みーにゃ『オウさん…。ついにアポカリプスさんが言っていたレギュラーの候補、榊夜という人の対戦ですよ』
オウ『ああ。榊夜…どんな実力者なのか』
ティナ『バトル開始ッ!』
エリナ『「妖刀・フォルテ」!』
ブーン!
エリナは妖刀を出現させた。
榊夜『…。』
エリナ『気に要らない態度ね…。
この破壊の神…エリナ・ベルグバーンの力を前にして、何の感想も無し何てね』
エリナ『それとも…私の力に、怖じ気付いてるだけかしら…!』
ヒュン!!
スカッ!
榊夜『…。』
エリナの妖刀を交わす榊夜。
エリナ『中々良い動きをするじゃない』
エリカ『エリナお姉様の動きに普通に反応している…あの人は一体…』
エリナ『だったらこれならどう?』
ドーンッ!!
エリナ『「ダークネスネビュラ」!』
ヘカテリス『エリナ選手の大技が決まったー!』
ヘカテリス(エリナ・ベルグバーンか…。
五界神アルレックスと同格の力を身に付けたと聞いているが…。
今となってはノスタルジアのメンバーでもある私の方が実力は上だがな)
シューウ…。
榊夜『…今の一撃が全力か?』
エリナ『何!?』
榊夜は、エリナの技を受けても大したダメージを受けていなかった。
榊夜『ビッグバン・ゴッドか…。
同じ神々と言われていても、強さに関しては色々か』
エリナ『どういう事…?』
榊夜『俺はお前より強いビッグバン・ゴッドを知っている。
最も…そのビッグバン・ゴッドは俺の出身世界の神に当たるが、俺はその世界を抜け出した』
ヒュンッ!
エリナ『…!?』
ドッ…
ドーンッ!!!
バキッ!!
エリナ『ぐはっ…!』
榊夜『「術式体術・流星脚」!』
榊夜は、物凄い威力の蹴りを入れた。
エリナは反応できずにまともに食らってしまった。
エリナ『がぁっ…!ごほっ…ごほっ…!』
榊夜『今ので骨が何本か折れて、もう満足に戦えないだろう?』
エリナ『こ、ここまで暗黒五界神でもあるこの私がコケにされて引き下がれる訳…!』
ヒュン!ドドドドドッ!!!
エリナ『…がっ…ぐあっ…!』
エリナは、反撃しようとするがその隙を作らせず榊夜は無数のラッシュを叩き込む。
エリカ『エリナお姉様…!』
ドーンッ!!
エリナ『ぐっ………』
そして、エリナは倒れていた。
エリナ『うっ…』
榊夜『…。まだやるか?』
エリナ『くっ…。私の…負けよ…』
ティナ『勝負有りだなッ、勝者、榊夜ッ!』
エリカ『エリナお姉様…!大丈夫ですか!?』
エリナ『無様な所を見せて悪かったわね、エリカ…』
エリカ『いえ…。
それよりもエリナお姉様。
ギャラクティックアーマーゼロを使えば、あの榊夜という人にも勝てた筈では?』
エリナ『あんなどこぞの何者かも分からない奴にわざわざギャラクティックアーマーなんて使ってたら恥よ…!
私はまだまだだったわ…』
エリナ『それに…ギャラクティックアーマーゼロはアルレックスのギャラクティックアーマーサウザンドを殺す為に会得した力。
フフフ…アルレックスを殺して、アイリにも悲しい思いをさせてあげるわ!』
エリナ『そして最終目標は……』
エリナ(宇宙の完全体……ネオを手中に収める事。
そうすれば宇宙のどんな奴が相手であろうと、私たちの暗黒界が天下を取るわ!)
こうして、バトルフェスタに負けたエリナとエリカだが、後に五界へ進行する事となる。
二人は惑星アスタリスクを去った。
榊夜の戦いを見ていたオウとみーにゃ。
みーにゃ『あれが榊夜…』
オウ『まだ強さの底が見えんな…』
ヘカテリス『1回戦全ての試合が消化されました!
2回戦といきましょう!』
ヘカテリス『第1試合。旋風のマッハ選手vsみーにゃ選手!』
オウ『みーにゃ。気を付けて行くんだぞ』
みーにゃ『はい…。オウさん』
ティナ『始めッ!』
マッハ『…フッ。小娘が。
貴様も俺の残像を捉える事すら出来ずに殺られるのみ…』
ヒュンッ!
みーにゃ(速い!?)
ヒュンッ!
マッハ『何!? 消えた?』
みーにゃ『こっちです』
ドーンッ!!
