第10話【協定!? オージャとデルトストアの接触】 | みこの冒険日記-リターン-

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更新頻度は、低めになります。

デルトストア『まずはビヨンフットへの接触…』




デルトストア『リシンがエクセリオンから離れたが、あいつならいつか必ず戻ってくる…。
そして、LEGEND SOULはまだこちらが所有している』





デルトストア『伝霊。留守は任せたぞ』





伝霊『はい…』






デルトストア『リシンを失ったが、私の最強の側近はまだ居る』






スッ。





デルトストアの元へ現れた4人。






デルトストア『土蜘蛛、ハゴロモ、マーガレット、雪。私と共に来い』








。。。






場面は切り替わり。





ここは、オージャやデルトストアと同じビッグバン・ゴッドの一角、破壊の神エリナ・ベルグバーンの世界“暗黒界”。





エリナ『…アイリの世界を潰してやったわ!』





エリナ『これは私を裏切ったアイリと、憎きアルレックスへの復讐よ…!』






エリカ『エリナお姉様。ですが、アルレックス、アイリとの戦闘で得た傷がまだ癒えませんね』






エリナ『…関係無いわ。直に癒えるでしょう』






エリナ『それに…暗黒界はもうじき最強の力を手に入れる』






エリカ『トップシークレットと呼ばれる力…。
暗黒界皇帝ですね』






エリナ『ええ…。けど、必要なのはそれを引き出す為の力を持つ器ね』





エリナ『私やエリカ。ここの住民の誰一人その力を引き出す事は出来なかった』






スッ。






ネヤロ『…お言葉ですが、エリナ様。
その役目、再び我輩に任せてはくれぬでしょうか?』





弥伊子『ちょっと、ネヤロ』





ネヤロ『黙れしもべ1号』






エリナ『ネヤロ…』






ネヤロ『…我輩は、暗黒界の魔人。
さ…今一度』






エリナ『…いえ。器の候補は別に探すわ。
まだ急ぐ時では無い』






エリナ『それに…あなたが密かに企んでいる思惑。
私が気が付かないとでも思った?』






ネヤロ『何…?』






エリナ『あなた…何れは私たちを出し抜いて暗黒界を独占するつもりでしょう』






ネヤロ『…そんな。滅相も御座いません』






エリナ『何にせよ。暗黒界皇帝は、強力な力。慎重に事を運ばせてもらうわ』






ネヤロ『…。』






ネヤロは、去っていった。






そして、ネヤロは。







ネヤロ『…もはや、エリナに尽くす義理が無くなってきた』





弥伊子『どういうこと?』






ネヤロ『奴の言う通り、我輩は暗黒界皇帝の力さえ手に入れば、暗黒界どころかこの宇宙を支配できると思っていたからな』






ネヤロ『だが、エリナ本人、宇宙の支配や暗黒界皇帝の力を引き出す事にさえ急ぎを考えていない様子だった』





ネヤロ『現状、我輩も暗黒界皇帝を引き出すに値する器ではなかった…。
我輩はもっと強力な異世界に身を置こうと考えたのだ』






弥伊子『エリナ様を裏切るの?』






ネヤロ『…フン。当初からその予定だったからな。暗黒界を抜けるぞ、弥伊子』






弥伊子『うーん…。ネヤロがそう言うなら。
私とネヤロは二人で一人だもんね』






ネヤロ『…馬鹿が。貴様は我輩のただのしもべだ。自惚れるな』






弥伊子『ご、ごめん…。でも、ネヤロがそう言うなら着いていくしかないから』






ネヤロ『当たり前だ。しもべはご主人に着いていくのが義務だ』







ジューン…。






ネヤロ『おさらばだ。暗黒界』





暗黒界を離脱したネヤロ、弥伊子。







。。。







一方。
水仙を加え、着々と戦力を増大させていくビヨンフット。





スッ。





トリガー『オージャ様。クランを親衛隊へ加えることに成功しました』





クラン『ふーん、ここがビヨンフットか』






クラン『そして、あんたがオージャ様か』







オージャ『お前がクランか。
そして、トリガー、でかしたぞ!』






オージャ『残るはレイン…。
レインの勧誘はサマーが引き受けたんだな?』






トリガー『はい…。ですが、妙ですね。
クランの遠い星エーリアがここから一番遠い世界の筈、サマーは手こずっているのでしょうか?』





スタッカート『…サマーが殺られているという可能性は?』





ボリーザ『確かに…親衛隊の勧誘は全てこちらが勝利することを前提に考えているお話ですからね』






オージャ『…そうだな。
サマーが倒された可能性も考えて、次の作戦を練るとしようか』





オージャ『他の候補と、次はサマーの状況を調べる事だな』






ズズズ…。







オージャ『…ん?』







ヒュンッ!







デルトストア『随分と力を蓄えているようだな、絶対の神オージャ』






ビヨンフットに、デルトストア達が現れた。






オージャ『貴様は…追求の神デルトストア!』






土蜘蛛『へへへ…確かに!
オージャの配下も我々エクセリオン最強の側近に匹敵する力を感じるぜ』






トリガー『…!』






ボリーザ『ほう…』






ハゴロモ『…。』






マーガレット『…。』







雪『…。』






スタッカート『我々親衛隊と同等の戦力を引き連れ、戦争でも仕掛けに来たのか…?』






ククル『…面白いではないか』







オージャ『待て、お前達』






オージャ『デルトストア。
本当に戦争を仕掛けに来たのでは有るまい?
何か要件があって来たのだろう、話せ』






デルトストア『話が早くて助かるよ、オージャ』






デルトストア『…オージャ。ビヨンフットについては既に各地から噂は聞いている』






オージャ『ほう…。流石はビッグバン・ゴッドギャラクシーで最強と言われるエクセリオンだな。
もう嗅ぎ付けてきたか』






デルトストア『それだけ目立った行動を取れば多少はな。
そして、本題はここからだ』






デルトストア『ビヨンフットとエクセリオン。
協定を結ぶ気は無いか?』










次回へ続く!
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