9月1日
毎朝出勤前に聞いているFMの番組。
今週は100年前の今日起きた、関東大震災にちなんで防災特集でした。
横浜も壊滅したこともあってかニュース並みに掘る掘る。
しかし、100年も前のことだから痕跡など
残っていないんじゃないかと言ってましたし、
戦争遺構はあっても関東大震災の遺構は
石碑くらいしかないと思っていました。
しかし実は「形」として今も残ってるのです。
しかも横浜の観光客が通る道の脇に、
見向きもされずにひっそりと。
場所は、みなとみらい線の日本大通り駅の近く。
一応Googleマップに載ってますが最大に寄せないと
出てきませんでした。
ここ、私も知ってて見に行ったのではなく、
道から引っ込んだ路地みたいなところ。
散策のクセで路地や引っ込みを覗いたのです。
そこには、パーキングなのになぜかレンガが。
不自然すぎる。なんかワケアリに違いない。
と、見に行ってみると囲ってあり説明板とパネルが。
説明は↓
「開通合名会社の煉瓦遺構」は元々あった煉瓦造りの
社屋が関東大震災で倒壊。
その後の復興建築の時、この部分が内部に残され、
建物の解体時に発掘されたと。
知らなかったのも当然で、建物を解体した時、
発掘されたのが2014年と最近だから。
関東大震災まではビルなどは煉瓦造りが
主流でしたが、軒並み倒壊したのでした。
それを機に煉瓦から鉄筋コンクリート造りに
建築物の主流が変わったとか。(旧下入谷小学校のように)
関東大震災の被害と教訓は気象庁の特設サイトに
詳しく書いてあり参考にしましたが、鹿島建設の
「Kajima」レポートの2003年9月の記事は、
さすが建設会社という切り口をかりやすく書いてありましたので、
大いに参考になりました。
https://www.kajima.co.jp/news/digest/sep_2003/tokushu/index-j.htm
記録では最大震度6となってますが、地震計の針が振り切って計測不能に
なっていたり、のちの被害状況などを研究したところ、推定震度7!
東京だけで推定犠牲者10万人強プラス負傷者不明。
その多くが火事と火事と強風で起きた火災旋風という
火の竜巻っていうから恐ろしや。そんなのアニメや映画の世界だけじゃないとは。
反面不思議なのは地震の規模(マグニチュード)
関東大震災は、M7.9に対し、
東日本大震災、M9なとこ。
確かに三陸沖が震源なのに、東京でも震度5強出したし
津波は千葉の太平洋側まで大きな被害を出したっけ。
しかし、それほどのことなのに、
日本史の教科書だと半分のページで、
3学期も押してるので「ここは読んでおくように」と
快速急行のような授業。
そのためFMの番組を聴いたり、今回のために調べたら
「教科書には出てない関東大震災」が、
続々出てくるのでした。だから時間がかかったよ〜。
縄文時代より、近・現代の方が大事なんだから、歴史の授業は
現代からさかのぼる形にすべきだ派なのです。
次回は関東大震災の私的コアだと思うことを。
上野の最終回が〜ですが、知ってる人は知ってるし。と、いいわけ。
もしもの時の防災対策してる?
▼本日限定!ブログスタンプ