シャーマンいくえです。
チョコレートで頭がキーンのいくえです。
さて、突然ですが、頭をかち割られた蛇の話をご存知ですか?
奈良の金峯山に伝わる脳天大神の話です。
さっき、ホームページで読みました。
蛇が頭に石をぶつけられて、頭が割れて死んでしまったそう。
その蛇を葬ってあげたのが、そこのお寺を開いた人です。
そして、その蛇が夢に出て来て、
私を神として祀りなさいと言った。
という話だったと思います。
これって良くある話です。
徳島県の木沢の黒滝寺に伝わるのは、大龍を調伏して使役するという空海の伝説です。
この場合は、お寺を開いた人が蛇を調伏して使役すると言い換える事が出来ると思います。
*地図が開きます
古い信仰のある所に、新しい信仰が上書きされたと読むのです。
この脳天大神の蛇を葬ってあげたのは誰でしょうか?
金峯山寺初代管長 故 五條覚澄大僧正
ですって。
脳天大神の蛇さんの声を聞いてみます。
私の声を聞いてくれてありがとう。
いくえさんの言うことは、大体合っていますが、ちょっと違います。
そうなの?
どうちがうの?
それは、話せば長くなりますよ。
いいですか?
うん、仕方ないから聞きます。
私の所は、前鬼と後鬼のいる所です。
その昔、役小角がこの地の人を丸め込んで、手下にしたのです。
私は、前鬼と後鬼の生みの親といえる存在です。
この地の命たちを生み出して、見守ってきました。
私はこの地の命を生みました。
蛇が人を産む事は出来ないと思うでしょうね。
いくえさんの住む木頭にも、蛇の子を産んだ女の人の話が伝説として残っていますね。
はい、ありますね。
蛇石さんの近くの集落の大久保という所に伝わっているそうです。
蛇の子どもを産んだのは、女の人ですよね。
産むという行為は、女の人の力です。
宇宙の技術を持ってしても、地球の命と宇宙の意識体を宿した命をかけ合わせて新しい命を産み出すのは再現は難しいのでした。
産み出す力は再現が難しいのです。
私も人の子を産んだりはしていません。
私の遺伝子を女の人に入れて産んでもらいました。
そのあとも、私はこの地の子孫たちを見守っていました。
私が頭を石で割られて死んだというのは、誤りです。
私は死んでなどいません。
石に頭を割られてなどいません。
そうなの?
なんでそんな話になったのかな?
それは、私の事を信仰の対象としていたこの地の人を納得させて、信仰を上書きしたのです。
その為に、私を死んだ事にしたのです。
なるほど。
伝説とは、上書きした方の都合が良い話になってるという事ですね。
そうです。
蛇は信仰の対象だったのですが、神道の信仰を上書きした時に、注連縄にその力を閉じ込められたのです。
え、注連縄が関係あるのかー❗️
そうです。
続く