御木美智代夫人に対して「PL教団からの退陣」を求める手紙を2023年12月11日に出しました。この手紙は翌12日に美智代夫人に配達されました。
美智代夫人は教務総長として「PLの教え」の布教責任者ですが、2023年12月5日付の芸生新聞では、美智代夫人が「教主代行」であることを発表しています。
しかし、教団は私に対して「PLの教え」の立教者であり、初代教主である御木徳近師の教主邸であり、ここから徳近師が「PLの教え」を世界へと布教され、ここで亡くなられた御木徳近記念館を取り壊すので、立ち退いてほしいという裁判を起こしたのですが、その裁判の中で、2021年11月5日に教師である板垣真光弁護士が、証人として「教務総長である美智代夫人に『教主代行』をお願いしている」とすでに証言していました。
それを今ごろになって芸生新聞で公表しているのです。2020年12月に決定後、直ちに会員の皆さんに知らせなければならなかったことです。今の教団にあるのは自分の都合だけです。会員は二の次、三の次なのです。
2020年12月5日に亡くなられた二代教主御木貴日止師が、硬膜下血腫で倒れたのは、2007年2月1日でしたが、美智代夫人は以後、祐祖を排除して「〝PLの教え〟無きPL教団」への道を突き進んできて、現在に至っています。
「PLの教え」なき、今のPL教団の状況、情勢といえば、
(1)会員数が信じられないくらいのスピードで減ってしまっています。現在も減り続けています。
(2)全国の教会がどんどん売却されてしまい激減しています。450以上あった教会が現在では180を切っているほどです。
教勢の衰退には著しいものがあります。そして現在の教団の一番の問題は、そのような事態に無頓着、なにも問題がないかの如く振る舞っていることです。これでは改善の方向へ向かうことは不可能です。
(3)会員の意見を聞かず、無視して教会の売却を勝手に自由に行うために邪魔になる全奉連を教団の「規則」(会社で言えば「定款」に当たるもので、文科省の承認を受けているものです)の規定を無視して潰してしまいました。
(4)会員の意見を聞くこともなく、知らせることもなしに「広場」を作るとして本庁の池を埋め、10万平方米にも及ぶ宅地造成を行っていますが、「広場」はどこにも作られていません。役所に虚偽の許可申請を行っているのです。
(5)会員の意見を聞くでもなく、知らせるでもなく、本庁の総合受付に光丘の警備担当者だけで十分なのに、わざわざ教団の教師までも詰めさせ、出入りする人のチェックを行っています。
本来宗教家としての修行に努め、布教に専念するはずの教師が宗教家としての本来の姿、在り方から遠ざけられてしまっているのです。
今のPL教団は修行、布教という宗教本来の在り方に関心と興味を失ってしまっているのです。
このようなことがこれ以上続けられることになるならば、立教者であり、初代教主である徳近師が説かれた「人生は芸術である。楽しかるべきである」の「PLの教え」も、徳近師が「PLの教え」を布教する目的でつくられた「PL教団」も消えてなくなってしまいます。
PL教団をこのような「抜け殻」の宗教団体にしてしまい、この社会に存在する意味と価値を失わせてしまった責任は、現在のPL教団を支配している美智代夫人にあります。
「PLの教え」のため、本来の「PL教団」のため、美智代夫人には直ちに今の教団から退陣していただかなければなりません。
そのように、内心では思っている人々がたくさんおられます。
しかし、いろいろ事情があって、表立ってそれを口にすることができないのが残念です、とおっしゃる方々もたくさんおられます。
そのため、私が美智代夫人に手紙を出すことにしたのです。それが私の父であり、師匠である徳近師に対する責任であり、約束でもあるからです。
その手紙をご参考のためここに掲載することに致します。