哲学者ハイデガーは「存在は時間である」といっています。
人は瞬間瞬間を生きているのです。一瞬一瞬を神に祈り神と共に生きるのです。
神に祈るのも一度でよいというものではなく、その都度その都度神に祈り、神を拝みながら芸術するのが人の自然の本来の姿だと思います。
祈るとはどういうことでしょうか。
人は自分の力で生きているのではなく、神によって生かされ生きているのです。
至らない己を常に自覚し謙虚に神を拝み神に祈りながら、神と共に働き芸術することが人として大切なことです。
真剣に神に手を合わせ祈るとき、神はそこに降り立つのです。
神がそこに立ちあらわれ守って下さると私は信念しています。
常に神を肌に感じながら芸術する、それが屈託なく力強く生きる在り方です。
祈りもまた芸術なのです。