みなさま、こんばんわ🌜

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📖 友達の作業所移転シリーズ

  1. 障害者の不遇(2022年3月27日)
  2. もっと優しい人間を目指して(2022年6月28日)👈ココ
  3. 作業所の見学日(2022年7月23日)
  4. 進行性難病の苦しみ(2023年10月18日)
 
1 B型作業所探しが難航
 

 

3月に久しぶりに身体障害者の友人と再会してから、友人のために B型作業所探し を続けていました。

 

3月に身体障害者の友人と再会した記事(2022年3月27日)👇👇👇

 

ところが、B型作業所でも

  • 車椅子ユーザーは非対応
  • 社会復帰に向けてバリバリ頑張る施設(友人は難病のためバリバリ頑張れない)

など、条件が厳しい作業所が多く、理想的な施設はなかなか見つかりませんでした。

 

障害者あるあるですが、そうこうしているうちに友人が体調を崩して入院したり、私の方もITの資格試験などで忙しくなってしまい、B型作業所探しは中断を余儀なくされていました💧

2 障害者の友人からの紹介
 

 

昨日突然、別の障害者の友人から久しぶりに連絡をもらい 友人が通所しているB型作業所に来ないか❓ とお誘いしてもらいました😀

 

B型作業所に誘ってくれた友人と車椅子ユーザーの友人と私は3人共通の友達だったので、すぐに車椅子ユーザーの友人が新しいB型作業所を探していることを伝えました。

そのB型作業所は床がフラットな設計になっており、車椅子ユーザーも受入OK とのことでした👍

 

今日、私の家の近所までわざわざ B型作業所のパンフレット を持ってきてくれました😀

私はパンフレットを受け取ってすぐに目を通し「なかなか雰囲気の良い作業所だ」と感じたので、直ちに車椅子ユーザーの友人に郵送しました。

 

障害者当事者間の友情と連携によって、やっと車椅子ユーザーの友人が通うべきB型作業所の候補が見つかりました😊✌🏻

3 障害者が優しい理由
 

 

今日の夜、B型作業所に誘ってくれた友人から電話がかかってきました。

車椅子ユーザーの友人の体調が良くないことを心配して、詳しい事情を聞くために私に電話をしてくれたようでした。

 

事情を理解した友人は電話で「これからも私たち2人で〇〇さん(車椅子ユーザーの友人)を支えて行こうね」と言いました。

本当に優しい友人です。

 

私に対しても「無理しなや。頑張りすぎない程度に頑張りや。」といつも声をかけてくれます。

友人に限らず障害者は優しい人が多いのですが、それには 誰よりも辛い思いをした人がもっとも優しい人である という悲しい理由があるのです。

4 友人の言葉の意味
 

 

友人はもともと会社員をしていました。

会社は自宅から遠く、長時間電車に乗って通っていました。

会社は最寄り駅から徒歩10分の距離にあり、アクセスが便利な会社でした。

 

しかし、ある時脳梗塞を発症し、一命は取り止めたものの手足に麻痺が残り、身体障害者となってしまいました。

 

私のような精神障害者は病んでいれば障害者かもしれませんが、身体に問題がない場合は、精神状態が良くなれば元通りに回復します。

心には形がないため、精神障害は元々 可逆的(元に戻る)なのです。

 

しかし、身体障害者はそうはいきません。

ひとたび手足が麻痺してしまえば、元に戻ることはほとんどありません。

身体障害は 不可逆的(元に戻らない)な障害なのです。

 

中途障害者になってからも友人は元いた会社に復帰し、仕事を続けようとしました。

ところが、手足に麻痺がある身体では長時間の電車通勤が辛く、健常者の足なら10分のところが、身体障害者となってからは足を引きずりながら必死で歩いて40分かかったそうです。

歩いて10分の距離を歩くのが辛くて、よくタクシーに乗ったそうです。

 

最も辛かったのは帰りの電車。

「見るからに足を引きずってて、ヘルプマークつけてても、誰も席を替わってくれないんよね。

優先席でも…。

辛くて辛くて泣きそうやった。」

友人はそう語りました。

友人を最も苦しめたのは、脳梗塞という不運ではなく、社会の残酷な現実 だったのです。

電車に乗っている時に、席に座れないことが泣くほど辛いことだということが、誰にもわからなかった のです。

 

友人はやむを得ず、長く続けた仕事を退職することになってしまいました。

友人がよくかけてくれる「無理しなや。頑張りすぎない程度に頑張りや。」という言葉は、頑張りすぎて働けなくなってしまった友人からの優しいメッセージだったのです。

5 それでも障害者は必死に生きている
 

 

友人と話してみて、改めて 障害者は社会的弱者である ことを認識しました。

 

健常者にしてみれば何でもないことが、障害者にとっては涙をこぼしそうなほど辛いこと。

健常者にとっては当たり前のことが、障害者にとっては永遠に手の届かない憧れのままであること。

 

どんなに頑張っても健常者には及ばないかもしれません。

それでも障害者は歯を食いしばって必死に生きているのです。

6 もっと優しい人間を目指して
 

 

通信制大学の発達心理学の授業で、優しくあるとは自分よりも他者を優先できること だと教わりました。

 

自分を振り返ってみると

「私はいつでも他者を尊重できていただろうか❓

困っている人に喜んで手を差し伸べてきただろうか❓

本当に優しい人間と言えるだろうか❓」

という疑念が湧いてきます。

 

私は良い人間になることを目指してきたつもりですが、残念ながら真に優しい人間にまだまだなれていないように思います。

 

もっと優しい人間になろうと思います。

まずは私から。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋

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