、restaurantですね。
2つ目の文では、restaurantは、likeに対する目的語になっています。
目的語になっているときは、which を使います。
また、次の文でも which を使います。
This is the restaurant which has a beautiful view. これは、眺望の良いレストランです。
この文も2つに分けてみましょう。
This is the restaurant.
This restaurant has a beautiful view.
この2つの文では、restaurant が、共通している単語ですね。
2つ目の文では、restaurantは、主語になっています。
主語になっている時もwhich を使います。
では、いつ where 使うのでしょうか?
以下の文では、where を使います。
This is the restaurant where I went yesterday. これは、私が昨日行ったレストランです。
2つの文に分けてみましょう。
↓
This is the restaurant.
I went to the restaurant yesterday.
2つ目の文に注目してください。
2つ目の文では、restaurantの前には、前置詞のtoが来ています。
wentは目的語を取らない動詞なのでwent のすぐ後にはrestaurantを持ってくることは出来ません。
つまり、restaurantは、主語でもなく目的語でもありません。前置詞が前に来るということは、その単語は、主語や目的語でもないということになります。
このような時に、where を使います。
このような説明をさせていただくと、多くの生徒さんが「どうしたら目的語を取る、取らない動詞って分かるようになるのでしょうか?」と聞かれます。
答えは、
たくさんの文を音読することです。
たくさんの文です。結果的に暗記してしまいますね。
英文法を勉強しないで英語を話せるようには、なりません。
文法を理解して例文を何回も音読することが、必要です。
今日の文法は、関係代名詞、関係副詞になります。
関係代名詞、関係副詞は、中学3年と高校1年で習います。