最終話【スクリューエレメントコンボ】 | みこの冒険日記-リターン-

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更新頻度は、低めになります。

ゴゴゴッ!!!





十兵衛『精神統一は出来た。
最初に忠告しておくが、この技は交わすより防御をお勧めする』





十兵衛『拳法を習得していないみこ君では、技を見切る事なく食らってしまうであろうからな』






みこ『…分かりました‼』





ゴゴゴッ!!!





みこ『それならこっちだって…相応の威力の技で迎え撃ちます‼』





二刀流のナイフに、サニーを纏うみこ。





十兵衛『ダブルサニーナイフで御座るな。
確かにエレメントバーストを除けば、今のみこ君に使える最大火力の一撃はそれで御座るから…』





みこ『いや……』





十兵衛『…?』






みこ『思い付いちゃったんです』





十兵衛『思い付いたとは…?』





みこ『威力を高める方法です!』





グルグルッ!!!





十兵衛『…それは!』





みこ『はい‼
十兵衛さんも見せてくれたあの回転です!』





みこ『参考にしちゃって申し訳ありませんが、これらの技を"スクリューエレメントコンボ"と名付けます』





みこ『「スクリューダブルサニーナイフ」!!!』





ボーオッ!!





ゴゴゴッ!!!





十兵衛『…面白い!
拙者のスクリューソードを参考にしたので御座るね!』





十兵衛『勝負だ…みこ君!』





十兵衛も、改心の一撃…天の構えを発動する。





みこ『はあぁぁぁっ!!!』





十兵衛『うおぉぉぉっ!!!』






キンッ!!





ドーオオオーンッ!!!!!





金帥『ぐっ…!』





銀帥『兄上!』






金帥『凄い衝撃だ…!』






テン『みこー!!』






ドーンッ!!!!!





みこと十兵衛の技が激突し、物凄い衝撃波を生んだ。






シューウ……






みこ『………』





十兵衛『はぁ……はぁ……』






みこは、倒れていた。






テン『みこ…!』





金帥『この勝負……十兵衛さんの勝ちですかね?』






十兵衛『いや…まだで御座る』







ググッ。








みこ『うう…!』








みこは立ち上がった。









みこ『まだです…!最後の攻撃だ!』







みこ(十兵衛さんに勝つには…これしか無い!)








バチバチ!!








みこは、エレメントコンボを集中した。








十兵衛『まさか…!』








みこ『エレメントバースト……!』







みこは、必殺技のエレメントバーストを繰り出そうとするが








みこ『…!!』








十兵衛『どうやら…エレメントバーストをやるだけのエネルギーは足りてなかったようで御座るな!』








十兵衛『みこ君…見事な戦いぶりだったで御座るよ!』








十兵衛『「九真龍奥義・鬼龍桜舞斬」!』








十兵衛『これが…九真龍奥義最強の技で御座る!』








ドーオオオーンッ!!!







みこ『………。』








テン『みこ…!』








みこは、倒れていた。








みこ『やっぱ強いや………』








金帥『…この勝負、十兵衛さんの勝利!』







みこは気を失い





目を覚ましたのは、数時間後。






十兵衛『みこ君…大丈夫で御座るか?』





みこ『はい…。けど、まだ体をまともに動かせないや…』







十兵衛『みこ君…良い戦いだった。
拙者は、みこ君はもっと強くなっていくと思うで御座るよ』







みこ『本当ですか…?』








十兵衛『うむ』








みこ『はい…!』









十兵衛『みこ君』





みこ『十兵衛さん…』





ガシッ!





十兵衛『良いバトルをありがとうで御座る‼』





みこ『はい…‼』





みこと十兵衛は、握手を交わした。





十兵衛『拙者は、このバトルの事をレンクや他のみんなにも話してくるとしよう』





金帥『みこさん。しかし、まだ拳法の修行が終わった訳では有りません』




銀帥『最終日の修行を終える事が出来れば、無事拳法を習得出来る事でしょう』





みこ『…はい!』





最終日の戦いも、それはそれは激しかったそうだ。





そして……






。。。





みこの前に、強大な敵が突如現る。





みこ『…お前』





カティサーク『……。明泳みこか?』





地面に倒れている仲間達。





みこ『みんなを…良くも!』





カティサーク『ククク…。本当にこうしてみると、同一人物だよな』





みこ『気で感じたけど…。お前、別の世界の俺なんだな?』





カティサーク『その通り。
俺はこのメインとは対になる宇宙…失われし世界からやって来た明泳みこ』





カティサーク『名は、破滅をもたらす救世主…カティサーク!』





みこ『物凄い邪悪な気を放ってるな…!
お前…あの時の修行も…今までの冒険も、出会いも、戦いも…』





みこ『全部無かった事にしちまったのかよ⁉』





カティサーク『…フン!』





ボーオッ!





みこ・カティサーク『「スクリューサニーパンチ」!!』





ドーンッ!!!





二人のみこが激突する。





カティサーク『俺はお前の歩んできた全てを否定し、ここに立っている』





カティサーク『仲間だの絆だの…友情だの愛だの。
そんなものは、戦いにおいて不必要な物』





カティサーク『必要なのは圧倒的な個人の強さのみ!
最強の力のみ!』





カティサーク『テンの言った通り……今の俺たちのエレメントコンボは、宇宙でさえも最強クラスに達してるんだぜ』





カティサーク『この俺に修行を付けてくれた人達…この俺と絆を結んだ仲間達…この俺のパワーアップの枷となった倒された敵達…』





カティサーク『恐らく俺以外の全ての生命体がこの俺を生み出してしまったことを後悔している事だろう』





カティサーク『だが…もうじき気付く事が出来る。
それが正しい事であったという事を』





カティサーク『貴様を…。仲間だの絆だのに縛られた明泳みこを殺すことで!』





みこ『馬鹿野郎…』





みこ『おめぇが本当に俺の闇墜ちした姿なら…正真正銘の大馬鹿者だよ』





みこ『どっちが正しいか…だと…。
そんな事はもう分かりきってる!!』




みこ『俺たちが築き上げてきたこの世界を…。
俺の仲間達を…壊していい訳ねぇだろうが!!』




みこ『てめぇを倒してこの俺が証明してやるよ…カティサーク!!!』





この戦いの行方は、【MIKO × MISHU】の今後のお話で語られる事になる。






番外編【みこと少竜寺武者修行⁉・裏の章】(END)





&






TO BE CONTINUED
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EPISODE OF IF MIKOでも、出ているカティサークですが




MIKO × MISHUの大規模進行編の後の章で、みこと対面します




両者を対になる関係にしていますね




カティサークも拳法の修行を含む、様々な出会いは同じなので感慨深いものですね




拳法とかは使えなくなってるんですが…




対する仲間との絆を大切にしている本編のみこがどのように対抗していくのが注目です!




今後の進行予定ですが、そろそろ大規模進行編を完結に持っていきたいところです!笑





ペースは遅いですが、暖かく見守ってくれたら嬉しいです!(’-’*)♪