8月13日千葉県各地で「線状降水帯」が発生したため記録破りの豪雨となり、雷が加わり、甚大な被害が出たことが報道されました。
千葉の隣りの東京都では大して雨も降らなかったため、このような局所的な空模様、気象状況には信じられないものがありました。
ところで「線状降水帯」という新しい言葉にはいろいろ感ずるところがあります。このたび千葉で発生したような豪雨を私たちは、これまで「集中豪雨」という言葉で表現してきたと思います。「集中豪雨」という表現が「線状降水帯」の発生という表現へと進歩発展したといえそうです。
「集中豪雨」と「線状降水帯」とでは、どこがどう違うかです。「特定の場所に短時間に大量の雨が降る」という現象を素朴にそのまま表現しいているのが「集中豪雨」でしょう。
それに対して「線状降水帯」という表現は、そのような集中豪雨はどのような気候条件の下で発生するかという、その原因を気象学的、科学的に表現する言葉といえます。
ある自然現象をギリシャ神話のように神話的に説明するのではなく、その原因を科学的言葉によって表現するということは、その発生を予測したり、対策を講じたり、その予防方法を解明することの可能性が開かれてくることです。
言葉の持つ大きな力をここにもみることができます。



