カメラを買おう! | Have Fun!

Have Fun!

函館在住。
愛車はロドスタくん、愛カメラはペンタちゃん。
ドライブ・写真中心のブログです\(^o^)/

皆さん、こんばんは。

 

本日は久しぶりにちょっと役に立つであろう記事を書きます。

(久しぶり?初めて??)

 

スマホの高性能化に伴い、一眼カメラの肩身が狭くなってきた今日ですが、それでも「カメラ始めたいんですよ~」って人はよく見かけます。

しかし、一眼を買うにあたっては、事前にいくつかの自己分析と基本的知識が必要だと思います。

今日はそのお話ですっ(^o^)

 

1.本気でカメラにハマるかどうか

あんまり誰も触れませんが、自分はこれが一番、重要だと思います。

 

カメラを買う前に自分はカメラにハマりそうか、そうでもなさそうか一回、考えることをオススメします。

カメラの沼は深淵です。ハマろうものなら、お金は排水栓を抜いた風呂の水の如くなくなっていきます。

 

無駄な歩みをしないために自己分析した方がいいと思うのです。

 

例えば、

①飽きっぽい性格だけど、友達とかと旅行した時とかに使いたい。

→たぶん、スマホカメラの方が向いています。スマホのカメラはすごい。おそらく飽きます。

→でも試してみたいなら、エントリークラスのがむしろおすすめ。そっちの方が自撮り機能とかも充実している。

 

②凝り性で一回ハマると、勉強してトライアンドエラーを繰り返さないと気がすまない。

→ハマります。まず間違いなくハマります。ようこそ、深淵の世界へ。

→どうせハマるなら、「使いこなせるかな?」なんて言ってないで最初からハイエンドなの買ったほういいです。その方がエントリーのカメラやレンズにお金を裂くことがないし。下手くそが撮っても暴力的な性能のカメラがカバーしてくれる

 

という具合に、最初に買うべきカメラが変わると思うのです。

「初心者のうちはエントリークラスの安いやつで」と自分も最初はそう思っていましたが、大事なのは「初心者で居続けるかどうか」にかかっていると言えます。長く続けるなら最初から「長く使えるカメラ」の方がいいってことです。

 

2.センサーサイズについて学ぼう!

ではまぁ、とにかく一眼は買うぞ!ってなったとしましょう。次に大事なのはセンサーサイズです。

 

※俺が作ったので縮尺とか言わないでくださいね(゚∀゚)

 

ひとえに一眼といっても、この通り、センサーが大きい順に

・フルサイズ

・APS-C

・マイクロフォーサーズ

があります。(ほんとは他にもあるけど割愛)

 

うちで使っているカメラも載せました。メイン機のK-1Ⅱはフルサイズ、サブ機のK-S2はAPS-Cですね。

 

センサーサイズが大きい小さいで何が変わるか。

 

①センサーサイズが大きいと価格が高い、小さいと安い

超暴論ですが、ざっくり言っちゃうとこんな感じです。もちろんカメラによりますけどね。

ただ、平均的な価格帯で見れば正しいです。

 

②センサーサイズが大きいとシステム全体が大きい、小さいとシステム全体も小さい。

ここで言う、「システム」とはカメラ+レンズのことです。フルサイズのシステムはとにかくでかい。いくらミラーレスでカメラ本体が小型になってもレンズがでかい、というのはあるあるです。

こういう風にね。

 

重量もやはりフルサイズのシステムが重く、マイクロフォーサーズなんかのシステムだとかなり軽く構成できます。

 

 

③センサーサイズが大きいとよくボケて、小さいとボケにくい

これはもうそのまんまです。

フルサイズの最大の利点はここだ!!!と言えなくもない。

いい感じにポートレート撮影(人物撮影)したいとか動物撮りたいとか赤ちゃん撮りたいとかなら、フルサイズがいいと思います。(高いけどね)

 

逆にぼかす必要のない、風景をばばーーーん!!って撮りたい、あくまで記録写真として使いたい、ってならフルサイズである必要はあまりないかもしれない。

 

④センサーサイズが大きいと望遠が効かず、小さいと望遠が効く。

スマホで撮った写真とかの一部を切り抜きすると画像が大きくなりますよね。

まぁだいたい、それと同じ理屈や。

 

