8/16で双子ちゃんが、産まれて1ヶ月になりました。体重は1005gと934gになりました。
この1ヶ月色んなことがありました…
2人はたくさんの峠を越えながら、たくましく成長しています。
超未熟児の2人は産まれてすぐに人工呼吸器のクダと、ミルクをお腹に送るクダを挿管して、保育器に入りました。
産まれてすぐの3日間は3つのリスクを抱えています。
⒈ 脳内出血を発症しないか
2. 動脈管が自然に閉じるか
3. 呼吸状態が安定するか
(動脈管は心臓近くの大きな血管で、心臓から肺へ向かう血管と心臓から全身に向かう血管をつないでいる血管です。お腹の中にいる間は必要な血管ですが、産まれてからは全身への血液循環の効率が悪くなるため、自然に閉じます。しかし、未熟児は体に対して動脈管が太いため閉じにくいんです。)
2人とも元気に動きすぎて脳内出血のリスクが高くなるので3日間眠り薬で眠らせることになりました。
幸い脳内出血は起こらず、呼吸は良くも悪くもないような状態でした。
しかし、双子の姉(りっちゃん)は動脈管が閉じなくて、生後3日目で手術を受けました。
簡単な手術ですが、なんせ830gの小さな体なので、負担が大きく、最悪の場合は死もありえるとのことでした。
せっかく必死に産まれて来てくれたのに…もしものことがあったら…なんで私のお腹はもっと耐えることが出来なかったのか…もう一度お腹に戻したい…
手術が終わるまでの2時間は生きた心地がしませんでした。
無事に手術は成功し、すやすや眠るりっちゃんを見て本当にホッとしました。
ただ、女の子なのに左脇の肋骨に沿って傷が残ってしまい、申し訳なく思いました…
ホッとしたのはつかの間で、今度はりっちゃんの肺が悪いことがわかりました。
双子の弟(そうくん)も分泌物やミルクの逆流で肺に分泌物が貯まり肺が膨らみにくくなっていました。
2人ともモニターの異常を知らせるアラームが鳴らない日はなかったです。
肺の状態は良くなったり悪くなったり日々状態は変動していました。
面会時間は朝、昼、夜で時間が決まっています。私が入院中は母乳を届ける時に面会できるため、1日4回様子を見に行きました。
私にできるのは、母乳を届けること、保育器に手を入れてそっと包んで話しかけ、安心させてあげることぐらいしかできません。ガラス一枚でも遠く感じます。
私が退院が近づいたころ、産後鬱っぽくなり、お腹から急に2人がいなくなった喪失感と、そばにいられない不安と寂しさで、泣いてばかりてました。
でも、看護師さんや旦那さんに支えられて、救われました。
自宅と病院は車で片道1時間かかるため、病院の近くにレオパレスを借りて1人暮らしをすることにしました。お陰で退院した今も搾乳の合間に1日3回会いに行くことが出来てます。
搾乳は1日8回(3時間おき)です。これを下回ると母乳の分泌は減ってしまいます。
赤ちゃんはいないケド、夜中も3時間おきに起きるのが辛くて慣れるのに時間がかかりました。
今の生活は搾乳と面会と睡眠の繰り返しです。
でも2人の呼吸状態が少し良くなったり、私の指を力強く握ってくれたりするだけですごく嬉しい。
2人のほうが、何倍も頑張って生きてるんだから私も頑張らないと‼‼って思えます。
生後1ヶ月を迎える少し前にりっちゃんの人工呼吸器のクダを抜くことができました。声が出せるようになり、小さな声で泣くこともできるようになりました。まだ酸素マスクは付けた状態ですが、かなりの進歩です。人工呼吸器を外した後も呼吸は安定しています。
そうくんは調子が悪くて今も人工呼吸器を付けています。状態は安定してきているので、そうくんも明日には人工呼吸器を抜く予定です。
酸素マスクになった、りっちゃんはカンガルーケアが始まりました。生まれたすぐ以来1ヶ月ぶりに抱っこできて本当に嬉しくて、あったかくて感動でした。
これから週2回のペースでカンガルーケアできることになりました。
そうくんも早くカンガルーケアしたいな…
☆
この1ヶ月で体重はそんなに増えてないけど、体のベースが大分整ってきました。
今ではおしゃぶりを口から飛び出る勢いで
ちゅぱちゅぱしたり、手足をバタバタ暴れたり。カワイイ仕草もたくさん見せてくれます。
まだ子猫ぐらいの小さな体でも力強く成長してる2人の生命力に感動する毎日です。
2人を連れて帰れる日を夢見て頑張ります。
これからは、またちょこちょこブログ更新していきたいと思います。
長々と失礼しました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。