2024.05.05
対馬からフェリーで博多港に戻り、そこからバスでJR博多駅、新幹線で久留米に着いたのが夜10時過ぎ。久留米駅前で1泊する。
翌日の予定は、久留米城→基肄城→水城→小倉城と鹿児島本線沿いに北上するプラン。
朝ホテルで朝食を食べ、徒歩で久留米城に向かう。ホテルから城まで20分ぐらい。きれいな並木道沿いを歩く。
久留米出身でタイヤメーカーブリヂストンの創業者石橋正二郎が道路を造って寄付したのだらしい。すごい。ちなみに歩いている道の隣はブリヂストンの工場。地元の英雄なんだろう。
さて、通りを過ぎてしばらく行くと久留米城の堀と石垣が見えてくる。
現在、城内は久留米藩を治めた有馬氏を祀る篠山神社となっている。有馬氏は摂津有馬氏と肥前有馬氏の2系統(全く別氏族らしい)があるが、ここの城主になったのは摂津有馬氏で、現在でも名前が残っているのは、有馬温泉(有馬氏が治めていた地域)や、競馬の有馬記念などである。有馬記念は、ずっと先の子孫有馬頼寧(よりやす)が開催に尽力した中山記念を、彼の死後讃え名付けたとのこと。ちなみに肥前有馬氏で有名なのは、天正遣欧少年使節団を派遣したキリシタン大名有馬晴信。こちらは最終的に越前丸岡藩として明治維新を迎えた。
神社でお参り後、社務所で続100名城のスタンプをもらう。本当は有馬氏の宝物が展示されている有馬記念館を見学したかったのだが、残念ながらまだこの時間は開館前。予定が詰まっていることもあり、今回は城の見学のみとした。
綺麗にそして高く積まれた石垣が続いている。さすが久留米藩21万石の城である。
石垣で強固な守りとする一方で、さらにこの城を固くしているのが背後に流れる筑後川で、まさに天然の要害。
本丸の石垣を見終わり、久留米城の見学は終了。
それからJR久留米駅に戻り、電車で基山(きやま)駅に向かう。次は基肄(きい)城を目指す。(つづく)