昨日の日食を見ましたか？
私の住む場所では、７，８割がたの食が見られると言うので、かなり前から楽しみにしてカレンダーに印までしたほどでした。
前日になって、日食を見るための特別のめがねを探してあちこちに電話してみましたが、売り切れでした。残念。
もっと早く手配しておけば良かった、と思って見ても、もう遅い、まったく何事につけても決めるの遅いんだよね、なんて関係の無い愚痴までいってしまいましたよ。
まあ無いものは無いのだから、今となっては何も出来ないので、天気予報で明日は雨って言ってたよ、なんてきっと見えないよってところへ気持ちを落ち着かせようとしました。
ところがつれ合いは、サングラスを何個か重ねればいいかも知れないと言い出して、当日の朝、うち中のサングラスを集めました。
結局４個のサングラスが集まって、それをゴムでくくって出来上がり、本当にそんなので大丈夫？と心配でした。が、幸運なことに（まったく私たちにとってはね）うちの辺りはその日雲が多くて、雲の切れ目から時々太陽がのぞけるという気象条件だったのです。
雲間に現れる太陽が、時間とともに小さくなっていくのを、流れる雲のフィルターを通して見ることが出来ました。これが晴天だったら４個のサングラスだけでは、見られなかったかもしれませんね。
１０時少し前から始まって食が最大になったのが１１時１０分頃でした。
辺りが夕方のように暗くなって、空気ははひんやりと冷たく、太陽熱の不在を強く感じ、つれ合いと「寒いね」言い合いました。
それまで交代で装置を使って見ましたが、食が最大になったときに見た太陽は、たまたまフィルターになっていた雲も薄く、強烈な光でした。
その辺りまででかなり目に疲れと言うか、太陽光の影響を感じ始めていたので、後半再び太陽が現れてくる時はあまり見ないようにしました。
太陽が戻ってくるとともに辺りが少しずつ明るくなってきて、暖かさも戻ってきました。
こんなにもはっきりと太陽の力を感じて、本当に太陽はすごいなってあらためて感動しました。
日食を見ることが出来て幸せでした。
サングラス４個の簡易ねがねを思いついてくれた、最愛の連れ合いに感謝。