星は流れ、二人は眠る。 | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

秋もたけなわ、毎日紅葉にみとれ、こちらの山あちらの山と飛び歩くさなか、

昨夜はしし座流星群というイベントもありましたっけ。

夜中0時過ぎ、

そうだそうだ、今夜は流星群の日だった、と思い出して、

いっぱい着込んで外に出ました。

外は晴れていましたが、月がまだ西の空にかかっていてかなり明るく、見上げても流れ星ひとつ

見えません。

月のあるうちは無理かもしれないということで、

さらに毛布やら、寝袋を着込み月の沈むのを待つ体制を整えました。

支度が出来て、真夜中の冷たい空気の中でじっとしていると、

風の音や、木の葉の落ちるかすかな音が聞こえてきます。



ところがしばらくすると、谷の底を流れる川から音も無く霧が立ち上ってきて、またたく間に星が消えていきました。

霧は一度発生すると10分で消えるときもあれば、一間も二時間も居座るときもあるのです。

私たちはしばらく霧の晴れるのを待ちましたが、だんだん湿ってきて寒くなってきたので、

観測を止めて家に入ることにしました。

夜中の一時近かったでしょうか。

家に入るともう眠たくて

また外に出て行く気持ちはなくなってしまい、結局流星群は見ることが出来なかったのです。

もう何年も前のこと、外出先から真夜中に帰宅した日がちょうどしし座流星群の夜でした。

帰宅してすぐに庭に火をたき、寝転んで明け方まで

流星群を楽しんだことがあります。

それから幾度か流星群が見られる夜はやってきましたが、

なかなかタイミングが合いません。

今回も霧というハプニングに見舞われて、残念ながら見えませんでした。

皆さんの中にはご覧になった方もあるのでしょうね。


私は今まで2回、流星がいっぱい流れる空を見たことがあります。

そのときの空の光景は

今でも忘れることの出来ないものです。


ですから夕べは布団に入って、

何年も前に見た流星群の記憶をたどりながら眠りにつきました。

私たちが静かに眠るその空のかなたでは、

星たちがいくつもいくつも、果てしない宇宙空間を流れ流れていたのです。









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