メタモルフィっク・テクニックのワークショップ。
この秋、ロンドンより初来日です。
初めて、私がこのヒーリング・テクニックに出会い、施術を受けたのは、もう5,6年前のことでしょうか。
メタは、プラクティショナーと呼ばれる施術者が、
やさしいタッチで、足と手、頭に働きかけます。
それぞれの足に10分、手に5分、頭に5分で35分間のセッションが一般的です。
初めてセッションを受けた時、手足はただ、気持ちよくリラックスって感じでしたが、
頭を触られた時には、急に何かが噴出たような感覚を覚えました。
非常に柔らかく、そっとっそっと、触れるか触れないかの手の動きなのに、
まるでブラシで汚れを払い落とされたような、
ゴミを吐き出されたような、すっきりとした気分になったことは今でも忘れられません。
何よりのエピソードは、ミニワークショップを受けた2,3日後の事です。
私は、つれ合いと大喧嘩をしました。
何が原因かはおぼえていませんが、大きな声で言い合って、
挙句の果てにつれ合いは、仕事部屋へ閉じこもってしまいました。
目の前でドアを閉められてしまった私は、
なんだか急に自分が悪かったような気分におそわれて、さっきまで言い張っていた事が
間違っていたと気が付いたのです。
でも意地っ張りで、なかなか素直に謝れないところのある私は戸惑っていました。
それが時間がたつほどに、「あなたが間違っていたのだから、あやまったほうがいい」
と、自分の中で声が聞こえてきました。
しばらくは躊躇していたのですが、我慢ができなくなりました。
今ここで謝らなければ、良くない事になってしまいそうな気がして怖くなったのかもしれません。
私は、彼のところに行きました。
そして「ひどい事を言ってごめんなさい、私が間違ってました」と言ったのです。
言ってから、はたと気が付きました。
私たちはかなり長い間一緒に生活をしていますし、何度も喧嘩したことがあります。
でも私から、こんな風に謝ったのは、実はこの時が初めての事だったでしょう。
この瞬間、これはメタをやってもらったから出来たことだと思ったのです。
自分でもとてもびっくりしました。
と同時に、自分がこんな風に素直に謝れたことがとても嬉しかった。
何か今まで、自分の中で頑なだったものが解けているような感覚です。
これは凄い、
その時から私は、このテクニックの力を皆に広めたいと考えるようになったのです。
つづく。
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