2024/02/28
朗読劇「怪人二十面相-暗黒星-」
吉野さんご出演回
観劇して来ました!
毎日、日替わりキャストさんがご出演の
第2日め。
まだ2日めではあったし
役どころとかストーリーがだいぶネタバレしている気もするので、これから別日の観劇を予定している方はすぐに引き返してほしい。
去年の1月に開催された
朗読劇「孤島の鬼」
と同じシリーズ、というか
構成・演出を同じ方が手がけているので
必然的にステージ装飾が似ていたり
音響が生で、ステージ上で奏でられていたり
など
去年の朗読劇を思い起こされる☺️
衣装もね!
おひとりだけ黒で
他の方は真っ白
まで同じ!!!
ていうか、髪長い吉野さんの写真、ちょい久々に見たけどなぜか安心感があるのってきっと4年近く見慣れたせいだよなぁ🤣
今回の吉野さんの衣装は三つ揃いの白スーツ🤍に白エナメル(たぶん)の靴。
まるで新郎のようだ😳ステキ
これ、たぶん明智さんの紳士的なところをイメージした衣装なのでは?と勝手に感じているのだけどどうであろう??
去年の役は「美青年」だったからか、衣装もふわふわしてるw
キラフェスで一度だけ全身白衣装だったことがあるのと、リーディックシアター「お憑彼サーカス」の団長役が同じくほぼ白だったけど
個人的に「白」服大好きなので
眼福でもあった😇😇😇
そう、吉野さんは明智小五郎役。
公式アカウントでは
終演後にキャストさんが演じられたそれぞれの役を解禁する流れのようなので、事前には役どころがわからない。
と思っていたのだけど
会場で販売されているパンフレット
1800円なり👇
ココには全日程の配役表が掲載されていた。
でもこの配役表を見るまでもなく
一緒に出演されるキャストさんの声質や年齢感から推し量るに、ど~~~う考えても
吉野さんが明智役以外なわけあるか!?
と思っていたので
無事に明智役で安心したw
ちょっとだけ
何種類も兼ね役をしていた畠中さんをうらやましく思ってしまった・・・💦w
いや、”畠中さんファン”をうらやましく思った、の間違いかな。
あんなにたくさんの声音を聴けるなんて最高では!?!?
しかもどのキャラもしっかり演じ分けが出来てらっしゃって、素晴らしいと思った。
いろいろな役どころが聴けたなら”耳福”に違いない。けど、演じる側が恐ろしく大変なのは億も承知。
そういう意味では、吉野さんが明智役に専念出来てよかったという気持ちは大いにある。
このストーリーにおいて、明智さんは重要な役どころだから。
明智役に専念、とは書いたものの、出演者さんたちは持ち回りでナレーションも担当。
時には群読のようにセリフ以外の部分も朗読されていた。
思い返すと
乱歩や当時の日本の状況についてのナレーションと
群読する部分と
役でのセリフ
少なくとも3種類の声が聴けた・・・
あと
わりと忘れがちだけど
吉野さんに限っては、おじいさんに変装した明智さんの声もあったwww
私は原作を読んでいたから「あのシーンだ!」と即座に状況を理解したけど
急に「歯抜けじじい」みたいなセリフが一言挟まって、耳を疑う瞬間でもあったよねwww
マスクの下で「ぶふぉっ」と息が漏れてしまったw🤣
トリッキーすぎるw
わりと時代がかった口調や声での、ものものしいナレーションもとても聞き応えがあって。
犯人を追い詰めるようなシーンでは、息もつかせぬテンポで迫り来るので、観ているコチラ側も息が出来ないほどであり。
群読するような場面では、統一感のある透明さ。
シーンごとに想像力をふくらまされる声を聴けて、幸せな1時間40分ほどでした♪
全身白い衣装も眼福。なところに。
出番がしばらくない時は、袖間際に設置されたイスに移動するキャストさんたち。
この時の吉野さんの所作がとても好きで、じーっと見入ってしまったよね。
開いていた台本をぱたんと閉じて、きっちり小脇に抱えるようにして、くるっと向きを変えて歩き出す一連の流れ。
妙に緊張しているように、ひとつひとつきっちりと振る舞っているように見えるその所作が美しくもあって、見とれてしまったなぁ・・・!
重厚な時間でした♪
さっき「息もつかせぬテンポ」と書いたけど
立ち位置的に
吉野さんの真後ろで奏でられている、朗読内でのSEや音楽の生演奏。
あれも、吉野さんのお芝居を後押ししているように見えて(聴こえて?)かなり注目ポイントであった!
1月末の「夢十夜」の時も同じく思ったけど
音楽のテンポに合わせて吉野さんのセリフが加速しているように聞こえるのよね。
たぶん、音楽のテンポとリンクしている点については、ご本人的には無意識と意識的、が半々な気がしている(個人の感想ですw)
とにかくとても楽しめた
という印象でした~!!!
ちなみに、朗読の内容的には
私は前回同様、原作を履修してから臨み
前回の朗読劇では、途中途中がカットされてたり、登場しないはずの明智さんが出て来たりなどのオリジナル要素はあったものの、おおむね変わらないストーリーだった
のとは打って変わり
今回は乱歩や当時の日本の歴史も織り交ぜながら、そして原作とだいぶ内容が変わっていてちょっと面食らった😳
今回の朗読劇の幕が開いた初日、上に貼り付けたような公式アカウントのポストでは、どなたがなんの役を演じられたのか、SNSで名前が出たていたのだけど
それを見た時の私「???」🤔
「羽柴壮二」👈この人誰だっけ??とw
そして朗読劇の中身的には
明智さんが少年時代の壮二くんに会っていたり
妹ちゃんは原作では残念なことになってるけど今回は最後まで生きていたり
明智さんの奥さんが活躍したり
というシーンは原作にはなく
私が聞き逃しただけかもしれないけど、怪人二十面相の複数回にわたる神出鬼没シーンも朗読劇ではあまりなかったような???
そもそも
結末がかなり違うのにはびっくり😳
そんな話だったっけ?と思って読み返してみたけどやっぱりオリジナルな様子だった。
ちなみにオリジナルについては特に思うところはまったくないので、単純に「驚いちゃったw」という話なだけであーる。
私、一昨年くらいからちょこちょこ乱歩作品読んでいたので、今回の朗読劇に登場する「外国から帰ってくる兄」「壮一くん」というのには耳馴染みがあって。
でもソレってこの「暗黒星」じゃなかったような??🤔と曖昧な記憶を辿ってみたけどその場ではわからず。
あとになってから、自分の電子書籍をもう一度確認してわかった。
今回の朗読劇は「暗黒星」と「怪人二十面相」(単行本)をミックスさせているのか!と。
だからところどころ
オリジナルなはずだけどこのシーン知ってる、が何ヶ所かあったのね、と納得した。
どうやらこの朗読劇は
今後「小林少年」の「少年探偵団」のストーリーに続いていくらしいことを知る。
朗読劇『怪人二十面相 -暗黒星-』
— 深作健太 Kenta Fukasaku (@kekekenta0915) February 28, 2024
力強く、初日があきました。
昨年の『孤島の鬼』に続く乱歩作品。
大切な仲間である声優さん達と
御一緒する日本文学シリーズも八年目。
さらに進化させてゆきます!
次回は9月、〈戦後〉の小林少年の
成長と活躍を描く『少年探偵団』です。 https://t.co/eEpYTxe84W
その時にご縁がまだ続いているかはわからないけど
まさか1年前の観劇が、ココにつながっているとは想像もしていなかったよ。
ご縁があったらまた観劇しにゆきます!