みー『こ、コッ君……!?』
みーは、当然…びっくりした。
みー『つ、付き合う……っていうのは、その……』
みー『例えば……Xさんとヨゾラさんのように……?』
コッ君『そうだ』
みー『僕のことを好き……というのは、みー君とプラントさんが、好き同士というような感じ……?』
コッ君『その解釈で合っている』
コッ君『俺は……みー。お前の事が好きなんだ。
一人の……女の子として』
コッ君『お前は、どうなんだ……?』
みー『……!』
みー(う、嬉しい……!)
みー(僕も、コッ君の事が、好き……!)
みー(大好き……!)
みー(初めは、みー君の事が好きだった……)
みー(みー君には、五界で初めて会って、一目惚れしちゃった。異世界を旅して、不安だった僕に、優しかったから……)
みー(でも、みー君は、プラントさんの事が好きで……プラントさんも、みー君の事が好きだったから、僕はみー君への想いは諦めた)
みー(次に、僕が好きになったのは、コッ君だった!)
みー(コッ君は、僕といつも一緒に居てくれた……!)
みー(一緒に修行をして……、一緒にお買い物にも行って、一緒にご飯を食べて、一緒に寝て……)
みー(僕は、コッ君とは、一番の友達。
そして……コッ君に、僕の事をもっと知って欲しくて)
みー(コッ君が好きで……コッ君に、恋をした)
みー(嬉しいよ……!でも、何で…コッ君が……?)
みーは、喜んだ。だが、コッ君が、突然こんな事を言い出した事に引っ掛かりはした。
みー『い、いいよ』
みー『僕も、コッ君が、好きです。僕の恋人になって下さい…!』
コッ君『みー……!』
みー『でも、何で急に…?
コッ君も、僕の事、好きだったんだね(笑)』
コッ君『あ、ああ…。お前と過ごすうちにな』
コッ君『みー。俺の好意を受け取ってくれて、ありがとう』
コッ君『だが……俺はお前に1つ、伝えないといけない事がある』
みー『どうしたの…?』
コッ君『俺は、お前が好きだ。
だが…俺は、魔物で。お前は、人間』
コッ君『俺達は…仮に結ばれて、結婚をしたとしても。
子供を授かる事は出来ない』
みー『そ、それは……!』
コッ君『それでも、俺を……みー、お前は、愛してくれるのか?』
みー『た、確かに……変だよね』
みー『僕とコッ君が、付き合うなんて、周りから見たら、変だよ』
みー『でも…!僕は自分の気持ちに嘘は付きたくない!』
みー『コッ君は、僕の事、本気なんでしょ?』
コッ君『当たり前だろ!俺も…一人の男としても、責任を果たす!』
みー『えへへ…じゃあ』
みー『人間とか、魔物とか……関係無いよ』
ギュッ!
みーは、コッ君に、抱き着いた。
コッ君『み、みー……!////』
みー『コッ君……だーい好き!!』
コッ君『……!うう(泣)』
みー『コッ君の泣き虫(笑)』
コッ君『う、うるせぇ!涙腺が緩いだけなんだよ!(泣)』
スッ。
コッ君は、みーを撫でた。
コッ君『俺も、お前が、大好きだ。みー!』
みー『えへへ……!』
みー、コッ君、互いは結ばれた。
種族を越えた愛が実った瞬間だった。
二人は笑顔で満ち溢れていた。
そして、一晩、寝た。
二人の間に、子孫繁栄は、無い。
だが、二人の間に、愛は、確かにあった。
これは……誰にも説明出来ず
誰にも真似も出来ない、尊い関係なのだと。
そして……翌朝。
みー『コッ君。僕も修行するよ』
みー『もっと強くなって、ユレイベル様を倒す!』
コッ君『お前の力は、あの、みこだって認めていた』
コッ君『巫女もな』
コッ君『お前なら、ユレイベル様にも、勝てる!』
コッ君『俺も…十帝。奴等の好きにはさせない!
ゼノン銀河に行って、戦力を集めてくるぜ』
コッ君『霧のコア系 ミストコア。
属性コアで一番珍しいコアらしい』
コッ君『それに、オズとシェイクスピアも、強い知り合いを知ってるみたいだ』
みー『うん。気を付けて、行って来てね!』
コッ君『ああ。待ってろよ!』
みー『あ……コッ君』
みー『……キスしてもいい?』
みーは、ボソッと伝えた。
コッ君『い、いいぞ……?///』
みー『恋人になったんだから……いいよね///』
チュッ。
みー『行ってらっしゃい♪』
コッ君『……!!!』
コッ君(うおおっ!!!力がみなぎるぜ!!!)
コッ君(みーが彼女……!嬉しい……!
他の連中に……。あと……)
コッ君(ブラッ君にも、いつか、自慢してやる……!)
コッ君に、春が来た。
そして、属性のコアを見つけ出す為に……出発する!
次回へ続く!
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