4月11日
「耳をすませば」の聖地巡礼散策は
ロータリーで終わりですが、同じ道を戻るのは
面白くないなあ。というわけで、丘の裏側に
回って戻ることにしました。今回は普通の散策です。
そこは乞田川が作った谷で鎌倉街道が通っています。
また、険しくない道で住宅街へのバスが
回り込むように設定されてます。
いろは坂通りは桜ヶ丘ロータリーから先は、
尾根筋の下りのアップダウンのある道になります。
ロータリーあたりまでバスが通っていて、
本数が結構多いです。これは、駅までの不便さを
カバーするためらしいとか。
進むと一際目につくコンクリート造りの要塞建築が。
周りを圧倒するほど目立っていました。
ユニークなのは街のオシャレさを出すためか、
T字路の中央に三角の植え込みがあったりと
個性的な住宅街でした。
坂を降り切ると国道を思わせる4車線の道路にぶつかります。
その道を永山駅の方に下ると愛宕の湧水があり、
鎌倉街道と交差するところで駅に戻る方向に曲がりました。
ここの鎌倉街道は青梅街道と新青梅街道のように、
川沿いの4車線の新道が、現在のメインルートになっています。
鎌倉街道に入ってすぐ、わきに別れる細道があり
これが旧鎌倉街道でした。
一応多摩市の案内には「古道の雰囲気」とありましたが、
市役所への道でもあってか雰囲気はイマイチでした。
ただ、車道と合流する前にアイコンのあった「狼谷戸」へ、
入ってみると、広くはありませんが別世界のような
自然と田園の残る静かな里山が残っています。
この辺りの谷戸は、ニュータウン造成で潰されてしまったので
貴重な場所でしょう。そばの山の方は保存緑地なので、
人工物ばかりの中を歩いてきたのでホッとする場所です。
一息ついて鎌倉街道に戻って、近くのバス停から
「バス代行」で駅に戻りました。
遠そうだったけど意外にあっという間でした。
聖蹟桜ヶ丘散策物語、終わりです。