(酷い)

 

なのでフルサイズよりマイクロフォーサーズの方が望遠が効きます。

効くって何よ?って思うでしょうが、ようは似たようなサイズのレンズを付けた時、フルサイズが100m先までしか見えない時にマイクロフォーサーズの方なら200m先が見える、とかそんな感じです👍

 

⑤センサーサイズが大きいと暗所に強く、小さいと弱い。

そもそもカメラとはレンズに写る風景を記録しているのではなく、「光の情報を記録」しています。

センサーはその光を受ける部分ですね。なので、これが大きければ大きいほど、より多く受光できますから、センサーサイズが大きい方が暗所に強いわけです。

同じ場所で撮影するとき、100ある光をフルサイズなら80受けられるけど、マイクロフォーサーズだと40になっちゃう的な話です。

夜景を同じ条件でスマホとカメラで撮ってもスマホはザラザラとした写真になっちゃたりするのはこれのせい。

 

夜景や星景を撮りたいのなら、マイクロフォーサーズよりAPS-Cやフルサイズの方が向いているでしょうね。

 

【まとめ】

フルサイズ

・システムが大きい・よくボケる・暗所に強い・望遠はレンズがでかくなりがち・普及してる価格帯は15~25万

APS-C

・ちょっと大きい・まぁまぁボケる・暗所もまぁまぁ・望遠レンズのサイズはまぁまぁ・普及してる価格帯は5~15万

マイクロフォーサーズ

・小さい・ボケにくい・暗所はきつい・小さい望遠レンズいっぱい・普及してる価格帯は5~12,3万

 

 

3.レフ機かミラーレスか

 

次に一眼レフにするか、ミラーレスにするかです。

次の図を御覧ください。

 

一目瞭然

 

一眼レフはレンズを通して入ってきた景色を鏡を通してファインダーで見てるんですね。

それに対し、ミラーレスは読んで字の如くミラーがないので、センサーが受光した光情報がデジタル映像に変換されてファインダーに映るんです。つまりスマホカメラと同じ。

 

何が違うか。色々ありますけど、最も大きいのは

 

撮影した結果(っぽい)の画像がファインダーで確認できるか否か、です。

 

【一眼レフの場合】

鏡を通して景色を確認しているので、カメラの設定内容が反映されません。

そりゃそうですよね。カメラの設定いじったからって、現実世界が青くなったり、ピンクになったりしませんよね。

 

【ミラーレス一眼の場合】

ファインダーに映っているのはデジタル画像です。スマホはフィルターかけたり色味かえたりを確認しながら出来ますよね?

それと同じでミラーレス一眼はカメラの設定内容を確認しながら変更できます。

 

 

え、そんなら、どう考えたってミラーレスの方が良くね?

 

 

そうですね。

 

極論、だからミラーレスが今、一眼カメラ世界をレフ機から奪い去ろうとしているのです。

 

レフ機にもデジタル映像処理より生だから映像の遅延がないとか、デジタル映像よりファインダー内の景色がキレイ(鏡に映ってるの見てるんだから当たり前)だとかメリットはありますが、それも遠くない未来に追いつかれることでしょう。

 

 

 

ではなぜ比較検討するのか??

 

最大のポイントはカメラへの理解です。

 

ミラーレスはその特性上、フランクな初心者ユーザーに向いています。

インスタにあげる料理の写真とか友達との旅行写真とか撮りたいんだ~ってのは抜群にいいでしょう。だって出来を確認しながら撮れるし。

 

しかし、わりとこんつめて写真やりたい!風景や動物、モータースポーツを撮りたい!という場合はどうか。

この場合、瞬時に被写体に合わせ、カメラの設定を調整する力が必要です。

「あっオオワシだ!えーーとシャッタースピードは...」なんてファインダー内の出来を確認している暇はないのです。

撮ろうとしている現場の環境に合わせ、事前に設定を変更しておく必要があります。それはミラーレスでも出来ますが、レフ機だとより適切な設定が身につきやすいと思います。

 

