9月5日

 

「教科書に載ってない関東大震災」シリーズのコアな部分に

迫ります。

https://ameblo.jp/mikimoto07/entry-12818679828.html

 

のつづきです。

 

 

ですが、地学はあまり好きじゃないので、勉強不足でした。

よく、関東大震災のような首都直下型地震と聞くので

 

震源は東京湾だと思われていますが、本当は東海道線

根府川駅沖の相模灘らしいです。ちょうど相模トラフが

 

動いたことにより起きたと。その本震が11時58分、

その3分後に同じくらいの余震が起き、その震源が

 

東京湾、その10分後に内陸と。

3連発の大きな揺れで10分くらい揺れてたらしいですが、

 

観測機器が破壊されたため、

震源を始め地震波の流れも資料によってまちまちで、

 

よーするに、

正確な位置はわからん!

ようです。

 

 

ちなみに海の下が震源だったため、津波が熱海で12m、

小田原で9mあったらしいです。

 

特に震源に近い小田原はほぼ全滅だったそうです。

おそらくこの近さだと、P波とS波が同時に襲って、

 

いきなりズドーンときたでしょう。

今なら緊急地震速報が揺れてる時に鳴って、

 

今頃「地震です」って、

遅いんだよコノヤロー

と怒鳴りつけてしまうでしょう。

(実際あったし)

 

 

概要はこんな感じだったらしいです。

そして、全然知りませんでしたが、秦野に

 

地震で起きた土砂崩れが沢を堰き止めて

できた湖「震生湖」という湖があるというので

 

これは興味深いとGoogleマップで探すと、

街のはずれにありました。

 

足がなければ行けないところなら、諦めますが

徒歩のコースを出すと「頑張れば行けるよ」の所要時間。

好奇心に突き動かされて秦野まで行ってみました。

 

 

 

しかし秦野って東名の秦野中井IC以外知りません。

何かないのかとmapを見ると、あちこちに湧水が。

 

中には飲める井戸も。

(滅菌などされてない生水なので、飲用は自己責任)

 

 

ちょうど歩くコース近くなので寄りながら

行きますか。と、先日行ってきました。

 

 

湧水めぐりは後日にして震生湖を。

今に始まったことではありませんが、

 

Googleマップの徒歩コースは、

歩ければどこでもいいんかい。という道を指定してきます。

 

地形図がなかったので調べずに行ったら、

住宅街を出ると急な登りの林道。

さらに,これが道かと突っ込みましたよ、

いっつもこーじゃないのって息を切らして歩いていくと、

森の間に湖が。ごくごく普通の山の湖でした。

あちこちに釣り人が。

釣りと紅葉で有名なようです。

 

 

湖畔の歩道をトイレのある方に歩いて行くと、

駐車場が車でいっぱい。一応観光地のようなので。

駐車場に震生湖の説明板があり、入江を渡ったとこに

「登録記念物」の表示が立ってました。

天然の湖とはいえ、災害の産物なので

天然記念物とはいえないでしょう。

 

とはいえ、決壊せずに湖のままでいる非常に珍しいもの。

学術的に貴重なので、文化財としての登録でしょうか。

手付かずで残ったのは、当時は山の中で気づかれなかったのか、

それどころじゃなかったのかというところでしょうか。

 

今なら発見したら、恐らく決壊による2次災害を

防ぐため、貯まった水をポンプで下流に流して、

 

天然の堤防になってる土砂をどかすと思います。

 

 

特異な誕生のいきさつを抜きにすれば

普段は静かな湖ではと。

 

感じとしては多摩や埼玉の人しか通じませんが、

飯能の宮沢湖の先にある鎌北湖に似てるのでは。

 

心霊スポットとしては全国区ですが。

そこは人造湖で手軽に行けるけど、

 

同じように何もないので軽く散策をして帰ってしまうとこが。

 

駐車場に停まってる車のナンバーが

みんな地元でした。

 

わざわざ東京からロマンスカーに乗って、汗だくで

歩いてくるもの好きは、地図や歴史好きぐらいでしょう(笑)

 

 

時間が押した割には、おかわりを行けそうだったので、

震源のそばで、当時地滑りで駅と列車が海に滑り落ちる

 

という大惨事が起き、今も海底にホームやレールが

残ってるという、景観と木造駅舎で有名な「根府川」に

 

5年ぶりに降りてみました。