生高校生のための6次産業化講座Vol.18
【食糧自給率向上のために何をするのか？】
ー次世代を創る子供たちへ「食育とサイエンス教育」その⑤
【大豆100粒運動】Vol.4
日本は終戦から僅か60年足らずでめまぐるしい復興と発展を遂げました＼(^_^)／
戦争で焼け野原(グラウンド・ゼロ）になった東京に…
今ではスカイツリーがそびえ立っています！
日本人の勤勉さと勉強熱心さ…
優れた能力と技術革新で…
原料資源の乏しい国が世界有数の経済大国になりました＼(^_^)／
20世紀を牽引したアメリカの経済政策やマーケティングをその範とし…
合理的自由主義経済にまい進し…
ひと頃は経済原理至上主義が高じて「エコノミック・アニマル」と世界から疎まれた時期もありました(＞_＜)
２０世紀はまさに自由主義経済飛躍の時代でした…
現在取沙汰されているTPP問題に象徴されるように…
世界はウルグアイ・ラウンド（Uruguay
Round、1986年 - 1995年）から…
貿易上の障壁をなくし、貿易の自由化や多角的貿易を促進する方向になりました！！
日本の政治はそういう流れに対応し…
大企業を中心に国を挙げて経済原理至上主義政策にまい進し…
細川内閣～ロン・やす(ロナルド・レーガン大統領と中曽根首相)～ブッシュ・小泉にいたるまで…
世界の貿易がフリートレード（自由貿易）の流れになっていくのに支障をきたさない政策を取り続けてきました！！
自動車やエレクトロニクス、ITなど…日本の誇る最先端の技術を輸出し…
つい数年前までは世界一だった外貨（ドル）保有高（現在は中国が一位で日本は二位）を利用して…
食糧輸入を拡大し続けてきたのです！！
結果政策的に保護してきた米を除き…
現在では日本の食糧自給率は40％の水準になってしまっています(＞_＜)
世界の情勢や地球の自然環境や森羅万象が長期間に渡り…
誰もが安定していると思える状況であれば…
豊富な食糧生産国からそうでない国に供給される仕組みを強化し…
世界経済を一体化しようする試みは理解できます…
でも21世紀になって…
世界の至る所で紛争や戦争が勃発し…
多くの人が死に追いやられ…
飢える難民が続出しています(＞_＜ ）
更に…地球の温暖化現象が進み…
地球のいたるところで異常気象が続出しています(＞_＜）
隣国の中国や韓国、北朝鮮と日本の関係も…
領土問題が表面化して良好だった経済関係にも陰りが生じるような不透明な状況になっています(＞_＜）
日本だけではなく…どうすることも出来ない天変地異や災害の危機に世界中が怯えています(＞_＜)
そんな不安定な状況が分かっていて…
世界や地球が「順風満帆(じゅんぷうまんぱん：物事が全て順調なこと)」であることを前提とする政策を…
食糧を自前で4割しか持っていない日本が推し進めて良いのでしょうか？
中国や韓国、北朝鮮との関係悪化が取沙汰され…
今回の選挙でも「自衛隊」の問題や「憲法改正」の問題が表面化され…
日本を隣国の脅威から防衛するための政策が論点になっています…
でも残念ながら…
「食糧危機の脅威から日本を防衛する！！」という人は不在でした(＞_＜)
日本は今外貨をたくさん保有しているので…
いざとなれば食糧を輸入する経済力はあります…？
でも、自国供給で精一杯になった国が他の国に食糧を出してくれる保証はどこにあるのでしょうか？
紛争や戦争でも天変地異でも異常気象でも…
食糧生産を滞らせる潜在的要因は地峡上のいたるところに無数にあるのです！！
当初辰巳先生は大豆の自給率を上げるためにいろいろなジャンルの方々に働きかけをしたそうです…
でも、地位や権力を有する力のある人になればなるほど…
日本の政治や政策が行こうとしている方向と相反する矛盾と壁があり…
どうやっても上手くいく手段が見当たらなかったのです(＞_＜）
万策尽きたと思われたとき…
宗教にも精通している先生の脳裏に「子供たちは聖域である」！とのひらめきがあったのです！！
子供たちを通しその教育の一貫として大豆を育て喫食までを学ばせることが…
どこからも邪魔が入らない最も確実な方法であり…
世の中を変えることのできる、残された唯一の方法であることを見出されたのです！！
大豆100粒運動は「ギリギリで間に合うかもしれない…」とおっしゃる辰巳先生の祈りそのものから始まったのです(^O^)/
子供たちへの大豆を通した「食育」を聖域として自給率向上への突破口とした…
大豆100粒運動の根幹はまさにここにあるのです！！
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