なぜなら、ファインダーを覗いても撮影結果がでないから。

「あれ?思ったより明るい」とか「あれ、思ったよりブレちゃった」とかそういうトライアンドエラーをレフ機の場合、ミラーレスに比べて何度も繰り返すことになります。

そうすることで感覚的に「今、どういう設定をすればいいか」が分かります。こうなったら動物とかにぽんって出会っても素早く対処できます。

 

 

ごめんなさい。ほんとはしりません。なぜなら、動体苦手だから。

 

でも、そんな気は本当にします。だから本気でカメラやるぞ!ってなら、レフ機から入ったほうがいいと思います。

「カメラを設定する」に慣れたら、ミラーレスに移行しても全然いいでしょうね。

 

 

 

4.総括

大変、長くなりましたが、まとめです。

 

野鳥とか動物撮ってみたいなぁ~~

上位クラスのマイクロフォーサーズのカメラと望遠を買おう。

オリンパス OM-D EM1 MarkⅢ

 

マイクロフォーサーズは望遠がききます。それに連写も速い。理由は色々(説明しろよ)ありますが、ピントも合いやすい。

これしかないだろってくらいマイクロフォーサーズの上位機が適しています。

 

 

友達や彼女・彼氏と旅行する時に思い出の記録に使いたい!結婚式とかで使いたい!

→エントリークラスのマイクロフォーサーズがおすすめ!

パナソニック LUMIX GF10

 

スマホにめっちゃ食われてる分野ではあります。

でもiPhone 12Proとかすごいけど、お値段もすごいよね。そんならワイモバの安い携帯と写りはしっかり一眼のエントリーミラーレスでもいいじゃん、と思うのです。

エントリーエントリー、これで十分だろ、って言ってるわけじゃないです。軽いし、ちゃんとよく写るし、設定項目や背面液晶がそういったシーンを想定された構成になっていることが多いのです。

望遠あると結婚式とかで席遠くても使えるよ!

 

 

 

 

かわいい子どもや美人な嫁さんをそれっぽく撮りたいなぁ

→安価でもいいのでフルサイズ買おう。

 

NIKON Z5

 

最近、安価なフルサイズミラーレスが出てくるようになりました。(安いって言ってもアレだけど)

人物撮影ならフルサイズがベストではあります。やる気度合いにもよりますが、子どもの成長や家族の変化をちゃんと美しく記録していきたい!という気持ちがあるのなら、全然ありだと思いますよ。

これに明るい単焦点レンズとか組み合わせて、撮るのは何ならオートに任せちゃったっていいだろうし。

 

 

 

星撮ってみたい!

→完全な沼なので上位クラスのフルサイズ買おう。

PENTAX K-1 MarkⅡ

 

あーもう、これはPENTAXですわ笑笑笑

 

機種にもよりますが、基本的に星景もフルサイズの得意分野です。

風景撮影においてもフルサイズは強いので、フィールド撮影を主体とする考えなら、最初っから高価なフルサイズを購入するのは全然ありです。だいたい風景撮りたいとかって人はのめり込みやすいし笑

 

 

風景写真も街撮りもポートレートも色々チャレンジしたい!

とりあえずAPS-Cを買おう。

FUJIFILM X-T4

 

フルサイズとマイクロフォーサーズの中間であるAPS-Cは「中途半端」ではなく「絶妙」です。

星も撮れるし、ボケもまぁまぁだし、望遠もわりと軽いシステムで組めます。

色々チャレンジしたいんだっ!という結構、本腰入れてカメラ始めたい気持ちがあるのならAPS-Cのわりといいめのグレードからスタートするのをおすすめします。

 

APS-Cはキャノンを中心にわりとフランクなモデルも存在します。十分な性能ですが、「カメラを新しい趣味の1つにしたい」「長期的に楽しむつもり」という場合、結局、短期間のうちに「より上位グレードに進みたい!」となる可能性が高いので、あまりおすすめしません。

 

もちろん、家族の記念写真をいい画像で撮りためたいんだ~っていう用途にはピッタリ。

 

 

 

以上、長くなりました。

 

結局は本気で始めるなら、最初からいいカメラを、ちょっと旅行の時に使いたい!ってなら、安価なAPSやマイクロフォーサーズ!ってことですね👍

 

では良いカメラライフを!!