オージャ『協定だと?』
デルトストア『マーキュリーロストの謎の組織という勢力について知っているか?』
オージャ『いや…聞いたことないな』
デルトストア『お前なら耳にしたことはある筈だ。
ワールド・オブ・ビッグバンの真実。
我々以上の階級に位置するビッグバン・ゴッドの存在を』
オージャ『ワールド・オブ・ビッグバンは、俺達より更に高次の力を持った神によって成された物という話だったな?』
デルトストア『そう。その神と…エクセリオンは接触をした』
デルトストア『それがマーキュリーロストの謎の組織だ。
謎の組織を束ねているのは、ビッグバン・ゴッド支配級の一角…ウチュウ』
オージャ『ビッグバン・ゴッド支配級…!』
デルトストア『それだけじゃない。謎の組織はウチュウの下にビッグバン・ゴッド準支配級も存在していた…記憶を司る者ギンガ』
ゲーコ『聞いたことが有ります…!
一体その者達は何が目的で…?』
デルトストア『情報の神ゲーコか。
ビヨンフットも強力な情報網を味方につけているな』
オージャ『…ゲーコは元々ヨミの配下だった。
最果ての神ヨミと以前協定を結んだ』
オージャ『ヨミの勢力はトップシークレットの1つ、ラ・イーターを所持していた』
オージャ『そして、我がビヨンフットは…暗黒界皇帝を所有している』
デルトストア『暗黒界皇帝と言えば、暗黒界の…?』
オージャ『おっと、これ以上は企業秘密だ。
貴様との協定はまだ成されていない為、無駄な説明は省かせて貰う』
デルトストア『それもそうだな。
話を進めさせて貰おう』
デルトストア『我がエクセリオンはトップシークレット…LEGEND SOULを所有している』
デルトストア『そして、もう1つ…』
オージャ『もう1つ?』
デルトストア『…企業秘密にさせて貰おう』
オージャ『フン…。で?
ビヨンフットとエクセリオンが協定を結ぶメリットは?』
デルトストア『メリットは両者に有る。
ビッグバン・ゴッド支配級の力はトップシークレットを持ってしても対抗するには困難であることが判明した』
デルトストア『更にマーキュリーロストはトップシークレット…レプリカントを所有しているという』
デルトストア『つまり、謎の組織の勢力を出し抜く為には私とオージャ…手を組むことが必要と判断をした』
オージャ『成る程な。
貴様の言う話が本当なら…な』
オージャ『エクセリオンは宇宙最強の世界と呼ばれている筈だ。
それならマーキュリーロスト何て、エクセリオンだけで滅ぼせるのでは無いか?』
デルトストア『それは民の力のみの軍事力の話だ。
無論トップシークレットやビッグバン・ゴッドの強さは除外する』
デルトストア『それに…マーキュリーロストのビッグバン・ゴッドはアステロイドだが、明らかに謎の組織という勢力についてはアステロイドとは関係が無い。
もっと強大だ』
オージャ『…フン。悪いが、断る!』
デルトストア『何だと?』
オージャ『ビヨンフットはこの宇宙の天下を取る!
それはエクセリオンや貴様の言うマーキュリーロストの謎の組織とやらも例外ではない』
オージャ『今は力を蓄えている段階だが、エクセリオンは近いうちに落としてやる』
デルトストア『…。』
土蜘蛛『デルトストア様。黙って聞いてりゃ、こいつらいい気になってますよ…今すぐにでも俺達の力、見せ付けてやりましょうぜ!』
雪『土蜘蛛に同感です』
デルトストア『待て。ビヨンフットはトップシークレットを2つ所有している。
今ここでやるのは得策ではない』
オージャ『分かっているではないか。
今の段階でも本気を出せばエクセリオンと互角の戦いは出来る』
オージャ『…さぁ、とっとと失せろ!』
デルトストア『…。オージャ。これだけは言っておく、貴様は何れ更なる力を欲する』
デルトストア『ビヨンフットの現状の力にもしも満足できなくなったその時は、我がエクセリオンが協定を結んでやろう。
何時でも連絡をしてこい』
オージャ『フン…』
デルトストア達は去った。
トリガー『オージャ様。良いのですか?』
オージャ『デルトストアと組むのはリスクにもなる。
だが…デルトストアが彼処まで協定に拘るという事は、実際我々以上の階級に位置するビッグバン・ゴッドとやらの力は俺の想像も越えているかもしれん』
オージャ『今は様子見だ。
まずは親衛隊を集める』
メルガ『…!な!?』
オージャ『…どうした?』
予知の神メルガが驚いた表情をした。
メルガ『ゲーコの情報と平行して私も予知をしていたのだが…』
メルガ『オージャ。親衛隊に裏切り者が出たようだぞ』
オージャ『どういう事だ…?』
。。。
ビヨンフットとは別の異世界。
ゴゴゴッ!!!
サマー『へへ…!』
サマーの目の前に居たのは、巨大な竜。
サマー『ついに見付けたぜ…ドラゴンキング!』
次回へ続く!
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