手の届かぬ花☆ | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

皆さんおはようございます。


どんな週末をお過ごしでしたか?


私たちは昨日近所の戸倉山を目指して一日山歩きをしましたよ。


今日から天気が下り坂だと聞いたので昨日のうちに出かけたのです。


戸倉山の上り口にはこの前は無かった杖の無料貸出しサービスが・・・・







戸倉山は天竜川の東側にあるので川を渡りました。



新緑と水微温む川の色が素敵です。


山の上の方では今八潮ツツジが満開できれいでした。











初めピンクや紫のツツジにばかり目が行って気がつかなかったけれど、

山頂近くには薄いクリーム色の花も咲いていました。


こんなに目立たない花も珍しいと思うほど、

新緑の淡い緑の中に紛れ込んでいます。


名前も知らないひっそりと咲く花を近くでじっくりと眺めたい所ですが、


どの木もこちらからは直角に見下ろす崖の上の方や、

急斜面に生えているばかりです。


高嶺の花と云う言葉が有るけれど、まさにそうです。


急斜面の手の届かない花は清楚な色と気品のある立ち姿。


誰の目に触れられる事もないのに気高く咲き誇っていました。



その花の美しさに魅せられている時に、

丁度そこへ下山してきた家族連れの登山者がありました。



山歩きに慣れた様子です。



挨拶の後、戸倉山への道の様子を尋ねついでに花の名前も訊くと、


その方は「それは日影ツツジと云います、上の方でも見られますよ」と教えてくれました。


日影ツツジとはまたマイナーなイメージですね。







写真を撮った時は午後の西日に輝く日影ツツジです。


遠いので花の形もはっきりと分からなかった。


赤やピンクの八潮ツツジを見ているとハッと気がつくんです。

あら、あんな所にもきれいな花が。。。。って



一度近くでお目に掛かってみたい花の一つが増えましたわ。


戸倉山は遠山のおばあさんの家に寄らずに登る事は出来ません。


おばあさんとお喋りが長過ぎて結局登り始めたのはお昼を半時も過ぎてからでした。


小戸倉まで登って時計を見たら3時5分前だったのでその日に戸倉山の山頂を目指すのは止めました。



戸倉山は標高1、170メートル。


小戸倉は1000メートル近いのでしょうか?


後170メートルだったとしても滑りやすい急勾配の登りです。


帰りの事も考えれば無理は止めました。


山歩きの楽しみの一つは尾根歩きにあります。



尾根道は即に馬の背などとも云われますよ。


言葉の様に馬の背中の形状をした歩き道です。

山の頂上へ向かう道はたいていそんな道なんですが、尾根道はたこの足のように分かれている事があります。



だから一本道を間違えると全く違う谷へ下りてしまう事も有るし、

途中で下りるのが不可能な急斜面に出てしまう事もあるのです。


私たちは今回帰り道を間違えてしまいました。


一本道の様に見える尾根を歩いて来たつもりだったのに途中から景色が違うような気になったのです。


全体的な風景は同じなのに

右側の谷に見えるクマザサを前には見なかったと云う思いがするようになりました。


といっても自信を持ってそう云えるほどはっきり覚えているわけでもないのです。


何となく不安になる胸の内と、

その力を弱めて西に傾いて行く太陽の位置が二人の足を止めたのだと思います。


下りが少しキツくなる地点で引き返す事にしました。


今思えば良い決断でした。


やっぱり道を間違えていたのです。(;´▽`A``


キツい下りを下りてしまえば戻るにはキツい登りが待っています。


あそこを下りていたら登り返すのがイヤなばかりにもっと先まで進んでいたかもしれません。


間違えた道は、

往路に寄り道をした場所の近くでした。

満開の花が風に散って花模様の絨毯を広げたような場所で休憩したのです。

だからその場所に出れば下り道が分かるはず。

時間をロスしているので自然と足早になる二人。

300メートルも戻るとその場所をはっきりと思い出し、事無きをえましたが、

山道はチョットした油断や思い込みが怖いものだと知りました。





もし気がつかずにあのまま行ってしまったら山で一晩明かさなければならなかったかもしれません。


その事も脳裏を掠め、着ているものの心配、飲み水の事、野生の動物の事など初めて心配しました。

一瞬の事でしたけどね。


尾根道だからその上を歩いていれば間違いないと思うのも危険です。

尾根分かれの道はいくらでもあり、

それがまたとっても分かりにくいと来ています。

こちらから向かう時には一本道に見えても帰りには別れの道の方が一本道の行き先に見えるのですからね。


実は私たち、この分かれ道に目印を置いていたのです。


ところがこの目印は

往路からはよく見えますが、帰路の方向から見ると見逃しやすい位置でした。


ばかだねー(/ω\)


初心者がイッパイの学びを受け取った今回の山歩きだったかな


つれ合いは時々振り返っては後ろの景色を眺めていたのよね。


行く時に見る風景と帰りに見る風景は違って見えるもの、


時々後ろ向きの風景も確認しておくのだと云ってました。



でもね,後ろを振り返って肝心の目印をチェックして欲しかったよね。(°д°;)







手の届かぬ花、


日影ツツジ、


キレイでした。(=⌒▽⌒=)



























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