子猫達、帰ってきたけれど | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

昨日、一日ミケと子猫たちが帰ってくるのを待っていました。

午後になってミケが、帰ってきましたが、子供は連れていませんでした。

2回ミケは現れたのですが、いつも彼女だけでした。

あの事故があったので、ここは子供にとって危険な場所と、思い込んでしまったのでしょうか。

2回目にきたとき、ミケが何か私に訴えるので、

私ははっきりといいました。

「いいかい、ミケ。子供たちを連れておいで、ここは安全な場所なんだよ」

ミケは

案外私の言葉を理解するのです。

今まで何度も

ミケには言い聞かせてきました。



子供を生む前までは、ミケと私は敵同士みたいな関係でした。

でも子供が生まれてからは、

私はミケを見直し、彼女の立派な母親ぶりに感動しています。

それからは私とミケの関係もベタ-になり、話も聞いてくれるようになったのです。




環境が変わり、いつでもご飯がもらえるようになると、
ミケの顔つきまで変わってきました。


昨日は夜になっても雨が続いていました。

8時ごろ、外で猫が叫びあう、けんかの様な声が聞こえたので、行ってみると、

少し離れた草むらから、ミケらしき声が聞こえています。

どうやら何事か起こっているらしい、

しばらく激しいミケの声が聞こえ、その後に子供たちの声が聞こえてきました。

私はあわてて、

「こっちこっち、こっちへおいで・・」

と、猫語でさけびました。

雨の音も有るので、実際子供たちがどの辺りにいるのか良く分かりません。

なので、わたしも大きな声「ミャ-ミャー」とさけび、

家の場所が分かるようにガイドしたいと思ったのです。

それから急に静かになり、

猫たちの姿はみえませんでした。







少しがっかりしました。

呼べば来るかなと思っていたのに。



でもそれから30分くらい後だったでしょうか。

階下で子猫の鳴き声が聞こえたのです。

すぐ下へ降りて行くと、ミケがいました。

声が聞こえたので子猫もその辺りにいるはずです。




私は、ドライフードの袋をガサガサいわせて、子猫たちを呼びました。

昨日の夜、ここを出てから、ミケのおっぱいの他何も食べていなかったのでしょう。

ドライフードの袋の音を聞くとものすごい勢いで走ってきました。



ところが、



走ってきた猫は3匹しかいません。

もう一匹はどうしたのでしょう。

私は辺りを歩いて何度も呼んで見ました。




結局、朝になってもいなくなったもう一匹は姿を現しませんでした。

一昨日から、昨日にかけて、ミケは2匹の子供を失ったようです。

5匹の子供を上手に育てているなと

感心して見ていましたが、やっぱり

生んだ子供を全部育て上げるって、大変なことなんですね。

成長の過程では事故も、病気もありますし。




居なくなった子は男の子で、

シッポの先に少しだけ白が混じっていたので、オジロと呼んでいました。

これでチャオとオジロがいなくなり、

あっというまに3匹だけとなってしまいました。(ノ_-。)


この残った3匹とミケはどこにもやらず、

家で飼おうと思います。

どんな縁なのか、わかりませんが、

あんなふうに子供を亡くした現実を知ると

なんだか、ミケが哀れに思え、情が湧いてくるのです。

ですから、またミケとその家族のお話が

このページに出てくることになりますよ。

よろしくね。







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