中国の武漢に行って来ました その1
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9/19-22で中国の武漢へ行って来ました。初の本土上陸です。織田哲郎さん、上杉昇さん、Nobさんのイベントで、キーボードを弾きに行ったのです。
武漢という街は三国志でいうところの荊州。三国の中心に位置したということで、様々な攻防、興亡がありました。有名なのは関羽が統治していたということですね。関羽は三国志の中で一番祀られている人です。世界中の中華街にも関帝廟がありますからね。
通常、初めて中国に行くことを考えると北京なり上海だと思うんですが、いきなり武漢。なかなかマニアックです。しかしこの武漢、めちゃくちゃ大きいんですよ。人口は1000万を越え、経済域だと3000万人とも言われています。まさに東京レベル。
中国は人口が多いし国土も広いということで東京レベル、それ以上の都市が各地にあります。この武漢、めちゃくちゃ大きいし人口も多いのですが、中国国内においては9番目ということです。マジか!市場規模デカ杉〜!!
ということで、出発は成田でした。
揺れることもなく、到着。乗ったらすぐ着いた感覚。沖縄よりちょっと先に行ったような時間で着きます。アジアは近いね。そんで天井がやたら高いし白い。ホテルもそうだったけど、天井が基本的に高いです。空間の使い方が違いますね。
会場に隣接したホテルに宿泊したんだけど、ミキオ仕事史上、最高峰のクオリティーでした(というか今までがチープだったか(笑)?)。なんでも政治家やら企業経営者からが泊まるホテルのようです。
部屋からの風景(夜)↓
部屋からの風景(朝)↓
朝、ちょっとだけ散歩をしました。
武漢は川や池、沼、湖が多い地域。三国志の赤壁の戦いはここから100キロほど離れた近所(笑)です。
今回の会場。後ほど語りますが、これが凄いシステムの会場なんです。
2日目はリハです。ステージ、広!
ステージ裏には・・・
この会場の正式名称はHan Show Theatre。普段は「ハンショウ」というウォーターショウをやっています。これが凄まじいんです。もうびっくりの連続。
ちなみに我々のリハが搬出含めて17時に終わり、なんと19時半からそのショウが始まったんです。おいおい、そんな短時間に準備できるんかい!そこからびっくりです(笑)。夕食後にしっかりと観させてもらいました。
まず、いわゆるアリーナ席の下には巨大プールがあります。しかもかなりの深さ。リハをしていても、耳を澄ませば水の音が聞こえました。下を覗くと水。ちょっと怖い(笑)。その水をふんだんに使いながらショウは進みます。
このような感じ。
巨大な空間を縦横無尽に使いながらのショウ。ふと見上げれば人がそこから下へ飛び込んでくるし、空中は舞うは踊るは潜るわで、視線が行ったり来たり。
出演者の肉体レベルの高さも驚きでした。なんでそれが出来るのあなた〜!と心で叫びまくっていました。バランスの良さ、半端ない。なかなか上手く表現出来ませんが、凄いということです(笑)。
ここら辺からもショウの雰囲気がわかります。こことか、こことか・・・ここに一場面の動画あり。
会場は、このショウの為に作られているので全てがシステマティック。あっという間にプールが出現したかと思うと、人魚のように演者が泳ぐ。
ありえない高さからの飛び込みや、命綱無しでクルクル回ったりしていると、プールが消えている。3つの巨大ビジョンが様々な方向に回転しながら幻想的な映像を映し出す。
その一つ一つの動きが見事です。それらが一つでも間違うと命を失う可能性だって大きい。コンピュータ制御されているとはいえ、そのギリギリ感が観客を魅了する。
日本だと無理かも・・と思ってしまった。消防法やらなんやらで、あの会場は造れないかもしれない。命綱無しだとパフォーマンスの許可が下りないかもしれない。その社会の背景に自己責任論が垣間見えました。
ということで長くなるので今日はこの辺で・・・