リオ:子どもたちのため 「伝説のスピーチ」のセバンさん
毎日新聞 2012年06月18日 02時32分(最終更新 06月18日 02時42分)
「子どもたちの未来のために戦う社会にしよう」と訴えるセバン・スズキさん=リオデジャネイロで2012年6月16日、比嘉洋撮影
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【リオデジャネイロ比嘉洋】92年の国連環境開発会議(地球サミット)で「伝説のスピーチ」をしたカナダ在住で日系4世の環境活動家、セバン・スズキさん(32)が16日(日本時間17日)、ブラジル・リオデジャネイロで20日開幕する「国連持続可能な開発会議(リオプラス20)」を前に「子どもたちの未来のために(環境破壊と)戦おう」と呼びかけた。
セバンさんがスピーチをしたのは12歳の時。将来の世代にツケを回す環境破壊について「どうやって直すのか分からないものを壊し続けるのはやめてください」と訴え、各国代表の心を揺さぶった。地球サミットは、国連気候変動枠組み条約と生物多様性条約に結実した。
あれから20年。2児の母となったセバンさんは、ブラジル政府などが主催する討論会にパネリストとして出席し「20年前、この場所で世代間の不公平をなくす社会に変えようと訴えた。今もメッセージは同じだ」と語った。
伝説のスピーチってどんなスピーチでしょう。
調べてみました。
それは「リオの伝説のスピーチ」としていくらかの人の心に残っているスピーチで、
20年前にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた、世界環境会議で、
世界の指導者を前にカナダ在住の12歳の少女が行った物です。
当時そのスピーチは世界を感動させたといいますが、
感動の後、人々は何をしたのでしょうか?
20年経った今、彼女は「私の願いは20年前と同じです」といいます。
20年経っても彼女の願いは叶わず今も願い続けなければならないのです。
面白いのは先日たまたま読んだ新聞で拾ったニュースでした。
この伝説のスピーチをした少女は、セヴァン・スズキと云う名前です。
なんだか日本人のような名前でしょう。
実は彼女は祖先が日本人なんです。
確か4世代前の事。
はるか太平洋を隔てた島国から来たと言う男達がカナダのある海岸に漂着したと云うのです。
命を取り留めた人々はその地で残りの人生を過ごす事になりました。
中には現地の人と結婚をして子孫を残す人々もあったのです。
スズキさんはそんな日本人の血をひいています。
たぶん沖に出過ぎた釣り船が、
雨風に運ばれながら潮流に乗ってしまい、いつかカナダの海岸にたどり着いたと考えられていたのですが、
図らずもそれを証明するような出来事が最近起きているのです。
去年の震災で三陸海岸から流されたハーレーダビッドソンが、
何ヶ月かのちにカナダの海岸にたどり着きました。
それは大昔に日本からの船が漂着した場所だったのです。
ハーレーが漂着した事で、
三陸とカナダが潮流で結ばれている事がはっきりしました。
そして話はまだ続きます。
20年前のスピーチの後、スズキさんは日本にゆかりのある人として、
この国に招待されました。
当時は時の人でしたからね。
ところがスズキさん、日本人の暮らしぶりを見てショックを受けてひどくガッカリしてしまったそうな。
特に割り箸をみて心を痛めたとか、
10分か15分しか使わないで捨ててしまう割り箸の為に自分の国の木が切られている事に、
深く傷つけられたようです。
その他にも日本人の使い捨ての文化にも驚いて、がっかりして帰国したと云うニュースを読みました。
これでは自分の中に流れる日本人の血を誇れるでしょうか?
めったに読まない新聞に出ていたニュースにネットでまたお目にかかるのは、
彼女のスピーチが風化されないように、
存在が私の目に留まらせた結果かも知れません。
スピーチは簡潔で素晴らしいものです。
ぜひ読んでみて下さい。
「リオの伝説のスピーチ」
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