みーにゃ『「パラドックスナックル」!』
マッハ『…ぐっ…』
オウ『ワープを使って撹乱させたか』
ばたっ。
マッハは倒れた。
ティナ『みーにゃの勝利ッ!』
みーにゃ『やった…!』
オウ『みーにゃ。一発で決めたじゃないか!』
みーにゃ『はい。マッハって人はスピードは速かったですが、純粋な戦闘力だったら1回戦のさあやという人の方が強かったですね』
ヘカテリス『第2試合。ジョニーウォーカー選手vsコウゲツ選手!』
シャーナ『ウォーカー。あいつは恐らく結構な強者の筈よ』
ジョニーウォーカー『分かっている。
前回の準優勝者らしいからな』
コウゲツ『てめぇを倒せば準決勝戦に駒を進められるぜ。
今度こそユウトの野郎を倒して優勝してやるんだからな!』
ジョニーウォーカー『そういう台詞は俺に勝ってからにして貰おう』
ティナ『バトル開始ッ!』
ジョニーウォーカー『「暗黒の殺意」!』
ゴゴゴ…!!
ヒュン!ドドドドドッ!!!
ジョニーウォーカーは早速攻撃を仕掛ける。
コウゲツ『フン!』
しかし、コウゲツは全て受け止めていた。
ジョニーウォーカー『俺の攻撃を受け止めるか…』
コウゲツ『この程度の拳、緩いねぇ』
ドーンッ!!
ジョニーウォーカー『がっ…!』
コウゲツの拳がジョニーウォーカーに炸裂。
シャーナ『ウォーカー…!
ちょっと何やってるのよ!?』
アラストオル“前回の準優勝者という肩書きは伊達では無いようだな”
コウゲツ『ヘッ、もうお終いかよ?』
ジョニーウォーカー『フッ…。緩いな…』
コウゲツ『…てめぇ!』
ドーンッ!!
ググッ!
コウゲツ『何!?』
今度のコウゲツの攻撃はしっかりと受け止めるジョニーウォーカー。
バチバチ!!
ジョニーウォーカー『「漆黒の殺意」!』
ジョニーウォーカー『食らえ…「灼熱の一撃」!』
ボーンッ!!
そして、ジョニーウォーカーは更に力を引き出し強力な一撃を放った。
コウゲツ『…中々やるじゃねぇか、お前』
ジョニーウォーカー『お前もタフな奴だ。
漆黒の殺意で強化した灼熱の一撃を耐えるとは…』
コウゲツ『…本当はユウトをぶっ倒す取って置きだったが、見せてやるか』
スッ。
コウゲツは、紫色の木の実を取り出した。
コウゲツ『「怪人の実」』
ガブッ!
そして、コウゲツはその怪人の実という木の実を食べた。
ゴゴゴッ!!!
するとコウゲツはどんどん巨大化し、異形の姿へと変身した。
無論、戦闘力も強化されていた。
ジョニーウォーカー『何だ…?』
シャーナ『あいつの戦闘力が上がった…嫌な感じがする』
コウゲツ『この怪人の実は、人から怪人へと変化し、人を超越した身体能力を獲得する禁断の力だ!』
ブンッ!!
ドーンッ!!
ジョニーウォーカー『…!』
ジョニーウォーカーは、巨大化したコウゲツの拳を食らった。
ジョニーウォーカー『ぐっ…。中々苦戦させられる…』
コウゲツ『ハハハ!命が惜しかったら降参するんだな。
お前も結構頑張ってるが、これ以上やると死んじまうかもだぜ?』
ジョニーウォーカー『生憎…降参は出来ないのでね』
ジョニーウォーカー『コウゲツ。
お前も力を見せてくれた礼に俺も見せておくとしよう』
ジョニーウォーカー『タマシイの限界突破…「世界を修正する者」!』
ドーン!!
バチバチ!!
コウゲツ『何!?』
ジョニーウォーカー『本気を出させて貰った。
終わりだ』
ジョニーウォーカー『「heart breaker10」!』
ビーィー!!!
ジョニーウォーカーは、砲台を撃った。
バーンッ!!!
コウゲツ『………』
コウゲツの体が半分消し飛んでいた。
ティナ『ありゃ死んだなッ。勝者、ジョニーウォーカーッ!』
ジョニーウォーカー『コウゲツ……お前は人を越えてでも、ユウトを倒すという事を成し遂げたかったんだな』
ジョニーウォーカー『俺も…何れはそうなるのかもしれないがな』
スッ。
ジョニーウォーカーは、紅色のリボンが付いたチョーカーを見た。
次回へ続く!
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※ハペランテの所がエリナに変わるに伴い、バトルシーンの修正、台詞の追加等をしました。