’考えるよりまず行動だ。’
’つっ立ってないで手を動かせ。’
’とにかく身体を動かせ。’
以上のようなセリフを言われたこと、又は、耳にされたことがあると思います。
とにかくガムシャラにでも身体を動かして、そうやって仕事も覚えて、経験も積めというような考え方です。
しかし今後はこの考えが主流ではなくなるでしょう。いえ、主流ではやっていけなくなるでしょう。
考えもせず、調べもせず、目の前のことに右往左往して焦りや不安に振り回されながらガムシャラに行動ばかりしては損失や失敗が多く、損ばかりする生き方をしてしまいます。
調べもせずに乗せられて買い物したら後で同じものが安く買えたなどの経験はよくあると思います。
焦りや浮かれは禁物なんですね。
ただしあまりに強張っての息苦しい状態に陥ってもいけないので注意が必要です。
強張った状態ばかりだと恐れを呼んでしまいます。
恐れ、強張るばかりにユーモアさが無くなってしまうのと苦しくなる方もいらっしゃると思います。
でも、ユーモアさを出すために必死になるより愛によって強張った状態がカバーされる方がより良いとも感じますが、、、
さて、独り言のようになってきているので話を戻しましょう。
では何も考えずにがむしゃらにやらぬならば、どうすればいいのかというと、祈り求めて探して求めて探して、、それから行動です。
良いアイデア、工夫されて合理的なアイデア、良いインスピレーション。もとい、良い霊感があります。
それが頭の中に浮かんで、頭の中で合点が行き、納得してから行動できる時代にシフトしてゆくべきでしょう。
何が合理的で、何がシンプルで美しく、何が理路整然としているかを求めなければいけません。
私自身も飲食店で働いていて思うことがありました。
飲食店は一連の流れがすべて決められていて、それに沿ってただひたすらに業務をこなすというものです。
どんなに忙しくても、決められてたやり方をまずは優先して仕事をすすめるというものです。
お客さんにとっては、その決まりがあろうがなかろうが気にならなくても、決まり通りに行って、そのために労力も使い、その労力を付帯させたまま業務のスピードをガムシャラに上げることを従業員に課してしまっているのが現実です。
このような飲食店の従業員に対して、いつまでも’考えるよりまず行動だ’と教え込んでも、その人には、この業務の過酷さの原因を見抜いて改善する知恵が育ちません。
とても気の毒なことです。
はじめに決められたその一連の流れがどこまで合理的で、シンプルで美しく、理路整然としているか。
そこに戻って改善しなければ、業務について回るブラックさは改善されません。
私も飲食店で何年も働いてきてその苦汁を飲んできた身です。
決して今の状態が良いとは言えません。
やはり世の中が合理的で、シンプルで美しく、理路整然とした世の中に変わることを願い、祈っています。
作られた一連の流れ。その構造自体が合理的で、シンプルで美しく、理路整然としたものに変わっていかなければならないのです。
これは飲食業界に限らず変わって欲しいと願います。
経済システム、エネルギーの循環システム、道路交通のシステム、材料の供給方法、生産技術、一年の過ごし方、1日の過ごし方。あらゆる一連の流れにおいて改善してゆくべきでしょう。その可能性は限りなくあるはずです。
逆に言うと、一連の流れがあまりに不合理で劣悪だと、自然破壊や人間社会の疲弊を引き起こすでしょう。
今の時代を見ているとそう感じます。
Don't Think Feel.
考えるな、感じろ。
とブルースリーの有名なセリフがありますが、これを聞いて考えずに行った方がいいと思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ブルースリーはロボットのような人間になることを過ちだと捉えています。
https://www.youtube.com/watch?v=8LTnydCNxIM
喩えるなら人間は神様の作ったロボットかもしれません。
ただ生命に対してロボットと同じだと感じる人はいないでしょう。
生命からロボットのような冷たさや固さは感じないはずです。
生命はロボットと違って、もっと神秘的かつ精妙で柔軟で広がりがあって、緩急があることを感じるはずです。
ビジネス用語にも PDCAサイクル というものがあります。
Doより先にPlanがあります。
Planというものは頭の中にまず構想があって、その上で作り上げられます。
ビジネスというものが世に広く浸透した現実が、これまでの'考えるよりまず行動だ'の時代が変わる兆しを表しているとも言えるでしょう。
もちろん考えてばかりいて全く行動しないような状況に陥ってしまうことには注意しなければいけません。
行動しているうちに分かることもあるからです。
行動して気づいたこと、何度もおかしいと感じることが見つかるなら、さらに良くしようと追求し、良いパターンへ変えていこうと追求することが必要です。
いつが行動を起こす時か。そのさじ加減を見極める練習は日々要求されます。
そうやって良いインスピレーションと行動を繋ぎ合わせてゆく練習。
それが様々なことを悟ることにもつながるでしょう。
良いアイデア、良いインスピレーションがレベルの高いものとなれば、それはその人の底上げとなるはずです。
また、これは自分の経験ですが、身体の反応パターンを学ぶことで、自分の弱さや、内面と身体の繋がりを感じ取ることができます。
内省的になることで自分の怠け癖や悪癖に気付きやすくなるはずです。そうやって自分の内面と向き合うことで霊性を高めるきっかけにもなると思います。
インスピレーションには良いものも悪いものもあります。
宗教的な話を敬遠する方もいるかもしれませんが、良いインスピレーションは神様から、悪いインスピレーションは悪魔から来くると考えられます。
誰しも悪いインスピレーションばかり採用され(それがはじめの一時だけ良くても)最終的に地獄の苦しみを味わうことはしたくないはずです。
だから神様からくる良いインスピレーションを受けられるように求めることは非常に大切です。
日本も生活が都市的なるに伴い一神教にならざるおえないだろうと言われています。
池上彰さんとの対談の中で養老孟司さんもそうおっしゃっていました。
私もそうだと思います。
それによってより良い社会となり、日本のより多くの方が、ひいては世界のより多くの方が身も心も救われるようになって欲しいとも願います。
今の時代はRAPTさんもいて真理を伝える方がいらっしゃいます。
なのでいたずらに宗教を敬遠せずに、単なるおとぎ話ではなく現実的な関連性を持って宗教を捉えて、科学的な関連性をもって宗教を捉えて、そして、実感と確信を伴って希望的に生きていくことが出来る人がより多くなることを祈ります。
閲覧ありがとうございました。