シャーナ『お疲れ、ウォーカー』
ジョニーウォーカー『ああ。シャーナ。
お前の次の相手はユウトだ、気を付けろよ』
シャーナ『私がユウトを勧誘するわ、ウォーカー。
あなたの出番は無いんだから！』
ユウト『君は1回戦の様子から結構強そうだね』
シャーナ『そう思ってるのなら、全力で来る事ね』
ユウト『そうさせて貰うことにしようか』
ティナ『バトル開始ッ！』
ユウト『「セル・バリスタ」！』
ブーン！
アラストオル“あの剣のオーラ…やはり一筋縄ではいかないだろう”
シャーナ『ええ。炎髪・贄殿遮亜那と何れだけ渡り合えるか試してあげるわ』
シュッ！
先に仕掛けたのはシャーナ。
シャーナ『はあっ！』
ユウト『フン！』
ブッシャーアッ！！！
シャーナ『…！贄殿遮亜那が!?』
シャーナの刀もエリカの刀と同じような感じで真っ二つに折られた。
アラストオル“ぐわあぁ…！”
シャーナ『アラストオル!? 大丈夫!?』
アラストオル“何のこれしき…”
カアアアアッ。
折られた刀は再生した。
シャーナの刀は、天空の烈火アラストオルの力を借りて成立している。
アラストオルの力である程度なら再生することが出来る。
ユウト『斬った刀が再生か』
シャーナ『アラストオル…』
アラストオル“ユウト殿の剣は全てを斬ると言っていたが、これ程とは…”
シャーナ『アラストオル…同化して威力を強化するわよ！』
ゴゴゴッ！！！
シャーナ『「フレイムイレイズ」！』
バシュッ！
シャーナは本気を出して再びユウトに仕掛ける。
ユウト『戦闘力は申し分無いね。だが、剣術において俺のセル・バリスタに勝てる剣は恐らく無いよ』
ブッシャーアッ！！！
シャーナ『…っ…！』
シャーナの刀は再びユウトのセル・バリスタにより真っ二つにされた。
シャーナ『アラストオル…!?』
シャーナ（くっ…まさか刀が何度も破損する破壊力なんて、あまり無かったから修復にも時間が掛かっている）
シャーナ『…ここは負けを認めるしか無さそうね。降参よ』
ティナ『シャーナが負けを宣言ッ。勝者、ユウトッ！』
シャーナ『…ごめん。ウォーカー』
ジョニーウォーカー『いや、それよりも刀は大丈夫なのか？』
シャーナ『アラストオルの力がまた戻れば再生出来るようになる筈だから…』
ジョニーウォーカー『霧ユウトか…。
お前が負かされるとなれば、流石に簡単にはいかないようだな』
ヘカテリス『2回戦の最終戦は、刀道リン選手vs榊夜選手！』
オウ『みーにゃ、榊夜の戦いだぞ』
みーにゃ『はい。しかし、1回戦の試合を見る感じだと榊夜の方が強いと感じます…』
シューウ……
榊夜『…。』
みーにゃ『やはり…』
ヘカテリス『呆気なく決着！榊夜選手、準決勝戦に進出です！』
ユウト『刀道さん…大丈夫かい？』
リン『すみません、ユウトさん。私の力不足でした…』
ユウト『いや～。今回のバトルフェスタはそれなりに強い人達が揃ってるよ。
コウゲツも準決勝戦に進まずして負けたしね』
さあや『でも、コウゲツをあのジョニーウォーカーって人が倒してくれてもうしつこく追い回される事も無さそうだね～。ユウト～』
ユウト『あはは…（苦笑い）』
リン『それよりもユウトさん。次の相手はあの榊夜という人なのでどうかお気をつけを…』
ユウト『ああ。分かってるよ』
ヘカテリス『それでは準決勝戦です！
このバトルを制した二人が決勝戦に駒を進めます！』
ヘカテリス『みーにゃ選手vsジョニーウォーカー選手だー！』
オウ『みーにゃ。あのジョニーウォーカーという者は前回の準優勝者を倒している…』
みーにゃ『はい…。私もあの方は手強いと感じています』
ジョニーウォーカー『…済まないが、俺は負けられない。勝たせて貰おう』
みーにゃ『私も負けられないのは同じです…！』
ティナ『始めッ！』
みーにゃ『「パラドックスビーム」！』
ジョニーウォーカー『「この一撃で！」』
バーンッ！！！
みーにゃ『まだです！「パラドックスキック」！』
ジョニーウォーカー『「暗黒の殺意」！』
バシッ！
みーにゃ『「パラドックスナックル」！』
ジョニーウォーカー『「漆黒の殺意」！』
ドーンッ！！！
みーにゃ『ぐっ…』
みーにゃは、ジョニーウォーカーの力に圧倒された。
次回へ続く！
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