医師の見立て | 御木白日のブログ

御木白日のブログ

学習院大学 仏文科卒業。大正大学大学院文学博士課程修了。
詩人活動をとおして世界の平和に貢献。

 昨年暮れのことでした。
 11月半ば頃最初は風邪のような症状で、12月に入っても体温が依然と7度2分から7度8分を上ったり下ったり。それに咳も出ていました。
 暮れもおしせまった25日、まだ病状が続いていましたのでK病院に行ってみました。胸のレントゲンや血液検査の結果は異常はないとのことでしたが、ただひとつどこか炎症を起していることを示す数値が高く出ているということでした。それがどこかわからないと、首をかしげながら先生は数値の表としばらくにらめっこで、患者の私には何も質問してくれませんでした。
 私は昔、気管支炎になったことがありましたので、先生に「気管支炎ではないでしょうか」と思わず言ってしまいました。すると先生はハッとされて私の方を向き「そうです、その通り、それです」と、やっと分って安心されたような顔で言われたのです。
 その後、熱も下り、無事に新年を迎えることが出来、二代さまの御神霊に感謝申し上げたことでした。
 この度の私の症状に対するお医者さんの在り方を通して私自身いろいろ教えられることがありました。
 データの中に溺れるのでなく、医師も宗教家も救いを求めて来られる方々にはくわしくお話をきくことがなによりも大切。そして、見立て、みおしえはピンポイントでなければならないことを痛感致しました。