第82話【種族を越えた愛】 | みこの冒険日記-リターン-

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みー『こ、コッ君……!?』







みーは、当然…びっくりした。









みー『つ、付き合う……っていうのは、その……』











みー『例えば……Xさんとヨゾラさんのように……?』










コッ君『そうだ』












みー『僕のことを好き……というのは、みー君とプラントさんが、好き同士というような感じ……?』











コッ君『その解釈で合っている』











コッ君『俺は……みー。お前の事が好きなんだ。

一人の……女の子として』










コッ君『お前は、どうなんだ……?』












みー『……!』











みー(う、嬉しい……!)











みー(僕も、コッ君の事が、好き……!)











みー(大好き……!)











みー(初めは、みー君の事が好きだった……)










みー(みー君には、五界で初めて会って、一目惚れしちゃった。異世界を旅して、不安だった僕に、優しかったから……)











みー(でも、みー君は、プラントさんの事が好きで……プラントさんも、みー君の事が好きだったから、僕はみー君への想いは諦めた)










みー(次に、僕が好きになったのは、コッ君だった!)











みー(コッ君は、僕といつも一緒に居てくれた……!)










みー(一緒に修行をして……、一緒にお買い物にも行って、一緒にご飯を食べて、一緒に寝て……)










みー(僕は、コッ君とは、一番の友達。

そして……コッ君に、僕の事をもっと知って欲しくて)










みー(コッ君が好きで……コッ君に、恋をした)











みー(嬉しいよ……!でも、何で…コッ君が……?)











みーは、喜んだ。だが、コッ君が、突然こんな事を言い出した事に引っ掛かりはした。











みー『い、いいよ』











みー『僕も、コッ君が、好きです。僕の恋人になって下さい…!』










コッ君『みー……!』











みー『でも、何で急に…?

コッ君も、僕の事、好きだったんだね(笑)』











コッ君『あ、ああ…。お前と過ごすうちにな』










コッ君『みー。俺の好意を受け取ってくれて、ありがとう』











コッ君『だが……俺はお前に1つ、伝えないといけない事がある』











みー『どうしたの…?』










コッ君『俺は、お前が好きだ。

だが…俺は、魔物で。お前は、人間』










コッ君『俺達は…仮に結ばれて、結婚をしたとしても。

子供を授かる事は出来ない』










みー『そ、それは……!』











コッ君『それでも、俺を……みー、お前は、愛してくれるのか?』










みー『た、確かに……変だよね』











みー『僕とコッ君が、付き合うなんて、周りから見たら、変だよ』










みー『でも…!僕は自分の気持ちに嘘は付きたくない!』











みー『コッ君は、僕の事、本気なんでしょ?』










コッ君『当たり前だろ!俺も…一人の男としても、責任を果たす!』











みー『えへへ…じゃあ』











みー『人間とか、魔物とか……関係無いよ』











ギュッ!











みーは、コッ君に、抱き着いた。












コッ君『み、みー……!////』










みー『コッ君……だーい好き!!』












コッ君『……!うう(泣)』











みー『コッ君の泣き虫(笑)』











コッ君『う、うるせぇ!涙腺が緩いだけなんだよ!(泣)』










スッ。









コッ君は、みーを撫でた。











コッ君『俺も、お前が、大好きだ。みー!』











みー『えへへ……!』











みー、コッ君、互いは結ばれた。









種族を越えた愛が実った瞬間だった。










二人は笑顔で満ち溢れていた。










そして、一晩、寝た。










二人の間に、子孫繁栄は、無い。










だが、二人の間に、愛は、確かにあった。










これは……誰にも説明出来ず

誰にも真似も出来ない、尊い関係なのだと。












そして……翌朝。












みー『コッ君。僕も修行するよ』










みー『もっと強くなって、ユレイベル様を倒す!』











コッ君『お前の力は、あの、みこだって認めていた』









コッ君『巫女もな』











コッ君『お前なら、ユレイベル様にも、勝てる!』











コッ君『俺も…十帝。奴等の好きにはさせない!

ゼノン銀河に行って、戦力を集めてくるぜ』










コッ君『霧のコア系 ミストコア。

属性コアで一番珍しいコアらしい』










コッ君『それに、オズとシェイクスピアも、強い知り合いを知ってるみたいだ』










みー『うん。気を付けて、行って来てね!』











コッ君『ああ。待ってろよ!』











みー『あ……コッ君』











みー『……キスしてもいい?』











みーは、ボソッと伝えた。












コッ君『い、いいぞ……?///』











みー『恋人になったんだから……いいよね///』











チュッ。












みー『行ってらっしゃい♪』











コッ君『……!!!』











コッ君(うおおっ!!!力がみなぎるぜ!!!)










コッ君(みーが彼女……!嬉しい……!

他の連中に……。あと……)










コッ君(ブラッ君にも、いつか、自慢してやる……!)











コッ君に、春が来た。










そして、属性のコアを見つけ出す為に……出発する!















次回へ続く!

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