2024/09/06
江戸川乱歩名作朗読劇
「少年探偵団-化人幻戯-」
in 紀伊国屋サザンシアター TAKASHIMAYA
吉野さんご登壇回を観劇。
本作は
2023年1月「孤島の鬼」
2024年2月「怪人二十面相-暗黒星-」
と続いてきた江戸川乱歩名作朗読劇三部作のラストを飾る演目
でした。
ちなみに私の感想など👇
(本当は公式サイト貼ろうと思ったけど、孤島の鬼がもう探し出せない)
暗黒星の時に
次回作が「少年探偵団」だと知り
あ~それじゃあさすがに吉野さん(朗読劇キャストの中でもわりと年長者)はご縁ないのかな??
と思っていたので
三部作ラストの今作にもご出演されて嬉しかった。
何より
「また吉野さん演じる明智小五郎さんに会える!」
今回は事前に吉野さんが「明智役」だと告知されていたのもあって、期待値高めで臨む😊
しかーし
私はひとつ見落とをしていた。
明智小五郎「ほか」と書かれていたことを。
前回は基本的に明智さんを演じられ、そのほかの役もちらりと聞ける
という感じであったけど
今回はだいぶ複数の声を担当されていて
美青年からかなりご年配のおじいちゃんまでw
はたまた大河原夫人の由美子の日記の朗読では、うっすらと儚げな女声の雰囲気も漂わせたり・・・!
おじいちゃんは別としてw
はっきりと大げさに声を変えているという感じではなく、演じる際の心持ちに変化を感じさせる演じ分けに思えて、そのさりげないけど確かなお芝居力にちょっと興奮してしまった😂
あと、あんなに齢を重ねたおじいちゃん声も初めて聴いたかもしれない。
(フリートークでふざけて出してるwおじいちゃん声は除くwww)
中でもひときわ「おっ!?」と思ったのが
明智さんの年齢感!!!
前回の「暗黒星」の明智さんは若かった!
青年と呼んでもよいくらいには若かった。
でも今回は
舞台が「戦後」ということもあり
小林少年も成長するほどの年月が経っていたので、だいぶ年配な声になっていた・・・!
今回、私は原作を読まずに観劇したので、「戦後」の話だということも知らなかった。ゆえに明智さんが年配になるような時代だということもわかっていなかった。
・・・が、一声聴いた瞬間
「あれ!?明智さんが歳を重ねてらっしゃる!!」
と気づいた。
素人にもそんな時間経過を声だけで伝える吉野さんの技術すごい・・・!
そんなわけで
乱歩作品によく登場する美女の、今回の恋愛対象は明智さんではなく庄司くんという青年であった。。。!
というか
「少年探偵団」だと思っていたので
想像を超えた大人の恋愛話にもつれ込んだことに一瞬、面食らってしまったwww
前回は原作を読んでいたからこそ、斬新な演出によってだいぶ趣の異なるストーリーになっていたことに面食らってしまったためw今回は原作を読まずに行ったのに・・・
違うところでやっぱり面食らう私😂w
そして
明智さんが怪人二十面相と手を組んで(??)いたり、乱歩自身(?)が登場したりしていて、これは原作準拠なのか演出なのかと混乱する一方だったので、結果的には原作を読んでおいた方がよかったのでは!?!?
という結論に至った(笑)
そのうち気力があったら読もう・・・
謎解きを愛し、犯人を追い続けている姿ばかりが印象的であったけど
実はきちんと(?)妻を愛し、小林少年を愛している一人の男性であった、という人生の歩みが垣間見える吉野さんの明智小五郎。
とても人間味があって、素晴らしかったし。
相手を見透かすように、吉野明智さんがちらりと目線だけ動かした瞬間があって、その眼光の鋭さにこちらがドキリとするなどした。
そして、もう途中から騙し騙され???みたいな展開が続いて、この先どうなっちゃうの!?とストーリーに引き込まれた先にあったのは、「あっという間の90分だった・・・!」というワープ感だった・・・!w
60分も経過していないような体感、不思議。
あともうひとつ言いたいのは
「孤島の鬼」の時も思ったけど
吉野さんの「美青年」役の声がとても好き😊
(今回でいえば「姫田」役)
そりゃ疲れるよ~
かなり緊迫したシーン続きだし
何役も兼ねていて
かつ
あちこちのマイクに入ったり、出番が遠い時に腰かけられる椅子の場所もその時々で変わる。
お芝居以外にも頭を使っているからそりゃ大変だ~・・・!
今回の吉野さん
前回の「暗黒星」に続く、同じ明智役だったのもあるのか
前回とほぼ同じ三つ揃えの白スーツ。
素敵😊眼福😊
衣装でしかこういう姿を見られないので、そういった意味でも素敵なご縁でした♪
いやぁ~今回もマイクの立ち位置が変わる時や、袖際に下がる時の吉野さんの一挙手一投足を余すことなく見入ってしまった・・・!
ひとつひとつの動作の隙に、「刹那」と表現したいレベルで一瞬の静止を挟んでいるので、とてもきっちりと折り目正しく見えて、そんな所作が美しすぎて目を奪われるのよ・・・!😊
あと袖に去って行く時の吉野さんのきれいなシルエットの横顔が好きだ。
どうも。横顔好き芸人です。
ありがたくも
今回もプレゼントBOXが設置されていたので
記念に📷✨
あ、そうだ。
これ、何年も前からずーーーーーっと見続けて来た光景だけど。
複数の出演者さんがいる会場にプレゼント持っていくなら、ちゃんと宛名は書いてから来た方がよき。
個人名のボックスを置いていある会場の方が少ないし。
手紙だったら、必ず宛名書くじゃん???それと同じ扱いをするべきだと個人的には思っている。
わりとプレゼントBOXのところで慌てて宛名を書いている人が多いよなー・・・と昔からずっと不思議に思っていたのだけど、コロナ禍でBOX自体が撤去されていたからなのか、最近またよく目にする光景になったな・・・と。
せっかくなら宛名まで込みでプレゼント、の演出もよいのでは~?と思う😊
(会場にある黒々としたマジックペンの宛名よりも素敵だし。きっとたぶん)
そしてやっぱり
買っちゃうよね~パンフレット。
吉野さん風に撮影してみたw
またいつか
吉野さんが明智さんを演じるご縁が結ばれることを願う。
お疲れさまでした・・・!
(仕事で開演に間に合わないかと1日中ひやひやアセアセしたので、自分にも「おつ!」と言いたい🤣)