敷地内に入ると緑が深くて
先日の等々力渓谷より
木々の匂いがします
東京都庭園美術館の本館は
1933年に朝香宮邸として建てられたもので
1983年に美術館として開館しました
建物の外観はとてもシンプルで
内装の豪華さが想像もつかないくらいです
朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻がパリ滞在中に
出会われたアール・デコ博覧会に影響を受けて
帰国後建てられた邸宅で
日仏のデザイナー、技師、職人が
総力を挙げて作り上げた芸術作品と
言っても過言ではない建築物です。
2015年に国の重要文化財に
指定されています
玄関に入ると
フランスの工芸家、ルネ・ラリックの
ガラスレリーフの扉が
目に入ります
4人の女性像のレリーフは
ラリックが朝香宮邸のために
デザインしました
お客様はこのガラス扉から
大客間に入ります
大食堂はアーチ型の出窓があります
この部屋の照明もラリックのデザインです
大客間は
アンリ・ラパンの壁画や
ラリックのシャンデリア・・
そして、銀引きフロスト仕上げの
エッチングガラスをはめこんだ扉など
フランス直輸入のアール・デコの粋が
集められています
階段は数種の大理石が使われて
細工が施されて豪奢です
下の部屋は書斎で
朝香宮家が皇籍を離脱した後は
吉田茂外相、首相の公邸として使われていました
その際は、ここが執務室になっていたそうです
本館は新館に続いていて
新館にはギャラリーとショップ
カフェがあります
カフェはガラス張りで庭園が望め
とても気持ちがいいです
私は、サンドウィッチを頼みました
1,400円でした~
今期のショップには
北欧の雑貨、イッタラの食器
ムーミンの小物などが並んでいました
このボウルもありました
長文になったので
肝心のガラスアートは
また後日お伝えします
今日も読んでくださり、
ありがとうございました